午前中に所用を済ませ、マジックアワーに浸りたくなり、昼過ぎから海岸線を東へと向かう。
マジックアワーとは、太陽からの光が最高に綺麗に映る時空間のこと。
日の出の直前と日没後のわずか数十分の薄明の時間帯で、太陽が隠れているのに空が明るく、薄っすらとグラデーションになる時間帯。
限りなく影の無い状態になり、ソフトで暖かい幻想的な風景で、まるで魔法(マジック)のような時間・・・
師走夕景
師走夕景-001
雲ひとつ無い快晴だからといって、綺麗な夕焼けが見られるとは限らない。
夕焼けが綺麗になる条件は、
  • 昼と夕の気温差が大きいこと
  • 湿度が高いこと
  • 上空に雲があるが、西の方には雲がないこと
なのですが、今日はいずれの条件も合致しなくて、あまり期待できないかも?

師走夕景-002
案の定、残念ながら、あまり焼けなかったですね。
燃えるような夕焼けは、その光に雲の下側が照らされることで、より美しく見られます。
そのため、上空にある程度、雲があると綺麗に見えることが多いです。
できれば、薄く広い雲がいいのですが・・・

でも、西の空が茜色に染まり、やや紫かかった空とのコントラストが美しいです。
ゆっくりと伊豆半島に沈むころ、海の色も少しづつ深みを増していく。
日の入りと共に湘南の街並みにも少しづつ明かりが灯りはじめ、昼の終わりと夜の始まりが重なり合う。
どこか、静謐な気持ちとなる時間帯です。

師走夕景-003
日没から間もない薄明の空は、だんだんとマジックアワーへと。
空は暖かい色相へと変わり、赤色やオレンジ色などに変化する幻想的な時間帯です。
その後間もなく空が濃い青色に染まり、相模湾や海岸線の街並みが徐々に闇に包まれる薄暮となっていく。

今日はあまり焼けなかったけれど、マジックアワーの湘南の夕景は楽しめました。
空の鮮やかなグラデーションの中で、富士山のシルエットが綺麗に見える湘南の風景。
静かに一日が終わっていく、この湘南の空気感が大好きです・・・