関東地方は南から湿った空気が流れ込んで大気が不安定で、一日中、雨が降り続きました。
今日は代休で、どこかへ走りに行こうかと思っていたけれど、こんな雨じゃDNS。
出掛けるのも億劫なので、「いつか、やろうやろう」と思っていたオーバーホールでもすることに・・・
オーバーホール
オーバーホールは、自転車において「車検」とも言えるメンテナンスです。
年に1回は愛車を分解・洗浄し、本来の性能と輝きを取り戻し、安全で快適な走りを実現しよう!
オーバーホール
《足の踏み場も無いほどツールやケミカルが散在。グリスチューブをふんずけて「ブニュ~」 》 
スポーツバイクは、精密な部品や高速回転する部品等が多数組み込まれて、高い性能を発揮しています。 
外観は綺麗であっても、パーツ内部のグリスや潤滑剤が劣化や消耗していたり、パーツ同士の摩耗や固着が起こっていたりする場合もあります。そんな状態では、性能も低下していく一方ですね。
そんなことから、パーツ単位まで分解した上で、洗浄と適正なグリスアップ、消耗部品の交換を行うオーバーホールが必要なのです。オーバーホールをすると、細部のパーツの状態を深く知ることもできますしね。

オーバーホール-001
《やはり、BB周りが汚れてますねー。 シクロクロスバイクのBBは特に砂やゴミ等が付着していて汚ねー 》 
チェーンやワイヤーにはオイル、パーツの摩擦部にはグリスが封入されていて潤滑剤としての役割を果たしている。潤滑剤やグリスは、汚れや劣化とともに自転車のパフォーマンスが徐々にダウンしていく。
そんな状態で乗り続けると、パーツ同士の磨耗が加速し、著しく愛車の寿命を縮めてしまうことになります。

オーバーホール-002
《シールベアリングを外してシェル内も綺麗にしよう! いゃー気持ちよくなったねー 》
オーバーホールにより、愛車のパフォーマンスが上がり、外観は新車同様になり、パーツの寿命も飛躍的に延びます。 分解→各パーツの洗浄→グリスアップ→組付け→調整→フレームの洗浄といった工程となる。

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《高価なパーツや高価なチェーンオイルより、チェーンを掃除する方が数倍も効果があります! 》
パーツの多くが消耗品です。特にチェーンやインナーワイヤーの劣化チェックは大切ですね。
インナーワイヤーは、オーバーホールのタイミングで交換しておきたいパーツですね。
バーテープは汚れたら取り替えればいいですが、インナーワイヤーは、劣化してるかどうかあまり普段チェックしないので、年に1回くらいは交換した方がベター。

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チェーンチェッカーで伸びを確認 。 .75が伸び率0.75%、1.0が伸び率1.0%ということ。問題無しですね。》
チェーンにあてて1.0、.75と書かれてる部分がチェーンに入ると伸びているってことになります。
チェーンが伸びると、変速性能にも悪い影響が出てきます。また、伸びた状態で乗り続けると、チェーンのコマの間隔とスプロケやチェーンリングの歯の山の間隔にズレ生じて、歯の磨耗が促進されるのです。
力をしっかり伝えて、変速性能を維持する為には、チェーンのメンテと適度な交換が必要なのです。

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《シクロクロスバイクに付けていたスパイクタイヤも、ブロックタイヤへと履き替えます。》
オーバーホールは、数十分で終わるような作業ではありません。
ショップに預けると、場合によっては納期が何週間も掛かることもあります。
料金もそれなりに高く、「分解・洗浄・消耗品交換」すると最低でも3万円はかかったり・・・
でも、DIYだと経済的ですね!

オーバーホール
《フレーム保護のコーティングをかけて、ハイ!出来上がり! 》 
自転車をいつまでも快適で安全に、そして末永く使うためにも、年に1回はオーバーホールした方がいいね。
さぁーて、だんだん暖かくなってきて、いよいよ春本番です!
定期的なオーバーホールで愛車を長持ちさせ、快適・安全な走りを楽しもうじゃありませんか!
いや~、3台分を一気にオーバーホールするのは、し・ん・ど・い...... (^^;;v