今日12日の気温は昨日よりも大幅ダウン。明日も全国的に厳しい寒さになりそうです。
本格的な春が待ち遠しい今日この頃、いつになったら寒さから抜け出せるのでしょうかね?
蝋梅と白梅
今日は、ちょっとは春を感じようと、綺麗なロウバイと梅を愛でながら、早春を楽しんできました!
冷たい風も強く吹いていたので、風を除けながら里山をポタポタ・・・

まだまだメジャーではないですが、松田町寄(やどりき)に、日本最大級といわれるロウバイ園があり、2万本以上のロウバイが植えられています。
自転車で行く場合は、県道710号線から行くよりも、土佐原林道を経由して、山側からロウバイ園へ下っていったほうがアクセスがいいと思います。

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久しぶりの土佐原林道。
延長が長くなったのか?短くなったのか?わかりませんが、表記が変わってますね。

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黄金色のロウバイが咲く様子は、桃源郷ならぬロウバイ郷とでも言えるでしょうか?
ロウバイ園は山の中腹にあり、途中に広がるお茶畑や山の景色を楽しむことができる。
山里の綺麗な空気を体いっぱい吸い込んで、のんびりポタポタ。
特有の甘い香りが園内を漂い、まさに知る人ぞ知る「絶景」です!

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ロウバイは地元の方々が2006年に荒廃地を整備し、その後、地域貢献を目的に、寄中学校卒業生が250本のロウバイを記念植樹したのが始まりとか。

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ロウバイは12月から2月の真冬に小さい黄色い花を咲かせる、中国原産の落葉低木。

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ロウバイの名の由来は、梅に似た黄色い半透明のつやのある花が蝋細工の様である事から、その名が付いたと言われています(諸説ありますが・・・)。

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英名は「winter sweet(ウインター スウィート)」 といいます。
訳すると甘い冬 になるでしょうか。その名の通り、あたり一面に甘~い香りが漂っていましたよ!
その香りは、鎮静作用、精神安定効果、空気清浄などのアロマセラピーの効果もあるとか・・・


ロウバイ園を後にして、次なるは、曽我梅林へ。

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小田原西部地域にある、日本でも有数の梅見スポット!
中河原梅林、原梅林、別所梅林の3梅林を総称して曽我梅林と呼んでいます。
その総面積は、なんと東京ドーム約10個分!

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歴史が古く、曽我梅林の梅は、もともと兵糧用として、約600年前に北条氏が城下町に梅を植えたのがはじまりです。江戸時代になると、小田原は東海道の箱根越えをする旅人達の宿場町となり、梅は弁当の腐敗防止や健康食品としての薬効があり、旅人に大変重宝されました。
そんなことから、より多くの梅が植えられ、現在では3万5千本もの梅の木があります。

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食用梅の生産が目的のため、その殆どが白い花の白梅になっています。

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白い花が可憐な十郎をはじめとして、白加賀、杉田など多くの白梅がありますが、
観賞用の紅梅や豪華なしだれ梅も、町中のいたるところで楽しむこともできますよ。

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春の到来を告げる花「ロウバイ」と「梅」。
これらの花の甘い香りを嗅ぐと、暖かい春の到来が近いということを感じさせられます。
そして、これらの芳香は、日々の生活に「やすらぎ」を与えてくれるかと・・・・