どこまでも続くなだらなか丘の風景、北海道美瑛町。
どこを訪れても絵になる風景がいっぱい!
3年ぶりに、雄大な美瑛の丘の絶景を巡ってきました・・・
美瑛の丘
美瑛と聞いてまず思い描くのは、美しい丘に広がるパッチワークのような田園風景ではないでしょうか?
そう!この町には、ここが日本であることを忘れてしまうような絶景があちらこちらに広がっているのです!
美瑛の丘-001
北海道でも、大人気の観光スポット「美瑛」。
プロカメラマンが住み着くほど、四季折々の美しい風景を見せてくれる自然あふれる町なのです。

美瑛の丘-002
一面に広がる緑と青空のコントラストが、とても美しい景色を織りなしています。
前回走ったのは、2015年7月の暑い最中! 麦畑も黄金色になっていた季節。
今回はもう少し涼しい時に走りたかったのと、緑の麦畑のパッチワークを見たかったからなのです・・・

美瑛の丘-003
マイナースポットかもしれませんが、このダムの佇まいと、ちょっと雲に覆われていますが十勝岳連山との景色がいい感じ。

美瑛の丘-004
へダルを回すのを止めると、聞こえてくるのは、風の音。
そしてその風に揺れる木々の音、遠くでやっと、農機具の音がする…そんな空間です。
もちろん空気は澄み渡り、ただそこにいるだけで心まで洗われる気がしてきます。

美瑛の丘-005
北海道で見るルピナスの群生は圧巻です。
6月の今頃では、あちこちで見かける色とりどりの鮮やかな花。
形もユニークで、まるでとうもろこしのよう。
背が高く、見た目が藤を逆さから見ているようなので、別名「のぼり藤」とも言われています。

美瑛の丘-006
まるでその群生は、蝋で作ったかのような美しさ。
硬い花のような印象を受けますが近くで見ると、花は蝶々の形をした、中が空洞になっているとても繊細な花なのがわかります。

美瑛の丘-007
なだらかな丘の中にポツンと現れる、可愛らしい赤い屋根の家。とても絵になるね ♪
写真を撮ることに夢中になって、畑に入ってしまわないように注意です!

美瑛の丘-008
道路沿いの多くは畑など農家さんの私有地なので入ることはできませんが、展望スポットなら安心して絶景を楽しめます。

美瑛の丘-009
夏になると畑は緑になり、秋が近づくと稲穂が黄金に。
丘の傾斜がまた素敵で、北海道らしい癒される風景が広がります。
そんな風景を堪能するなら自転車での移動がオススメ。
どこに向かうにもその場所その場所で絵になる風景が楽しめるからです。

美瑛の丘-010
視界の開けた丘の上から、雄大な景色を眺められる美瑛のビュースポット!どこまでも続く気持ちの良い田園風景はもちろん、夕焼けの美しさも素晴らしいです。
赤やオレンジに照らされた美瑛の丘は、青空の下とは異なる趣で味わい深いですよ。

美瑛の丘-011
踏み切り通過時のワンショット! JR富良野線の美馬牛あたりの直線路。
かつて、とある昔アイドルが線路内で写真を撮ったことが話題になりましたが・・・ (^^;;
このあたりは線路の両脇は防雪林となっている。

美瑛の丘-012
1998年から運行している観光列車ノロッコ号。
車名の「ノロッコ」とは、「ノロノロ」と「トロッコ」を組み合わせて命名されたもです。
旭川~美瑛~富良野をのんびり走るレトロな列車の大きな窓からは、丘のパッチワーク、夏のラベンダーやひまわり、秋の稲穂と四季折々の風景を楽しめるのです。

美瑛の丘-013
ノスタルジックな気分に浸れるスポットも多く、テレビコマーシャルをはじめ、ミュージックビデオなどにも、美瑛の風景が使用されてます。
ヨーロッパの風景のイメージと重ねて、異国情緒漂う北海道 ! と思ったりしたり・・・

美瑛の丘-014
旭川空港をテイクオフした飛行機雲が、前の写真から水平飛行へと。
自転車で走り回るとよくわかる空気の感じ方。
丘の上をそよぐ風、花や土の香り。
五感で美瑛の自然を感じられるのは何と言っても自転車です!

美瑛の丘-015
美瑛に行くなら、ぜひ訪れてほしいのが「拓真館」。
海外の人にもその作品が知られているという、風景写真家の故前田真三氏が開設した個人写真展示館。
小学校の跡地を活用したもので、風景写真の勉強になる学習スポットとしても人気。
拓真館を見学したあとは、ぜひ建物奥にある「白樺回廊」へ。
マイナスイオンたっぷりで心がリフレッシュ!🌿
ゆったりとした美瑛の時間を散策できるはず・・・

美瑛の丘-016
好みのビューポイントを探すのも、楽しみのひとつ。

美瑛の丘-017
一度訪れれば、多くの写真家たちがこの地に足を運び、さらには定住するに至る人も多い理由がわかる。
景色好き、写真好きな方にはもちろん、北海道らしい大自然を満喫したい方にも全力でオススメできるのが、この美瑛なのです

美瑛の丘-018
タバコのコマーシャルが縁で名づけられた「マイルドセブンの丘」。
緑の丘とカラマツ林のコントラストが素敵なビュースポット。ロケ地スポットのなかでも人気な場所です。
私有地のため、木のそばまでは行けませんが、丘の周辺からさまざまな角度で景色を堪能できます。
以前に来たときよりも葉があまり出てなくて、スカスカ気味ですね。

美瑛の丘-019
いゃー空が広い!広い空は心の状態に様々な影響を与えているように感じます。
空を見上げた時、地平線と空の間に邪魔なものがないと、目の錯覚で空が近く見える現象が起こります。これは空を平らに見ようとする先入観なのです。

美瑛の丘-020
名前がついていない木だって、小道だって、すべてが「美瑛っぽい」景色なのです。
いいことばかりの自転車ですが、1つだけお願いしたいこと。
それは畑や私有地に勝手に入らないこと。
美瑛の丘は農家の方が大切に作物を育てているから美しいのです。

美瑛の丘-021
仲良く並んだカシワの木。その姿はまるでお父さんとお母さんの間に子どもがいるよう。
雨の日も雪の日も仲良く経っているその姿から「親子の木」と名付けられました。
前回走った後の2015年10月に、強風で小さな木が倒れてしまいましたが、翌年2016年約9メートルのカシワの木が植樹されました。

美瑛の丘-022
日産自動車がケンとメリーのスカイラインというキャッチフレーズで長期にわたりCMで使っていたことから、有名になった木です。

美瑛の丘-023
どのルートを通っても、どこを訪れても絵になる場面がいくつもあります。

美瑛の丘-024
美瑛の丘を巡るポタリング、いかがでしたか?
自分好みの景色に出会えると、また楽しいものです ♪
さぁーて、今宵は美瑛に泊まり、翌日は十勝岳ヒルクライムです!