初日は「蝦夷富士」と呼ばれる羊蹄山をグルっと一周する「ヨウテイイチ」(こんな呼び方あるのか?)と、エコーラインを組み合わせたルート、
翌目は、ニセコパノラマラインから積丹半島の海岸線を時計回りとするルートを走ってきました!!
まずは、ニセコ・羊蹄山周遊での美しさを堪能した様子を備忘録しておくかな・・・
山裾がきれいに広がる羊蹄山。北海道の富士山「蝦夷富士」とも呼ばれています。
裾野の周りに広がる畑や牧草、北海道らしい風景に羊蹄山のシルエットがとてもいいアクセント。
当たり前の北海道の風景が、羊蹄山の山容が入るだけでフォトジェニックになるんだよねー ♪
再度、8月初旬に計画するものの、梅雨の無い北海道ですが、これまた雨続きで泣く泣く中止することに。
なんだかなぁーと諦めていたところに、たまたまネットを見ていたら・・・、
- 紹介者 「往復航空券とニセコの温泉ホテル一泊、朝夕食をお付けしてなんと4万4千円!」
- (効果音) オオぅー (奥様ボイス) 、パチパチ(拍手)
- 司会者 「ええ!?そんなに安くて大丈夫なんですか?」
- 紹介者 「はい、決して損はさせません。」
- 紹介者 「しかも、GO TOトラベルで最大1万4千円割引で、3万円!」
- 司会者 「テレビの前の皆さん。こんなチャンスは滅多にありませんよ。さぁ今すぐお電話を!」
そんなことで急遽、出発の二日前にポチっと。
太平洋高気圧も延びてきて、ちょうど天気も良さそうで期待が大きいぞ!
ニセコや積丹半島は、個人的な旅行を含めて未開の地、今回、初めて訪れる地です。
何を隠そう(隠す話ではありませんがw)、学生時代に北海道内を1か月弱程かけて自転車旅をしたのですが、そこはやはり「でっかいどう、北海道!」(古ぅー w)で、ニセコ及び積丹半島をはじめ道南が回り切れなくて未走の地でした。
中でも、積丹半島は今では道路がキレイに整備されていますが、当時は、道路が連続していなくてブツ切れだったし、舗装もされていないいわゆる「酷道」で、寄り付けなくて走るのが困難だったのです。
この先、いつ走れるかわからないし、学生時代に置き忘れた思い出を復活するための今回の旅でもあるのです。
始発便で、公共交通機関も動いていない時間帯、コロナ禍の影響もあってか、羽田空港ターミナルは、こんな感じで人もまばらでガラガラ。でも、機内はほぼ満席!
初日の行程を効率よく回るために、新千歳空港でレンタカーを借りて、ニセコで乗り捨てです。
新千歳空港からは、約80kmの距離。約1時間半で羊蹄山麓に着きます。
レンタカー代+ガソリン代で約4千円ですが、時間をお金で買うと思えば安いものです。
そんなことで、家を出てその日の10時から「ヨウテイイチ」のスタートです! 日本せまし!? w
初日のルートは、TABIRIN(たびりん)の「羊蹄山1周ぐるりコース」と「ニセコヒルクライム周遊コース」を参考にして組み合わせたルートを設定。
そのシルエットの美しさから「蝦夷富士」として知られる羊蹄山。
アイヌ民族が「マチネシリ(女の山)」と呼び崇めていた山なのです。
女性らしい気品が引き出され、男性を振り向かせるパワーをもたらすと信じられています。
そう、何度も振り向きましたよー
北海道にある3つの「名水百選」のひとつ、「羊蹄のふきだし湧水」です。
羊蹄山に降った雨や雪が溶岩や火山灰の中に浸み込み、数十年の歳月をかけてろ過・浄化され、ミネラルたっぷりの水へと生まれ変わります。
湧水量は約8万t/日で国内でも最大級。その水温は年間を通じ6.5℃に安定しています。
湧出口周辺は冷たい水の蒸気が舞っており、ヒンヤリしていてマイナスイオンたっぷりのスポット。
豊富な湧き水はもちろん無料!地域住民だけでなく多くの観光客が、ペットボトルやポリタンクに大量に汲んで持ち帰っていました。
隣接して湧き水口を見下ろす場所に、54体もある「三十三番観音像」があり、パワースポット的な雰囲気が漂っています。
強力なパワーを持つ観音様の数々、多くのパワーを頂いた感じです・・・
望羊の丘は道道784号線の南側、京極町営牧場へ繋がる農道からの羊蹄山が望める、文字通り「望洋の丘」からの絶景です。
あまり知られてなく観光客も訪れない穴場的絶景スポットになっています。
国道276号から約5㎞離れた所にあり、牧場に近づくにつれて道が細くダートになるので要注意です。
いゃー、ここから眺める羊蹄山の景色はとても画になりますねー
視界に入りきらない晩夏が、目の前に広がっていました…
ランチは、目の前に羊蹄山が見えるお店「名水うどん野々傘」へ。
うどん作りの際に使われるのは、もちろんミネラルたっぷり羊蹄山の湧水。
また北海道産小麦を100%使用して、出汁は鰹や昆布の乾物からじっくり煮出したこだわりの逸品!
あっさりと、梅ぶっかけと、天婦羅の盛り合わせを頂きました。ごちそうさまでした!
羊蹄山に向かってまっすぐ延びる道がとても綺麗です。
広々とした風景の中で味わう澄んだ空気と、涼しい風の中で走るなんて贅沢なこと!
これだけで、健康寿命がちょっぴり延びたような気分になりますねー ♪
そして、倶知安町ひらふ地区にある尻別川の刻んだ谷を跨ぐ「サンモリッツ大橋」へ。
橋の名は、ニセコ山系が「東洋のサンモリッツ」と称されることにちなんだそうだ。
バックに容姿端麗の羊蹄山、紅葉の季節や冠雪した冬景色もさぞかしい綺麗なんだろうなぁー
ヨウテイイチを走り終えて、道道58号倶知安ニセコ線「通称:エコーライン」へとヒルクライムです。
ニセコアンヌプリとイワオヌプリの麓を駆け抜けていく、ニセコの大自然・高山植物を楽しめるルート。
倶知安駅の方から登って行くにつれて、だんだんと道幅が狭くなり、両側の木々も高くなってきてうっそうとしてくる。
正面にニセコアンヌプリが見えてきて、いい感じの写真スポットなのですが、クマが出て来やしないかとヒヤヒヤものです。ガサ♪ガサ!と音がすると、ドキッ! なんだか怖くて写真を撮るのもそそくさです・・・w
そして、登りが終わりに近づいてくると、イワオヌプリが出迎えてくれる。
山名の由来は、アイヌ語のイワヲ・ヌプリ(硫黄・山)からきています。
かつて硫黄が採掘されていたことから硫黄山とも呼ばれています。
山頂部は火山活動によって生じた溶岩円頂丘となっているようですが、ここからは分からんなぁー
ニセコ町に入ってくると、この先はダウンヒルで気持ちいい景色の中を快走~!
途中で振り返ると、ニセコアンヌプリがドッカーンとその雄大な景色が・・・
ニセコとは、アイヌ語で「切り立った崖」、ヌプリとは「山」という意味があります。
なので、ニセコアンヌプリは「切り立った崖がある山」という意味になりますね。
こんな広大な樹林帯を望みながらのダウンヒル!
もう思わず「ひぇー!気持ちいいー!」と叫びながら走りましたよ... (^^♪
そして今宵の宿に到着!一人しか泊まらないのに、ジュニアスイートにしてもらえたよ。ラッキー♪
そして、ヨウテイイチ&エコーラインで快走を満喫した後の楽しみは、何と言っても温泉!
緑の山々を眺めながら露天風呂につかれば身も心も芯からほぐれていきます。
写真は混浴露天風呂ですが、ザンネン?w ながら女性は湯浴み着を着用です。
翌日の朝も早いので、お酒の量もほどほどにして・・・ おやすみなさい…..
そして翌日は、「ニセコパノラマライン」と「シャコタンブルー」へと続きます・・・