志賀草津道路は、群馬県草津温泉と長野県湯田中・渋温泉郷とを結ぶ約41kmの山岳絶景ロード。
国道最高地点(標高2172m)を通る道路は、北アルプスや上州の山並み、富士山までも眺望できる。
4月下旬に冬季通行止めが解除されて、この時期の楽しみとして「雪の回廊」を毎年走りにいっているのですが、今年は暖冬で積雪量も少なく、雪の壁も低いということでDNSに。
残雪がなくなって、もう少し緑が濃くなってから走りに行こうかと思っていたところ・・・
関東甲信地方は既に入梅していますが、10日(金)は暦の上では「入梅」です。
この日は、前々から有休をとる予定だったところに、運よく晴れて梅雨の中休みに。
ということで、昨秋以来の志賀草津道路へと走りに行ってみました!
こんなルートの道中で、今回は「走」って「景」色を楽しむことに加えて、山菜を「採」ったり、山も「登」ったり、「温」泉に浸かったりと、山遊びを満喫してきました!
いい天気になったものの、広い範囲で雨雲を発達させた「南からの暖かい空気」が残っていることから、空模様の変化もあります。
ましてや、山の天気は移り変わりが早いので、行く手の空にも、ドンヨリとした雲がありますね・・・
殺生河原のゴツゴツした岩肌との対峙、月面クレーターのような無数の噴気孔から蒸気が噴出する。
群馬県側はいい天気ですが、長野側はなんともドンヨリ気味かな?
渋峠では雲が流れて、スカッとした晴れ間を期待したいところです。
クマザサも緑が濃くなってきて、志賀草津道路も夏本番を迎える!といった感じですね。
振り返って、草津側の大パノラマ。 ゆったりとした景色が楽しめる。
野反湖方面の山々も緑が濃くなってきて、夏山!って感じですね。
変化に富んだ山岳パノラマを満喫しながら走れるのも、志賀草津道路の楽しみのひとつ。
ビッグスケールの自然は何度訪れても魅力が尽きないよなぁー
癒し効果抜群!緑豊かな中を走り抜けてくると、一転して荒涼とした草津白根山の山岳風景が広がる。
草津白根山の火山警戒は「レベル2」で、火口周辺では半径1kmが規制されている。
もうかれこれと丸2年が過ぎて、3年目の夏を迎えたことになる。
レストハウス一帯は駐停車することもNGなので、写真の弓池も走りながらパシッ!
規制区間を通り過ぎて、万座三叉路を眼下に望む。
ここから観る紅葉がとてもお気に入りなのですが、夏の緑が眩しい季節もいいものですね・・・
草津白根山の裏側では、以前よりも、山肌からの白煙が何箇所も出ている感じがします・・・
志賀草津道路のハイライトのひとつは、ここ山田峠。
2000m級の山々と緑鮮やかな谷を間近に見ながら走るのは最高!
日本を忘れさせるダイナミックな景色が広がります。
やはり長野側志賀方面は、雲が厚いですねー
この後に登る笠岳の頂も雲に覆われています。
横手山も雲の中。
晴れないかなぁーと、しばらく山田峠で待っていましたが、どうにも雲が移動もしそうにもありません。
この後の予定もあるので、先を急ぐことに。
渋峠に至る最後のヘアピンカーブから振り返るとこの絶景!
草津白根山の荒々しく荒涼とした景色と、森林限界との大パノラマは雄叫びをあげたくなるくらいいい景色!
梅雨の合間の平日なので、観光客もほとんどいなくて、国道最高地点からの景色を独り占めだ!
この渋峠の眼下に広がる芳ヶ平がまるでジオラマのようで美しい!
紅葉の時は、木々が朱色や黄色と、そりゃー見事な色づきをみせてくれますよ。
そして、最高地点の渋峠へ。
気温は13℃と、下界の蒸し暑さに比べたら寒いくらい・・・
渋峠ホテルも閑散として、誰もいないことをいいことに、県境を跨いでこんな自撮り。(^^;;
インディー、こんにちワン!
インディーとじゃれあったり、優しい顔を見ていると、ここまでの疲れも吹き飛んでしまいますね。
横手山の裾野に広がる森林限界も、もやもや~とした天気でなんともスカッとしないなぁー
渋峠から硯川へと志賀高原の木々の中をダウンヒル!
そして、志賀草津道路から離れ、豊野南志賀公園線へと入って行きます。
ここから笠岳への上り返しがなんともキツイ。
見た目には緩そうな勾配の道なんだけど、サイコン表示は平均8%が続く・・・ヘロヘロ
豊野南志賀公園線の沿線は、ネマガリダケの宝庫なのです。
味噌汁の具にしても美味しいけど、そのまま素焼きにして味わうのが、旬の食べ方なのである。
ネマガリダケは、数ある山菜の中でも間違いなく横綱級の美味しさ・・・
それだけにネマガリダケ採りの人気は高いのです。
平日にもかかわらず、結構な数の山菜取り(商売人?)の人が笹薮に入っていました。
入山するには協力金納付が必要なのですが、道端に沢山あって、家で食べる分には十分な量が採れます。
笹薮に飛び込み、夢中になる余り方向を見失い遭難するケースや、最近では、秋田のニュースで話題になっているように、クマ被害という落とし穴も忘れてはいけませんね。
ようやくピークの笠岳登山口に到着。平日のせいか茶屋はお休み。
ここから、高山村と山ノ内町にまたがる笠岳(2076m)に登りますよ!
笠岳は、信州100名山のひとつで、360度の眺望が楽しめる山です。
茶屋から20分ほどで山頂に行くことができます。
遠くには、さっきまで走っていた草津白根山の道筋が見えますねー
横手山とその裾野に走るスノーシェッドも望めますね。
西側では、この先、山田牧場へ下っていく九十九折れの道が見えます。
残念ながら、北アルプスまでは無理ですね~ ザンネン・・・
豊野南志賀公園線の高山村側は、視界が広がっていてとても気持ちよい道です。
実は、昨年の秋に走ろうと思っていたのですが、紅葉の季節もとてもよさそうですね。
眼下には、笠岳の南麓に広がる牧草地、山田牧場が見えてきました。
北アルプスや北信五岳は雲が厚くて、残念ながら望めませんね~
山田牧場は、明治35年の開牧以降100年以上の歴史をもつ由緒ある牧場です。
爽やかな空気に包まれる美しい自然のロケーション、まるでスイスの高原のような景観。
笠岳の茶屋にもありましたが、高山村は、サイクルオアシスとして、随所にサイクルラックを配備しています。
ヒルクライベントも開催するなど、様々な観光イベントに力を入れている自治体ですね。
なだらかな草原のような牧場と異なる、高低差のある山田牧場での放牧は、丈夫で骨太の良質な牛を育てるのに適した環境と言われています。
いゃー長閑な風景ですね~
高山村には、8つのいで湯が続く湯処なのです。温泉好きにはたまらないロケーション!
湯を巡るのもまた愉快爽快。ゆったりと疲れと心をとかし、風を感じて夢心地といきましょう!
8つも入ると湯あたりするので、2箇所を巡ることに。
最初は松川渓谷温泉滝の湯の混浴露天風呂へと。撮影はNGなので湯船の写真なし。
2湯目は、山田温泉大湯へ。
開湯200年の歴史をもつ古湯に、桃山風建築の堂々としたたたずまいが温泉情緒を醸し出しています。
蛇口が木製で、取っ手を引くとお湯が出るといった変り種。
自然環境、趣ある建物、いずれの温泉も源泉100%掛け流し、周りの雰囲気といい温泉といい、スパミシュラン的には★がいくつも付く温泉です。
いゃ~心身ともに癒されました!
温泉を楽しんだ後は、深いV字谷を刻む松川渓谷沿いを走り、朱色の高井橋を渡って、須坂から長野駅へとラストランへ。
こころにゆとりを持つと、見えなかったものが見えてきます。
「早く着くこと」よりも、こんな走・景・採・登・温の山遊びも楽しいものです!(^^)v
国道最高地点(標高2172m)を通る道路は、北アルプスや上州の山並み、富士山までも眺望できる。
4月下旬に冬季通行止めが解除されて、この時期の楽しみとして「雪の回廊」を毎年走りにいっているのですが、今年は暖冬で積雪量も少なく、雪の壁も低いということでDNSに。
残雪がなくなって、もう少し緑が濃くなってから走りに行こうかと思っていたところ・・・
関東甲信地方は既に入梅していますが、10日(金)は暦の上では「入梅」です。
この日は、前々から有休をとる予定だったところに、運よく晴れて梅雨の中休みに。
ということで、昨秋以来の志賀草津道路へと走りに行ってみました!
こんなルートの道中で、今回は「走」って「景」色を楽しむことに加えて、山菜を「採」ったり、山も「登」ったり、「温」泉に浸かったりと、山遊びを満喫してきました!
いい天気になったものの、広い範囲で雨雲を発達させた「南からの暖かい空気」が残っていることから、空模様の変化もあります。
ましてや、山の天気は移り変わりが早いので、行く手の空にも、ドンヨリとした雲がありますね・・・
殺生河原のゴツゴツした岩肌との対峙、月面クレーターのような無数の噴気孔から蒸気が噴出する。
群馬県側はいい天気ですが、長野側はなんともドンヨリ気味かな?
渋峠では雲が流れて、スカッとした晴れ間を期待したいところです。
クマザサも緑が濃くなってきて、志賀草津道路も夏本番を迎える!といった感じですね。
振り返って、草津側の大パノラマ。 ゆったりとした景色が楽しめる。
野反湖方面の山々も緑が濃くなってきて、夏山!って感じですね。
変化に富んだ山岳パノラマを満喫しながら走れるのも、志賀草津道路の楽しみのひとつ。
ビッグスケールの自然は何度訪れても魅力が尽きないよなぁー
癒し効果抜群!緑豊かな中を走り抜けてくると、一転して荒涼とした草津白根山の山岳風景が広がる。
草津白根山の火山警戒は「レベル2」で、火口周辺では半径1kmが規制されている。
もうかれこれと丸2年が過ぎて、3年目の夏を迎えたことになる。
レストハウス一帯は駐停車することもNGなので、写真の弓池も走りながらパシッ!
規制区間を通り過ぎて、万座三叉路を眼下に望む。
ここから観る紅葉がとてもお気に入りなのですが、夏の緑が眩しい季節もいいものですね・・・
草津白根山の裏側では、以前よりも、山肌からの白煙が何箇所も出ている感じがします・・・
志賀草津道路のハイライトのひとつは、ここ山田峠。
2000m級の山々と緑鮮やかな谷を間近に見ながら走るのは最高!
日本を忘れさせるダイナミックな景色が広がります。
やはり長野側志賀方面は、雲が厚いですねー
この後に登る笠岳の頂も雲に覆われています。
横手山も雲の中。
晴れないかなぁーと、しばらく山田峠で待っていましたが、どうにも雲が移動もしそうにもありません。
この後の予定もあるので、先を急ぐことに。
渋峠に至る最後のヘアピンカーブから振り返るとこの絶景!
草津白根山の荒々しく荒涼とした景色と、森林限界との大パノラマは雄叫びをあげたくなるくらいいい景色!
梅雨の合間の平日なので、観光客もほとんどいなくて、国道最高地点からの景色を独り占めだ!
この渋峠の眼下に広がる芳ヶ平がまるでジオラマのようで美しい!
紅葉の時は、木々が朱色や黄色と、そりゃー見事な色づきをみせてくれますよ。
そして、最高地点の渋峠へ。
気温は13℃と、下界の蒸し暑さに比べたら寒いくらい・・・
渋峠ホテルも閑散として、誰もいないことをいいことに、県境を跨いでこんな自撮り。(^^;;
インディー、こんにちワン!
インディーとじゃれあったり、優しい顔を見ていると、ここまでの疲れも吹き飛んでしまいますね。
横手山の裾野に広がる森林限界も、もやもや~とした天気でなんともスカッとしないなぁー
渋峠から硯川へと志賀高原の木々の中をダウンヒル!
そして、志賀草津道路から離れ、豊野南志賀公園線へと入って行きます。
ここから笠岳への上り返しがなんともキツイ。
見た目には緩そうな勾配の道なんだけど、サイコン表示は平均8%が続く・・・ヘロヘロ
豊野南志賀公園線の沿線は、ネマガリダケの宝庫なのです。
味噌汁の具にしても美味しいけど、そのまま素焼きにして味わうのが、旬の食べ方なのである。
ネマガリダケは、数ある山菜の中でも間違いなく横綱級の美味しさ・・・
それだけにネマガリダケ採りの人気は高いのです。
平日にもかかわらず、結構な数の山菜取り(商売人?)の人が笹薮に入っていました。
入山するには協力金納付が必要なのですが、道端に沢山あって、家で食べる分には十分な量が採れます。
笹薮に飛び込み、夢中になる余り方向を見失い遭難するケースや、最近では、秋田のニュースで話題になっているように、クマ被害という落とし穴も忘れてはいけませんね。
ようやくピークの笠岳登山口に到着。平日のせいか茶屋はお休み。
ここから、高山村と山ノ内町にまたがる笠岳(2076m)に登りますよ!
笠岳は、信州100名山のひとつで、360度の眺望が楽しめる山です。
茶屋から20分ほどで山頂に行くことができます。
遠くには、さっきまで走っていた草津白根山の道筋が見えますねー
横手山とその裾野に走るスノーシェッドも望めますね。
西側では、この先、山田牧場へ下っていく九十九折れの道が見えます。
残念ながら、北アルプスまでは無理ですね~ ザンネン・・・
豊野南志賀公園線の高山村側は、視界が広がっていてとても気持ちよい道です。
実は、昨年の秋に走ろうと思っていたのですが、紅葉の季節もとてもよさそうですね。
眼下には、笠岳の南麓に広がる牧草地、山田牧場が見えてきました。
北アルプスや北信五岳は雲が厚くて、残念ながら望めませんね~
山田牧場は、明治35年の開牧以降100年以上の歴史をもつ由緒ある牧場です。
爽やかな空気に包まれる美しい自然のロケーション、まるでスイスの高原のような景観。
笠岳の茶屋にもありましたが、高山村は、サイクルオアシスとして、随所にサイクルラックを配備しています。
ヒルクライベントも開催するなど、様々な観光イベントに力を入れている自治体ですね。
なだらかな草原のような牧場と異なる、高低差のある山田牧場での放牧は、丈夫で骨太の良質な牛を育てるのに適した環境と言われています。
いゃー長閑な風景ですね~
高山村には、8つのいで湯が続く湯処なのです。温泉好きにはたまらないロケーション!
湯を巡るのもまた愉快爽快。ゆったりと疲れと心をとかし、風を感じて夢心地といきましょう!
8つも入ると湯あたりするので、2箇所を巡ることに。
最初は松川渓谷温泉滝の湯の混浴露天風呂へと。撮影はNGなので湯船の写真なし。
2湯目は、山田温泉大湯へ。
開湯200年の歴史をもつ古湯に、桃山風建築の堂々としたたたずまいが温泉情緒を醸し出しています。
蛇口が木製で、取っ手を引くとお湯が出るといった変り種。
自然環境、趣ある建物、いずれの温泉も源泉100%掛け流し、周りの雰囲気といい温泉といい、スパミシュラン的には★がいくつも付く温泉です。
いゃ~心身ともに癒されました!
温泉を楽しんだ後は、深いV字谷を刻む松川渓谷沿いを走り、朱色の高井橋を渡って、須坂から長野駅へとラストランへ。
こころにゆとりを持つと、見えなかったものが見えてきます。
「早く着くこと」よりも、こんな走・景・採・登・温の山遊びも楽しいものです!(^^)v