翌朝起きてみると、晴れてはいるものの何となく霞がかかっていて、窓から見る山々の景色は?って感じ。
昨夜までは、バイク誌で評判のアルプス展望道路(県道12号)を走ろうかと思っていたけれど、朝のネット情報だと眺望がパッとしていないみたい・・・
北信
そんなことで、行き先を変更! 優柔不断、朝令暮改 (^^;;
「やっぱりあそこに行くっきゃないでしょ!」と向かった先は、嶺方峠と小熊黒沢林道!
霞んでいても、嶺方峠からの目の前にドカーン!と飛び込んでくる後立山連峰のダイナミックな大パノラマを見に、そしてまた、スーパー絶景林道である小熊黒沢林道へ行ってみよう!
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善光寺では、ちょうど今、7年に一度行われる御開帳が開催されています。
回を重ねるごとに参拝者は増え、長野市には多くの参拝者で賑わい、ちょうどこの時期の長野駅周辺のホテルは盛況なのです。そんなことから、志賀草津道路の開通日24日にあわせて、早い段階からいつも利用しているホテルを予約していたのです。
当日の天気の具合がわからないので、翌日25日もとりあえず予約をしておいて、直前の天気予報を見て、どちらかの日をキャンセルすること。

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ホテルで早めに朝食をとり、7時前にチェックアウトして善光寺に向かいます。
既に早朝から多くの参拝者がいるわいるわ。流石に7年に一度の御開帳ですね。
善光寺の御本尊である一光三尊阿弥陀如来は、日本最古の仏さまであり、誰もその姿を拝むことができない絶対秘仏です。
その身代わりとして鎌倉時代に造られ、普段は御宝庫に安置されている前立本尊を7年に1度本堂に移し、厨子の扉を開けて一般の人がお参りできるようにするのが、善光寺の御開帳なのです。

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御開帳の期間中は、大回向柱が本堂前の参道に立てられ、この大回向柱は、白布から五色の糸を経て、前立本尊中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金の糸とつながっています。
そのため参拝者が大回向柱に触れると、前立本尊に直接触れるのと同じ功徳が得られると信じられ、多くの参拝者がこの柱に触れて様々なお願い事をするのです。

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この日25日は、御開帳期間中のハイライト行事で、前立本尊をたたえるための法要「中日庭儀大法要」が営まれることから、大回向柱を挟んだ両側には、多くの参拝者が朝早くから場所取り。
ちょうど上手いことに、大本願の御出仕のタイミングとなり、「お数珠頂戴」を頂けました。ラッキー!
そんな様子や本堂内の撮影はNGなので残念ながらありません・・・。


さてさて、善光寺を後にして、国道406号を鬼無里へと向かいましょう!
そして、嶺方峠を越えて、小熊黒沢林道へと続きます。
 
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4月5日に発生した土砂流出に続き、17日にも法面崩落が発生し、現在でもなお復旧の見込みは立っていません。でも幸いにも、災害箇所をピンポイントで迂回路があるので、普通車以下は通行可となっています。
昨年の地震で地盤が緩んでいるところへの降雪で、崩れやすくなっているのかね?

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毎度お馴染みのいろは堂でおやきをパクつきます。

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お気に入りのジャガイモは終わってしまったので、季節の「こごみ」を楽しみました。
おやき1個サービスは切り干し大根、自転車やバイクの方にはステッカー(毎年変わる)が貰えるのも嬉しいですね。(貼るところがなくて溜まっていますが・・・ w)
雰囲気も囲炉裏があるなどいい感じで、店内で食べるおやきはまた別格、御馳走様でした。

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鬼無里街道を走りながら沿線の田んぼをよく見ると、時折こんな水芭蕉の自生が目につきます。
鬼無里ならわらでの光景ですね!

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白馬、鬼無里、奥裾花への三分岐近くには京にちなんだ地名が多くあります。
東京、西京、加茂神社や春日神社など京の都を思わせるの地名や史跡など、言い伝えによればこの地に遷都を計画した天武天皇の使者が来村した折りに創建したといわれているのです。
いつも、このバス停で写真を撮るだけで、この奥にある神社等には行ったことが無いので、次回はしっかりと巡ってみようかな。

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土砂崩れの現場にやって来ました。写真を撮って立っている橋を左に経由して迂回することとなります。
既に崩れ落ちた土砂は除かれていていますね。かなり風化した地表面なので、今後、抜本的な防災工事が必要な感じです。
手前のモルタル拭き付けしてあるところも浮いているのか、調査あるいは仮復旧をしていました。

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藤口隧道を通過すれば勾配も緩やかになり、嶺方峠まであと約3kmだ!

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いよいよ白沢洞門、来ました~
晴れてはいるものの、案の定、空が霞んでいて、真っ青といった感じじゃなさそうだなぁー
さてさて、大パノラマはどんな感じだろうか?

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イャー、いつ来ても、トンネル内から見えてくる後立山連峰の絶景は素晴らしいね!
鬼無里からここまでの道中では、チラ見もできないところへきて、この景色だから感動もひとしおなんだよね。

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雲か晴れないかなぁー、霞が取れないかなぁーと、この地に1時間もいたけれど、あまり変化なし・・・(泣)

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前回来た時は、ちょうど3ヶ月前の1月末、この時の景色はこんな絶景
青と白と標識の黄というコントラストが絶妙で、快晴の中の銀世界に、言葉に表せない感動的な景色でした
ちなみに、冬に訪れた時の記事はこちら

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日本アルプスの最北部に位置する後立山連峰。
唐松岳(2,696m)、五竜岳(2,814m)など、鹿島槍ヶ岳(2,889m)など、素晴らしい眺めです。
春霞の中と言えど、これだけ見られれば及第点ですね!

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五竜岳の頂の下に、戦国の武将、武田家の家紋「四つ菱」である御菱(ごりょう)が雪形として出ることから、かつては山名を御菱(ごりょう)岳と呼んでおり、その後の五竜岳の山名の由来になったといわれています。

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嶺方峠からは白馬市街へは通らず、途中でショートカットして堀之内地区を経由して下りてきました。
途中の所々の道路では、昨年の地震被害による陥没や隆起、崩壊など爪痕がまだまだ復旧されていない箇所が多々ありました。
他方で、何も無かったように、このような綺麗な田園風景と白馬三山の山並みを見られる。
自然とはなんでしょうかね・・・

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その後、白馬村・小谷村を流れ、日本海に注ぐ姫川の源流一帯をポタポタ。
春の雪解けとともに、福寿草の群落に埋め尽くされていましたよ。
長く寒い冬の終わりに真っ先に咲き、春の訪れを告げてくれる福寿草、その可憐な姿に暖かな春の息吹を感じさせられますね。

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北アルプスと東山にはさまれるように北から南へ。
青木湖、中綱湖、木崎湖と3つの湖が連なる仁科三湖。フォッサマグナ上にできた北アルプス山麓唯一の天然湖です。
仁科三湖の中で最大の湖でハート型に美しい水をたたえるここ青木湖では、白馬連峰を望みながら湖畔を一周する道がとても気持ちいい!

マップ
小熊黒沢林道は、中綱湖から黒沢高原、木崎湖畔へと小熊山の尾根を縫って進む見晴らしのよい全線舗装の林道です。(20年位前までは未舗装だった。)
後立山連峰との離れが最短で5km程の位置に連なり、この季節だと冠雪した美しい山並みが望めるという、スーパー絶景林道なのだ!

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標高約1,200mの尾根筋を走るこの林道から見る後立山連峰の盟主といわれる山、鹿島槍ヶ岳(2,889m)が迫力満点なのです!

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正面に鹿島槍ヶ岳の山並みが見える絶景ポイント!
写真じゃなかなか伝わらないけれど、実際に見る景色は大パノラマで素晴らしいです。
この後、勾配は緩やかになり、アップダウンを繰り返しながら高原的な風景を走っていきますよ。

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そして来ました! ここが小熊黒沢林道のクライマックスビュー地点。
小熊山パラグライダー場からは、木崎湖方面が一望できる感動的な風景が広がっています♪
他に類を見ない景色が眺められる絶好スポットだ!
いゃー、空気は読むものじゃなく、吸い込むものだね~

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真下に青く見えるのが木崎湖、ここからあそこまで、標高差は約500m。
暑くもなく、寒くもなく、風もそよ風で、なんとも気持ちよすぎる天空休憩所だよね。

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そして、小熊山パラグライダー場から木崎湖へは、アルプスの山並みを眺める下りとなります。
途中にある撮影ポイント。眼下に広がる鹿島川沿いの谷筋、残雪に覆われた鹿島槍ヶ岳をはじめとする白屏風のような後立山連峰の展望がまたまた素晴らしい!
立ち止まってゆっくり見たい、いやいや気持ちよくダウンヒルしたい、という2つの欲望が混在する下りルートです。(^^)

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楽しかった2日間も、あっという間に終わり。
信濃大町からは、松本から「あさま」で帰ってもいいですが、「リゾートビューふるさと」に乗って田園風景を楽しみながらゆっくりと長野まで行き、北陸新幹線で帰路へ・・・

今回も、また違った表情の北信エリアが見られて良かったです。♪ 
立ち止まったり、振り返ったり、だから出会えた景色もありました。
また、走りに来ます・・・