勾配の微妙な変化があるヒルクラに最適な「12-14-16-18-20-22-24-25-26-27T」といった、ありそうでなかった、ロー側の歯数パターンがクロスレシオになっているスプロケを買ってみました!
台湾の切削アルミカセットスプロケブランド、RECONのスプロケで、硬く耐摩耗性に優れる特殊なアルミを削り出し、ゴールドの窒化チタンコーティングを施した超軽量のスプロケです。
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行く先の道路状況により、手持ちの3つの歯数組合せパターンのスプロケを使い分けているのですが、
ヒルクラ仕様で使っているパターン12-27Tのスプロケが、ファイナルローの27Tのギアで回していて、勾配が少し緩くなって変速すると、その下が24Tなので、ガクッとケイデンスが遅くなって思うように回せないため、また27Tに戻すというようなことがあります。
そんなことで、24-27Tの間に25も26もあればなぁーと、このクロスレシオのスプロケをゲットしたものです。


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このスプロケは、12-14-16-18-20-22-24-25-26-27Tと、トップの重い方のギアを2つ飛ばしにする代わりに、軽いローギアをクロスレシオにして、細かく変速できるスプロケなのです。 
写真のように、ロー側のギア並びの勾配が一定ですよね。
SHIMANOの12-27Tだと、大きい4つのギアは、19-21-24-27Tと2つ3つ飛んで設定されている。
これだと、微妙な勾配の変化には少し飛びすぎていて、どうも使い勝手が悪いのだ。
他方RECONは、ローギアで24-25-26-27Tと1つずつ飛んでいて、いい感じなのです。

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裏を見ると、SHIMANOのスパイダーアームとは違って、ハニカムアームとでも言うのか、蜂の巣のような形で、空洞になっています。
そんなことから、重量がデュラの約半分とすごーく軽い! まあ、貧脚には軽量化は関係ありませんが・・・
スカスカな内側を見ると、本当にこれで剛性は大丈夫なのかと心配してしまう。

SHIMANOのスプロケはギアがバラバラだけど、RECONはアルミ塊から切削された一つのブロックなのです。
円錐状に鍛造されたアルミインゴットに、裏側、表側からの切削、歯切りの切削、面取りなど複雑な工程を経て作られているそうで、プレスでガチャンと作る従来のスプロケとは一線を画します。
もはや工芸品といっても過言ではありませんね。

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取り付けはこんな感じでゴールドでピッカピカ!w
チェーンもチタンコーティングが施されているのを使っていてゴールド!ww
ディレイラーハンガーも、別に合わした訳じゃないけどなぜかゴールド! と悪趣味なバイクだね~ (^^;;

シフトのフィーリングは、懸念していたほど歯切れが悪いものではなくて、変速のストレスは特になさそう。
シフト時に裏側の削り出し本体に共鳴する軽快な音が、カチャーン♪と響きます。
アルミだけに耐久性が心配だけど、私のようなホリデーサイクリストなら、2~3年は使えそうかな?
さてさて、実際の使い心地はどうなんだろう・・・?   
《6/20追記》
実走してみましたが、ロー側での細かいギア選択ができてなかなかいい感じ。溜飲か下がったかな。
シフトチェンジも特に違和感がなくて問題なさそう。
フロントアウターでリアを24Tで走っても、チェーンがたすき掛けにならないのもイイネ。

 《本日の自転車川柳》 
このパーツ 何台買える ママチャリが (ボンビーリーマン)