トップ写真は、ご覧の通りの野辺山高原の平沢峠ですが、メインは湯川渓谷の氷柱群へと行ってきました!
この時季、八ケ岳連峰の東側の山裾にある長野県南牧村の湯川渓谷に、高さ十数メートルの氷壁や氷柱が出来るのです。
湯川氷柱
この後ご覧に頂きますが、川沿いの滝や岩肌から流れ出る水が厳しい冷え込みで凍り付いたもので、アイスクライミングや写真撮影する人が訪れます。
あまり観光地化してない所が、なかなか良い所でもあります。 
湯川氷柱-001
湯川渓谷に行く前に、野辺山高原の雪景色を楽しみます。
みんな大好き「八ヶ岳ブルー!」と言いたいところですが、残念ながら薄曇りで、眠たーい天気で八ヶ岳の眺望もご覧の通り。

湯川氷柱-002
でも、甲斐駒ヶ岳や北岳など南アルプス山々のスカイラインが綺麗に見えます。

湯川氷柱-003
国立天文台 野辺山宇宙電波観測所は有名ですよね。
観測所のシンボルは、アンテナの直径が45メートルある世界最大級の電波望遠鏡。
「ミリ波」と呼ばれる天体からのかすかな電波をとらえ、世界で初めてブラックホールの存在を証明したことで知られます。
近年は国からの交付金が減り続け、施設の閉鎖や職員削減に加え、電波望遠鏡を動かす電気代の節約のため、観測をやめる日があるなど台所事情は苦しいのです。
ふるさと納税でもしてあげるかな・・・

湯川氷柱-004
車の往来が少ない所は、圧雪になっていなくて、前日降った雪で、ちょっと走り難いね。

湯川氷柱-005
この日は気温もそんなに低くなくて、登りになると暑いぐらいです。
そろそろ、湯川渓谷へと向かいますかね・・・

湯川氷柱-007
目的の氷柱群は、南牧村海尻の国道141号から八ヶ岳方面へ湯川を上流に上がったところにあります。
案内も無く分かりにくい所で、道は狭く、対向車があったらすれ違いできないような山道です。
勾配がややきつくなってくると、道端の岩肌に氷柱が出現してきた。

これだけでも凄い氷柱だけど、これで終わりではなく、まだまだ奥がメインデッシュ!

湯川氷柱-008
林道から湯川に降りる道があり、ここからは、自転車を置いて河原まで降りていきますよー
道はご覧の通りに幅が狭く対向もできないし雪も深いので、皆さんは手前の駐車場に置いて歩いてきます。
圧雪で何とか走れるだろうと、たかをくくっていたけど、新雪かつ深雪なのでスパイクが効きません。
これでは、ファットバイクがマストですね。
乗ったり押したりを繰り返しながら、なんとか河原へ降りる分岐まで来ました。

湯川氷柱-010
この先、奥の方にある大迫力の氷柱を見るには、川を渡渉できる丈の長い長靴が必須です。
加えて、滑らないようにチェーンスパイクも付けて臨戦態勢!
ここからは、ちょっとしたトレッキング!、冬しか見られない風物詩を見に行きましょう。

湯川氷柱-011
ジャーーーン! 氷柱の壁カーテン  スゴッ!
それにしても見事な氷柱です! 大迫力です!

湯川氷柱-012
自然の造景は、何とも不思議で神秘的ですねー

湯川氷柱-013
氷柱の壁に雪が積もってクラゲのよう。

湯川氷柱-014
上流へと奥へと進むと、あちこちに氷の滝、氷柱、氷瀑が見られます。

凄い迫力です! まさにアイスモンスター!
奥にいけばどこもかしこも凍っていて、まるで異世界に迷い込んだようです。

湯川氷柱-015
スゴッ! しか言えない。(語彙が無い・・・ w)
そんなモンスターに登るアイスクライマー。人物が入ると大きさが分かりますね。

湯川氷柱-016
牛首の滝へと来ました。こちらも見事! 左右から氷瀑が迫って来ます。
ここでもクライマーさんが、アイスクライミングを楽しんでおられました。
フォトジェニックな息をのむ美しさですー

湯川氷柱-017
今度は下流の方へ向かうと、これまた岩壁に見事な氷の造形が出現。
岩壁に一面氷に覆われ、わずかな冬の期間でこれほどの情景に。
今しか見ることのできない貴重な現象は圧巻! 素晴らしいです。

湯川氷柱-018
青空で太陽光が差していたら、更にキレイなんだろうね。
馬鹿ほど写真を撮りましたが、同じような写真をアップしてもしょうがないのでこの位で・・・

長野県南牧村の湯川渓谷の氷柱群。
看板も無ければ整備もされてないので、ありのままの大自然かつ天然の氷柱。
苦労して行く、一見の価値ありですぞ!