11月~12月、ダイコン出荷量日本一の三浦半島に緑の絨毯が敷き詰められる。
そんなダイコン畑の風景を見ながら走り回ってみました・・・

三浦市はダイコンの産地として全国的に有名で、
ここ数年、全国市町村別生産額順位で、絶えず1位か2位を誇っています。
11月採りから始まって、12月、1月、2月、3月の五作型で栽培されています。
三浦半島で栽培されたものを「三浦ダイコン」と思っている方も多いのでは?
でも、それは間違った考えですぞ。

三浦半島でのダイコンの歴史は古くて、寛永年間から栽培されていて、大正14年に三浦産のダイコンが「三浦ダイコン」と命名されて以来、三浦特産の冬ダイコンの代名詞となりました。
しかし、昭和54年の大型台風により、三浦ダイコンが大きな被害を受けたのを契機に、「青首ダイコン」が三浦のダイコンの座を取って替るようになったのです。
甘みと小振りなサイズが消費者ニーズに合い、三浦ダイコンに比べ栽培が容易で多く収穫でき、
軽量で作業が省力されるということから、現在は、ダイコンの総出荷の99%が青首ダイコンになっています。
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(モバイルの方は、クリックでスライドショーになります)
夏の三浦海岸は、海の家も多く出店し、海水浴客で賑わいます。
一方、冬の三浦海岸は夏の景色とは違って、冬の三浦半島の風物「大根干し」のカーテンが見られます!
天気干しされた三浦大根はたくあんとして、この状態で約1週間干されていきます。
寒い中ですが、砂浜で干すので風通しが良く、暖かいので凍る事もないのです。

世の中何もかも変わりましたが、三浦半島のダイコン畑や冬の風物詩「大根干し」のカーテン、
今も昔と変わらぬ三浦半島の、いつまでも残したい風景ですね…