さてさて大分サイクルジャーニーの2日目は、別府から由布岳の麓、由布院を抜け、迎える九重連山を望む壮大なスケールの絶景ロード「やまなみハイウェイ」を駆け抜けるよ!
大分と熊本の県境を連なる九重連山。標高1700m級の山々の総称として呼ばれています。
その雄大な大パノラマを望みながら走る「やまなみハイウェイ」は絶景ロート間違いなし!
元は、有料道路だったのが1994年に無料化されてから、サイクリストに注目された道。
学生時代に走らなかった、いや、走れなかった道なのです。
本当は阿蘇まで抜けて、翌日、熊本空港から帰りたかったのですが、予約が取れなかったので、この日も別府泊りです。
やまなみハイウェイを往復するには距離があるので、温泉と絶景路を堪能したかったので、部分的に「九州横断バス」でバス輪行しました。
まずは、のっけから九重連山がドーーン!
「あと少し、あと少し」と言い聞かせながら走っているうちに周囲が平たん基調になり、草原が地帯があらわれる。目の前の坂を上りきると、真っすぐな道のその先に九重の山々・・・!
長者原へ来ると、平坦基調で視界も開けているのでやまなみハイウェイで最も気持ちよく走れる区間。
九州最高峰の中岳など「九州の屋根」と称される山々をバックに草原地帯を貫く直線を快走できる、やまなみハイウェイのハイライトともいえるスポットだ。
お約束の「長者原」の看板とコラボ写真は、看板前に駐車されていてNGでザンネン
九重町は「九重九湯」と言われる日本屈指の温泉密集地帯。付近は筋湯温泉・長者原温泉など、様々な特色を持った温泉が点在しています♨
そんな中から、前々から行きたかった「地獄の名湯」への挑戦と「日本一のうたせ湯」での癒しに "一湯入魂" です!
一湯目は、寒の地獄温泉「寒の地獄旅館」です。
歴史は古く開湯は1849年頃と言われています。寒の地獄、文字の通り冷たい温泉(冷泉)です。
温泉法では、25℃以上のものを「温泉」と定めています。25℃に満たないものでも、ある一定の成分が規定値を越えて含まれている場合は「温泉」として定められ、その場合は「冷鉱泉」と呼ばれます。
寒の地獄温泉には暖かい温泉もありますが、冷泉は夏場だけ開湯されているレアな温泉?冷泉なのです。
浴室は混浴で水着を着用して入浴。泉質は弱酸性の単純硫黄冷鉱泉。
13~14度の冷泉は、入った瞬間「冷たっ!」いというよりも「痛っ!」といった感じで、強い刺激を感じます。
この刺激は含有薬分のためだそうだ。概ね3分ほど経つと肌と冷泉が馴染み、痛さが急激に減少します。
その後、体温が奪われるために震えが始まります。震えだしたら別室の暖房室へ移動。
暖房室へ移動の際は、タオルで体を拭かないことが重要。体に付着した冷泉の薬効成分を落とすのは効能を減少させるからなのです。
そして「寒ぅー」と言いながら暖房室で体を温めます。ブルブルっ~
体に付着した温泉成分をあぶり込む様に体を乾燥させるのが、温泉効果を高めるためのコツ。
冷泉入浴と暖を取ることを2~3回程度繰り返すと、より効果的だとか。
この冷温浴を繰り返すと、驚くほど体がシャキッと引き締まり、リフレッシュできます。
また免疫力増加にもつながり、風邪を引きにくくなるとも言い伝えられています。コロナ免疫にも効くかな?
いゃー、いい体験をさせてもらいましたー ♨
やまなみハイウェイの最高標高地点1330mの牧ノ戸峠に到着!
ここは、九州最高峰の中岳(1791m)などの登山口にもなっているので、トレッキングの方が多いのと、駐車場が満車なので、延々と路駐が多くて走りにくいです。
熊本県境近くにある「やまなみハイウェイ展望台」から望む阿蘇連山の山々。
見下ろす瀬の本高原、遠方には阿蘇五岳が、中岳からの噴煙も見えてますねー(中央からやや右の辺り)
阿蘇へとダウンヒルしたいところですが、ここで折り返すことに。
そして二湯目は、牧ノ戸峠から西へと下って行った先に、突如と現れる「筋湯温泉」へと。
山峡に個性溢れる宿が30件近く点在し、1000年以上の長い歴史を誇る温泉郷です。
開湯は958年にまで遡り、温泉地として開かれたのは1658年になるそうです。
念願かなって日本一の「うたせ湯」の共同湯。2mの高さから落ちる18本のうたせ湯が自慢の施設です。
入口横にある券売機でメダルを購入し中に入ると、大きな音と白い湯気に包まれている。
レンズが曇ってぼやけていますが・・・
「筋湯」という名の由来は、白壁造りでどっしりと建てられたここの共同湯が由来です。
2mの高さから湯が落ちる「日本一のうたせ湯」の異名を遂げ「筋肉をほぐす湯」として、また、肩こりなど「筋の病に効く」ということから「筋湯」と呼ばれるようになりました。
筋湯の奥まったところにある露天風呂「岩ん湯」にもうたせ湯が設置してあり、男女日替わりの湯となっています。ちょうどこの日は、男湯の日でラッキーです。
筋湯温泉の外湯で唯一の露天風呂であり、外の風景を眺めながらうたせ湯を楽しむことが出来ますよ。
小さいですが、趣のある美しい共同湯です。 終始独泉状態!
いつまでも一人で湯に揺られ、湯に打たれて過ごしていたいと感じる程の、居心地の良さ温泉でした 。
いゃー、寒の地獄といい、うたせ湯といい、いずれもヘタレサイクリストが癒されるいいお湯でした~ ♨
温泉に癒されて「もう走るのいいゃ!」となりかけましたが、まだまだ「くじゅう」の景色を楽しますよ~
泉水山の麓をぐるっと周る通称「泉水グリーンロード」を走ると、目の前に涌蓋山が見えてきます。
形が富士山に似ているために「小国富士」と呼ばれます。
作家・川端康成の小説「波千鳥」の中で「ほんとうに美しい夢の国がここに浮かんだような高原でした」と表現した辺りがここいらだと思う。
春の野焼き後、草花が一斉に咲き誇り、その後、緑が濃くなり一面の草原となる。
夏が終わると、この先、一面に銀色に輝くススキの穂がたなびく。そんな美しい情景の中でも走りたいものですね。
地元のサイクリストに聞くと「やまなみハイウェイ」もいいけれど、対する「ぐるっとくじゅう周遊道路」の方が交通量が少なくて、変化に富んでいて良いという。
確かに風景が東西南北で全く異なり、じてんしゃ旅的な走り応えも十分という申し分のないルートと頷ける。
四季折々の表情を見せる高原や牧場、温泉などを巡る、自然風景と合わせて見所いっぱいのルート。
「ぐるっとくじゅう周遊道路」文字通りぐるっと一周するので、起点は各自が自由に決めればよい。
地元に住んでいたら、四季折々の景色が楽しめるんだろうなぁー
やまなみハイウェイで、九重連山の絶景と双璧の由布岳へと・・・
由布岳の麓にある、狭霧台(さぎりだい)からの眺めです。
熊本地震で一時期使用が制限されていましたがその後に復活!
ここからは由布岳と眼下に広がる由布院盆地を見渡せます。
早朝には、由布院盆地が霧で隠れる朝霧も見ることができるとか。そんな風景も見てみたいものですね。
志賀草津道路の横手山あたりから見る風景に似てる・・・?
由布岳は「豊後富士」という愛称もあるほどの美しい形をしている。
特に緑一色の草原が広がる風景と青空、ため息が出るなー
これから秋が深まって、ススキや紅葉の景色もこれまたいいんだろうね。
いゃー 圧巻!!
由布岳の頂に手が届きそうで、まるで空中散歩しているような感覚に・・・
目の前に由布岳を望める絶好のロケーション!
左側の眼下には由布院の街並みが広がる。狭霧台よりはるかに標高が高いのでさらに眺めがいい。
黄緑色に覆われた由布岳と青空が最の高!、素の敵!、大の勝利~
どうですかこの絶景!! 何の障害物もない壮大なワインディングロード!
九州の高原地帯を縦貫しており、九州の絶景が凝縮した道と言っても過言でない。
非常に多彩なロケーションを楽しめる事も大きなポイント。
まさに日本を代表するキングオブ絶景道「やまなみハイウェイ」です。
自転車・バイク・徒歩といったあらゆる旅人の聖地とも言える道ですね!
最終日は、源泉数、湧出量がともに日本一で、日本の10分の1の源泉が集まる別府温泉めぐりです。
次の記事「息をのむ絶景といい湯を求めて★別府温泉」へと続きます!♨
大分と熊本の県境を連なる九重連山。標高1700m級の山々の総称として呼ばれています。
その雄大な大パノラマを望みながら走る「やまなみハイウェイ」は絶景ロート間違いなし!
元は、有料道路だったのが1994年に無料化されてから、サイクリストに注目された道。
学生時代に走らなかった、いや、走れなかった道なのです。
本当は阿蘇まで抜けて、翌日、熊本空港から帰りたかったのですが、予約が取れなかったので、この日も別府泊りです。
やまなみハイウェイを往復するには距離があるので、温泉と絶景路を堪能したかったので、部分的に「九州横断バス」でバス輪行しました。
まずは、のっけから九重連山がドーーン!
「あと少し、あと少し」と言い聞かせながら走っているうちに周囲が平たん基調になり、草原が地帯があらわれる。目の前の坂を上りきると、真っすぐな道のその先に九重の山々・・・!
長者原へ来ると、平坦基調で視界も開けているのでやまなみハイウェイで最も気持ちよく走れる区間。
九州最高峰の中岳など「九州の屋根」と称される山々をバックに草原地帯を貫く直線を快走できる、やまなみハイウェイのハイライトともいえるスポットだ。
お約束の「長者原」の看板とコラボ写真は、看板前に駐車されていてNGでザンネン
九重町は「九重九湯」と言われる日本屈指の温泉密集地帯。付近は筋湯温泉・長者原温泉など、様々な特色を持った温泉が点在しています♨
そんな中から、前々から行きたかった「地獄の名湯」への挑戦と「日本一のうたせ湯」での癒しに "一湯入魂" です!
一湯目は、寒の地獄温泉「寒の地獄旅館」です。
歴史は古く開湯は1849年頃と言われています。寒の地獄、文字の通り冷たい温泉(冷泉)です。
温泉法では、25℃以上のものを「温泉」と定めています。25℃に満たないものでも、ある一定の成分が規定値を越えて含まれている場合は「温泉」として定められ、その場合は「冷鉱泉」と呼ばれます。
寒の地獄温泉には暖かい温泉もありますが、冷泉は夏場だけ開湯されているレアな温泉?冷泉なのです。
浴室は混浴で水着を着用して入浴。泉質は弱酸性の単純硫黄冷鉱泉。
13~14度の冷泉は、入った瞬間「冷たっ!」いというよりも「痛っ!」といった感じで、強い刺激を感じます。
この刺激は含有薬分のためだそうだ。概ね3分ほど経つと肌と冷泉が馴染み、痛さが急激に減少します。
その後、体温が奪われるために震えが始まります。震えだしたら別室の暖房室へ移動。
暖房室へ移動の際は、タオルで体を拭かないことが重要。体に付着した冷泉の薬効成分を落とすのは効能を減少させるからなのです。
そして「寒ぅー」と言いながら暖房室で体を温めます。ブルブルっ~
体に付着した温泉成分をあぶり込む様に体を乾燥させるのが、温泉効果を高めるためのコツ。
冷泉入浴と暖を取ることを2~3回程度繰り返すと、より効果的だとか。
この冷温浴を繰り返すと、驚くほど体がシャキッと引き締まり、リフレッシュできます。
また免疫力増加にもつながり、風邪を引きにくくなるとも言い伝えられています。コロナ免疫にも効くかな?
いゃー、いい体験をさせてもらいましたー ♨
やまなみハイウェイの最高標高地点1330mの牧ノ戸峠に到着!
ここは、九州最高峰の中岳(1791m)などの登山口にもなっているので、トレッキングの方が多いのと、駐車場が満車なので、延々と路駐が多くて走りにくいです。
熊本県境近くにある「やまなみハイウェイ展望台」から望む阿蘇連山の山々。
見下ろす瀬の本高原、遠方には阿蘇五岳が、中岳からの噴煙も見えてますねー(中央からやや右の辺り)
阿蘇へとダウンヒルしたいところですが、ここで折り返すことに。
そして二湯目は、牧ノ戸峠から西へと下って行った先に、突如と現れる「筋湯温泉」へと。
山峡に個性溢れる宿が30件近く点在し、1000年以上の長い歴史を誇る温泉郷です。
開湯は958年にまで遡り、温泉地として開かれたのは1658年になるそうです。
念願かなって日本一の「うたせ湯」の共同湯。2mの高さから落ちる18本のうたせ湯が自慢の施設です。
入口横にある券売機でメダルを購入し中に入ると、大きな音と白い湯気に包まれている。
レンズが曇ってぼやけていますが・・・
「筋湯」という名の由来は、白壁造りでどっしりと建てられたここの共同湯が由来です。
2mの高さから湯が落ちる「日本一のうたせ湯」の異名を遂げ「筋肉をほぐす湯」として、また、肩こりなど「筋の病に効く」ということから「筋湯」と呼ばれるようになりました。
筋湯の奥まったところにある露天風呂「岩ん湯」にもうたせ湯が設置してあり、男女日替わりの湯となっています。ちょうどこの日は、男湯の日でラッキーです。
筋湯温泉の外湯で唯一の露天風呂であり、外の風景を眺めながらうたせ湯を楽しむことが出来ますよ。
小さいですが、趣のある美しい共同湯です。 終始独泉状態!
いつまでも一人で湯に揺られ、湯に打たれて過ごしていたいと感じる程の、居心地の良さ温泉でした 。
いゃー、寒の地獄といい、うたせ湯といい、いずれもヘタレサイクリストが癒されるいいお湯でした~ ♨
温泉に癒されて「もう走るのいいゃ!」となりかけましたが、まだまだ「くじゅう」の景色を楽しますよ~
泉水山の麓をぐるっと周る通称「泉水グリーンロード」を走ると、目の前に涌蓋山が見えてきます。
形が富士山に似ているために「小国富士」と呼ばれます。
作家・川端康成の小説「波千鳥」の中で「ほんとうに美しい夢の国がここに浮かんだような高原でした」と表現した辺りがここいらだと思う。
春の野焼き後、草花が一斉に咲き誇り、その後、緑が濃くなり一面の草原となる。
夏が終わると、この先、一面に銀色に輝くススキの穂がたなびく。そんな美しい情景の中でも走りたいものですね。
地元のサイクリストに聞くと「やまなみハイウェイ」もいいけれど、対する「ぐるっとくじゅう周遊道路」の方が交通量が少なくて、変化に富んでいて良いという。
確かに風景が東西南北で全く異なり、じてんしゃ旅的な走り応えも十分という申し分のないルートと頷ける。
四季折々の表情を見せる高原や牧場、温泉などを巡る、自然風景と合わせて見所いっぱいのルート。
「ぐるっとくじゅう周遊道路」文字通りぐるっと一周するので、起点は各自が自由に決めればよい。
地元に住んでいたら、四季折々の景色が楽しめるんだろうなぁー
やまなみハイウェイで、九重連山の絶景と双璧の由布岳へと・・・
由布岳の麓にある、狭霧台(さぎりだい)からの眺めです。
熊本地震で一時期使用が制限されていましたがその後に復活!
ここからは由布岳と眼下に広がる由布院盆地を見渡せます。
早朝には、由布院盆地が霧で隠れる朝霧も見ることができるとか。そんな風景も見てみたいものですね。
志賀草津道路の横手山あたりから見る風景に似てる・・・?
由布岳は「豊後富士」という愛称もあるほどの美しい形をしている。
特に緑一色の草原が広がる風景と青空、ため息が出るなー
これから秋が深まって、ススキや紅葉の景色もこれまたいいんだろうね。
いゃー 圧巻!!
由布岳の頂に手が届きそうで、まるで空中散歩しているような感覚に・・・
目の前に由布岳を望める絶好のロケーション!
左側の眼下には由布院の街並みが広がる。狭霧台よりはるかに標高が高いのでさらに眺めがいい。
黄緑色に覆われた由布岳と青空が最の高!、素の敵!、大の勝利~
どうですかこの絶景!! 何の障害物もない壮大なワインディングロード!
九州の高原地帯を縦貫しており、九州の絶景が凝縮した道と言っても過言でない。
非常に多彩なロケーションを楽しめる事も大きなポイント。
まさに日本を代表するキングオブ絶景道「やまなみハイウェイ」です。
自転車・バイク・徒歩といったあらゆる旅人の聖地とも言える道ですね!
最終日は、源泉数、湧出量がともに日本一で、日本の10分の1の源泉が集まる別府温泉めぐりです。
次の記事「息をのむ絶景といい湯を求めて★別府温泉」へと続きます!♨