梅雨入りしたものの、梅雨前線がなかなか北上せずに、梅雨の晴れ間の広がる日が多い。
比較的乾いた空気に包まれて、梅雨らしさを実感する日はあまりありませんね。
そんな中、激坂で有名な「ツール・ド・美ヶ原」のコースである「美ヶ原スカイライン」、そして、「美ヶ原高原道路」をゆるポタして、美ヶ原高原へと絶景を堪能してきました!
比較的乾いた空気に包まれて、梅雨らしさを実感する日はあまりありませんね。
そんな中、激坂で有名な「ツール・ド・美ヶ原」のコースである「美ヶ原スカイライン」、そして、「美ヶ原高原道路」をゆるポタして、美ヶ原高原へと絶景を堪能してきました!
(モバイルの方はクリックでスライドショーになります)
美ヶ原スカイラインは、松本市郊外の美鈴湖より、武石峠・県道62号線合流地点に至る延長約12kmの林道美ヶ原線の通称です。
元々は有料道路でしたが、ビーナスラインの無料開放にあわせて、2002年より無料化されました。
美ヶ原スカイラインは、標高を上げるまでは展望の良い区間は少なく、アクセスルートといった趣の道。
他方、美ヶ原高原道路は、武石峠・美ヶ原スカイライン終点より美ヶ原自然保護センターに至る、延長約5kmの美ヶ原公園沖線の通称です。
独特の景観を持つ絶景ロードで、高原を縫って走る清々しさと景観美がなんとも素晴らしいのです。
エントリーしたことはありませんが、ツール・ド・美ヶ原は激坂を謳っているだけあって、小生のような貧脚なサイクリストには、情け容赦ない急斜面が待ち構えているのです。(今年は6月25日開催)
坂のキツさで言えば「富士山国際ヒルクライム」の比ではないれど、それでもツール・ド・美ヶ原の難易度は間違いなくトップクラス。
標高差1270mを21.6kmかけて走るので、平均勾配5.9%とそんなに激坂とは感じられないですが、そう簡単な道ではないのです。
スタートから浅間温泉の温泉街を抜けるまでの約1kmはほぼフラット。途中の美鈴湖辺りの約1kmはやや緩い下り。ゴールから約4km手前の武石峠で、ゴールと同じ標高まで上る。
そうなると、実質約15.6kmで標高差1270mを上る感じなので、平均勾配は8%以上という計算になるね。
ツール・ド・美ヶ原のルートだと、序盤の浅間温泉から激坂がありますが、美ヶ原温泉から美鈴湖へ至る林道湯ノ原線から上る方がまだ楽なので、今回も湯ノ原線をチョイス!
そして、美鈴湖で美ヶ原スカイラインへと合流。
美ヶ原スカイラインは、森の中を駆け抜ける感じで眺望がきかない区間が続きますが、
標高を稼いでいくとやがて北アルプスの眺望が待ち受けてくれます。
雄大な穂高連峰が出迎えてくれ、槍ヶ岳もクッキリ綺麗に見えるね!
武石峠の手前約2kmぐらいになると、道中には「袴越しのレンゲツツジ群生地」や大パノラマが広がる展望台などがある。
美ヶ原のレンゲツツジは、例年6月中旬から7月上旬ごろにかけて見ごろを迎えます。
そして、この先の美ヶ原高原牧場の周辺や王ヶ頭付近では、数千株のレンゲツツジが点在しながら咲き誇ります。
今年のレンゲツツジの開花は遅れ気味のようですね。
写真の袴越し(標高1700m)で五分咲き、標高1900mから上はまだ開花している株は少なかったですが、この先に一気に開花しそうな感じでした。
ようやく美ヶ原スカイラインの終点の武石峠へ。
ここから、林道美ヶ原公園沖線を美ヶ原自然保護センターへと向かう絶景ロードが美ヶ原高原道路だ。
少し走ると視界が開け、中央アルプスから北アルプスにかけての眺めは絶品!
御嶽山から乗鞍岳、穂高連峰と大パノラマが続く景色は、ここまでの疲れを吹き飛ばしてくれる。
そして、高原牧草地の合間を走り抜ける快走路となり、これがまた気持ちいいねー
行く先の王ヶ頭、王ヶ鼻の電波塔が見えてきた。
美ヶ原牧場の中を突っ切る道だが、その行程のすべてが絶景。
遠く北アルプスをはじめ、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳と360度のパノラマが壮麗に展開し、ヨーロッパ的な風景を堪能できます。
時折、来た道を振り返るのも、これまたいい景色です。
立ち止まってばかりで、なかなか前に進めない・・・ (^^;;
美ヶ原高原道路終点の美ヶ原自然保護センターから、美ヶ原台上の先端部の王ヶ鼻(2008m)へ到着!
眼下には松本市街、その後ろに屏風のように立ちはだかる北アルプスが一望だ!!
視線の先にあるのは北アルプスの穂高連峰!
標高2008メートルの崖っぷちに立って、標高3000メートル級の山並みを見渡します。
左から御嶽山、真ん中が乗鞍岳、穂高岳と槍ヶ岳へと続く。
山頂には、御岳山に向かって江戸時代の石仏群が建っており、山岳信仰の聖地であることを感じさせてくれます。 石仏は木曽の「御嶽信仰」に由来しており、全ての石仏が御嶽山の方向を向いている。
御岳信仰の人々が王ヶ鼻から遠い御嶽山に手を合わせるという習慣は、江戸時代中期から始まったとされています。
そして、王ヶ鼻ではブロッケン現象(背後からさしこんだ太陽光が影側にある雲や霧に散乱され、影の周りに虹の光輪が現われる現象)が見られます。
西洋でブロッケン山の妖怪と呼ばれるこの現象が、日本では阿弥陀如来のご来迎と言われています。
王ヶ鼻は、美ヶ原溶岩台地の西端に位置する。
板状節理の岩(鉄平石)が、薄く平たい岩が層になって連なっています。 洗濯板のような感じでもある。
厚さ数cmの板状の鉄平石が幾層にも重なった「板状節理」と言う 世界的にみても珍しい地形なのです。
美ヶ原の最高峰、標高2034mの王ヶ頭に立ち、360度の大パノラマを望む。
王ヶ頭では真夏でも20℃を越える日はまずありません。
この日も、吹き上げてくる風が冷たく、火照ったカラダにとても気持ちよかったですよ。
さっきまでいた王ヶ鼻。 その電波塔の向こう側には穂高連峰が雄大だ。
美ヶ原高原は、周りに高い山がないため360度の大パノラマ!
「王ヶ頭ホテル」のカフェで、このような眺望を楽しみながらランチタイム。
王ヶ頭には長野県の放送局の送信所と防災無線などの無線中継設備がある。
夜は暗黒の世界で星空がすばらしく天体観測にも最高の場所なのです!
緑の高原に放牧されている牛、とても牧歌的な風景ですね。
美ヶ原高原は、相変わらずの文字通りの美ヶ原!
いやいや、ハイカーの方も誰いなくて、美ヶ原高原を独占状態でちょっと贅沢な気分 (^^)v
牧場は明治43年に乳牛を放牧したのが始まりで、古くは平安時代から鎌倉時代にかけて、朝廷専用の牧場「勅旨牧(てしまき)」だったとの伝承もあります。
天と地を分ける緑の地平線、地平の奥から白い雲が湯気のように湧きあがっている。
緩やかな時間が流れる雲上の地を行く・・・
美しの塔は、美ヶ原高原の中央に位置するシンボルタワー。
美ヶ原高原は、3日に一度は霧が発生するといわれるほど頻繁に霧が発生する土地のため、霧が発生した際に鐘を鳴らして登山者に位置を知らせる避難塔として建てられました。
建設時の資材は全て人力で運び、コンクリートを固める水は山本小屋から天秤棒で担いだという記録があるほど、大変な労力で造られた塔なのです。
美ヶ原からいったん標高を下げ、和田峠に向かい上り返す途中にある三峰大展望台へ。
遠くに見えるのは美ヶ原の電波塔群。
三峰茶屋からの眺めも素晴らしく、車山、蓼科山、八ヶ岳はもちろん、遠くには浅間山を望むことができる。
この後、霧ヶ峰~車肩~白樺湖と予定していたけれど、なんだかスタミナが切れてしまったので、集中力が落ちた中で走るのは危険なので、和田峠から諏訪へとエスケープすることに。
日差しが届いて穏やかな自転車日和、梅雨を実感する天気でなくカラッとした暑さでとても気持ちよかった。
来週からは梅雨前線が北上して雲が広がり、雨が降る日が増えてきそうです。
湿気が増えるため、梅雨らしく、ジメジメ・ムシムシする日が多くなりそうですね。
元々は有料道路でしたが、ビーナスラインの無料開放にあわせて、2002年より無料化されました。
美ヶ原スカイラインは、標高を上げるまでは展望の良い区間は少なく、アクセスルートといった趣の道。
他方、美ヶ原高原道路は、武石峠・美ヶ原スカイライン終点より美ヶ原自然保護センターに至る、延長約5kmの美ヶ原公園沖線の通称です。
独特の景観を持つ絶景ロードで、高原を縫って走る清々しさと景観美がなんとも素晴らしいのです。
エントリーしたことはありませんが、ツール・ド・美ヶ原は激坂を謳っているだけあって、小生のような貧脚なサイクリストには、情け容赦ない急斜面が待ち構えているのです。(今年は6月25日開催)
坂のキツさで言えば「富士山国際ヒルクライム」の比ではないれど、それでもツール・ド・美ヶ原の難易度は間違いなくトップクラス。
標高差1270mを21.6kmかけて走るので、平均勾配5.9%とそんなに激坂とは感じられないですが、そう簡単な道ではないのです。
スタートから浅間温泉の温泉街を抜けるまでの約1kmはほぼフラット。途中の美鈴湖辺りの約1kmはやや緩い下り。ゴールから約4km手前の武石峠で、ゴールと同じ標高まで上る。
そうなると、実質約15.6kmで標高差1270mを上る感じなので、平均勾配は8%以上という計算になるね。
ツール・ド・美ヶ原のルートだと、序盤の浅間温泉から激坂がありますが、美ヶ原温泉から美鈴湖へ至る林道湯ノ原線から上る方がまだ楽なので、今回も湯ノ原線をチョイス!
そして、美鈴湖で美ヶ原スカイラインへと合流。
美ヶ原スカイラインは、森の中を駆け抜ける感じで眺望がきかない区間が続きますが、
標高を稼いでいくとやがて北アルプスの眺望が待ち受けてくれます。
雄大な穂高連峰が出迎えてくれ、槍ヶ岳もクッキリ綺麗に見えるね!
武石峠の手前約2kmぐらいになると、道中には「袴越しのレンゲツツジ群生地」や大パノラマが広がる展望台などがある。
美ヶ原のレンゲツツジは、例年6月中旬から7月上旬ごろにかけて見ごろを迎えます。
そして、この先の美ヶ原高原牧場の周辺や王ヶ頭付近では、数千株のレンゲツツジが点在しながら咲き誇ります。
今年のレンゲツツジの開花は遅れ気味のようですね。
写真の袴越し(標高1700m)で五分咲き、標高1900mから上はまだ開花している株は少なかったですが、この先に一気に開花しそうな感じでした。
ようやく美ヶ原スカイラインの終点の武石峠へ。
ここから、林道美ヶ原公園沖線を美ヶ原自然保護センターへと向かう絶景ロードが美ヶ原高原道路だ。
少し走ると視界が開け、中央アルプスから北アルプスにかけての眺めは絶品!
御嶽山から乗鞍岳、穂高連峰と大パノラマが続く景色は、ここまでの疲れを吹き飛ばしてくれる。
そして、高原牧草地の合間を走り抜ける快走路となり、これがまた気持ちいいねー
行く先の王ヶ頭、王ヶ鼻の電波塔が見えてきた。
美ヶ原牧場の中を突っ切る道だが、その行程のすべてが絶景。
遠く北アルプスをはじめ、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳と360度のパノラマが壮麗に展開し、ヨーロッパ的な風景を堪能できます。
時折、来た道を振り返るのも、これまたいい景色です。
立ち止まってばかりで、なかなか前に進めない・・・ (^^;;
美ヶ原高原道路終点の美ヶ原自然保護センターから、美ヶ原台上の先端部の王ヶ鼻(2008m)へ到着!
眼下には松本市街、その後ろに屏風のように立ちはだかる北アルプスが一望だ!!
視線の先にあるのは北アルプスの穂高連峰!
標高2008メートルの崖っぷちに立って、標高3000メートル級の山並みを見渡します。
左から御嶽山、真ん中が乗鞍岳、穂高岳と槍ヶ岳へと続く。
山頂には、御岳山に向かって江戸時代の石仏群が建っており、山岳信仰の聖地であることを感じさせてくれます。 石仏は木曽の「御嶽信仰」に由来しており、全ての石仏が御嶽山の方向を向いている。
御岳信仰の人々が王ヶ鼻から遠い御嶽山に手を合わせるという習慣は、江戸時代中期から始まったとされています。
そして、王ヶ鼻ではブロッケン現象(背後からさしこんだ太陽光が影側にある雲や霧に散乱され、影の周りに虹の光輪が現われる現象)が見られます。
西洋でブロッケン山の妖怪と呼ばれるこの現象が、日本では阿弥陀如来のご来迎と言われています。
王ヶ鼻は、美ヶ原溶岩台地の西端に位置する。
板状節理の岩(鉄平石)が、薄く平たい岩が層になって連なっています。 洗濯板のような感じでもある。
厚さ数cmの板状の鉄平石が幾層にも重なった「板状節理」と言う 世界的にみても珍しい地形なのです。
美ヶ原の最高峰、標高2034mの王ヶ頭に立ち、360度の大パノラマを望む。
王ヶ頭では真夏でも20℃を越える日はまずありません。
この日も、吹き上げてくる風が冷たく、火照ったカラダにとても気持ちよかったですよ。
さっきまでいた王ヶ鼻。 その電波塔の向こう側には穂高連峰が雄大だ。
美ヶ原高原は、周りに高い山がないため360度の大パノラマ!
「王ヶ頭ホテル」のカフェで、このような眺望を楽しみながらランチタイム。
王ヶ頭には長野県の放送局の送信所と防災無線などの無線中継設備がある。
夜は暗黒の世界で星空がすばらしく天体観測にも最高の場所なのです!
緑の高原に放牧されている牛、とても牧歌的な風景ですね。
美ヶ原高原は、相変わらずの文字通りの美ヶ原!
いやいや、ハイカーの方も誰いなくて、美ヶ原高原を独占状態でちょっと贅沢な気分 (^^)v
牧場は明治43年に乳牛を放牧したのが始まりで、古くは平安時代から鎌倉時代にかけて、朝廷専用の牧場「勅旨牧(てしまき)」だったとの伝承もあります。
天と地を分ける緑の地平線、地平の奥から白い雲が湯気のように湧きあがっている。
緩やかな時間が流れる雲上の地を行く・・・
美しの塔は、美ヶ原高原の中央に位置するシンボルタワー。
美ヶ原高原は、3日に一度は霧が発生するといわれるほど頻繁に霧が発生する土地のため、霧が発生した際に鐘を鳴らして登山者に位置を知らせる避難塔として建てられました。
建設時の資材は全て人力で運び、コンクリートを固める水は山本小屋から天秤棒で担いだという記録があるほど、大変な労力で造られた塔なのです。
美ヶ原からいったん標高を下げ、和田峠に向かい上り返す途中にある三峰大展望台へ。
遠くに見えるのは美ヶ原の電波塔群。
三峰茶屋からの眺めも素晴らしく、車山、蓼科山、八ヶ岳はもちろん、遠くには浅間山を望むことができる。
この後、霧ヶ峰~車肩~白樺湖と予定していたけれど、なんだかスタミナが切れてしまったので、集中力が落ちた中で走るのは危険なので、和田峠から諏訪へとエスケープすることに。
日差しが届いて穏やかな自転車日和、梅雨を実感する天気でなくカラッとした暑さでとても気持ちよかった。
来週からは梅雨前線が北上して雲が広がり、雨が降る日が増えてきそうです。
湿気が増えるため、梅雨らしく、ジメジメ・ムシムシする日が多くなりそうですね。