年度末から年度初めと、公私共々で貧乏暇なし続きだったが、ようやく一息がついた。
いい精神状態でなければ、いい仕事が出来ない、いいアイデアなんか出やしない。
ブラッと走りに行って、「春」を確かめに行こうじゃないですか!
そんなことで、福島の春の観光の魅力、「雪の回廊」と「花見山」がセットになったコースを走ってきました♪
磐梯吾妻スカイライン
「ここは火星か?」と思わせる超絶景!
シャッター押すのをやめてジッと、まぶたに焼きつけます。 しっかり見る。 しっかり感動する。簡単にみえても、案外、コツがいったりするものです・・・ (^^)v
磐梯吾妻スカイライン-001
冬季閉鎖だった磐梯吾妻スカイライン、噴火警戒レベル2に伴う 吾妻山(一切経山)の影響で、電光掲示板にあるように、17日に再開通した。
二本松からスタートし、スカイラインの標高最高地点あたりに続く「雪の回廊」を目指そう!
そして、美しい桜に出会おうと、福島市内の花見山公園へと向かいます。
なかなかお花見が出来なかったからなぁー
桜を見なければ「春の義理」が果たせない! この先一年の四季が始まらないしね!

磐梯吾妻スカイライン-002
「道の駅つちゆ」で小休止した後、旧道を通ってスカイラインへと向かいます。
一切経山と吾妻小富士が見えますね。あそこまで、まだまだ先が遠くて距離がある・・・

磐梯吾妻スカイライン-003
野地温泉の源泉から、モクモクと噴煙が大地から噴き出している。
それは、途切れることはなく、止むこともない。時折の強風でその白煙は吹き散らされることはなく、身悶えするかのように身をくねらせながら上っていく。
大地の息吹ですね!

磐梯吾妻スカイライン-004
そして、磐梯吾妻スカイラインへとやって来ました!
快晴なんだけど、春霞がかかっていて、磐梯山の姿も薄っすらだなぁー
しかし、西風がトンでもなく強いぞ! この先、上っていけるのか?まともに走れるのか?

磐梯吾妻スカイライン-005
磐梯吾妻スカイラインは、高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長約29kmの観光道路。
最高標高1,622mの吾妻連峰を縫うように走る、まさに「空を走る道」。眼下には福島の街並みが広がり、作家井上靖氏が命名した「吾妻八景」に代表される景勝地が続きます。
日本の道百選にも選ばれ、春の「雪の回廊」から秋の紅葉まで、季節毎に雄大で変化に富んだ様々な景色を展開してくれる絶景ロードなのだ!

磐梯吾妻スカイライン-006
スカイラインは安全確保のため当面、夜間通行止めとなる。
火山性ガスの濃度が上がった場合や吾妻山の活動が活発になった際は、通行止めとなります。

磐梯吾妻スカイライン-007
「国見台」、滝の見える、ここ「天風境」、磐梯高原の湖の見える「湖見峠」、安達太良と磐梯山を竜に見立てた「双竜の辻」、「浄土平」、そこから下になって「天狗の庭、イワツバメが舞う「つばくろ谷」、白樺林の続く「白樺の峰」など、目を奪う景観が連続します。
これらスカイラインの沿道に命名された名勝は、作家 井上靖氏がこの道路を初めて通った際に感銘を受け「吾妻八景」と名付けられたものなのです。
「天風境」の紅葉の頃は、ブナの樹海の鮮やかな色彩と、一筋の白布のような幕ノ滝が絶妙で、一幅の絵を思わせるいい所ですよ。

磐梯吾妻スカイライン-008

振り返ると、走ってきた道筋や九十九折が望めます。まさにスカイラインですね。

磐梯吾妻スカイライン-009
青空とシラカバのコントラストがあまりにも綺麗だったので、思わずシャツターを切った。
でも、こうして写真を見ると、なんかパッとしないね。 まあ、記憶に留めたのでいいかな・・・ (^^;;

磐梯吾妻スカイライン-010
ありゃー、雪の回廊、ひくぅぅぅぅぅ~(泣) こんな感じを期待していたのに、回廊になってませんね。
今年はスカイラインの開通が遅くなったのと、4月上旬に晴れ間が多かったことなどから高さが低い・・・

磐梯吾妻スカイライン-011
唯一あった雪の壁でも、こんな感じです。 いゃーザンネン・・・ とほほ

磐梯吾妻スカイライン-012
落胆しながら、磐梯吾妻スカイラインの中間地点にある、吾妻山(一切経山)と吾妻小富士にはさまれた湿地帯へと。いい景色に迎えられてホッ。
一切経山の噴気は弱く、とても静かです、噴火の心配なんか感じられませんね。
しかし気温4℃と寒いです! 天気は良いのですが、「超」が付くくらいのド強風です。。
体感温度は氷点下で、持ってきたもの全てを着込んでもブルブル~、さぶ~
吾妻小富士を登る気でいたけれど、風が強くてとても危険!
浄土平一帯の写真を撮る気にもなれませんでした。

磐梯吾妻スカイライン-013
残雪をまとった吾妻山(一切経山)の山岳景観を望みながら、福島市内へと下っていきます。
とても、噴火警戒レベル2に思えないほど噴煙も小さくて静かな景色です・・・

磐梯吾妻スカイライン-014
残雪が美しい山並みと噴煙の上がる一切経山を含む火山荒原、修験道の信仰が残る山、
雲は近く、そして一帯に広がる砂礫と岩の中の絶景ロード。
この「残雪・砂礫・火山・信仰の山」というキーワードの風景から、火星?アンデス?を彷彿とさせられる。
それくらい、日本の中でもあまり無い超絶景なのです!!
しかし、吾妻山から吹き降ろす風がハンパでなく、とても真っ直ぐに走れないぞ~

磐梯吾妻スカイライン-015
標高差1,600m、気温差15℃を一気に下ってきました~
福島市内へ下ってきて振りかえると、吾妻小富士の「雪うさぎ」が見えますねー
しかし、形がかなり崩れてきて、こちらを見る「雪キツネ」に見えたり・・・ w
もう少し早い時期ならば、左を向いている耳が長い「雪うさぎ」なんだけどね。

磐梯吾妻スカイライン-016
そして最後の目的地、花見山公園へと。
花木栽培農家が善意で開放している公園で、福島に桃源郷ありと言われるほどの花の名所なのだ!
公園内は見頃が過ぎて、残念ながら散り気味だねー
写真は、公園から外れた所に咲いていた桜です。まだまだ百花繚乱って感じでしたよ。
肩に花びらが落ちてくる光景、どんな大画面テレビでもできないお花見でした・・・

磐梯吾妻スカイライン-017
桜だけではなくて、デショウジョウ(春モミジ)がとても綺麗に見られたのも良かったなぁー
「桜がなければ、ただの広場や山」なんてところ多いけど。道をそれても、どこでも「春」でした!

磐梯吾妻スカイライン-018
「雪の回廊」や「満開の桜」は、チョッと遅かったけれど、この景色が見られて何よりでした!
世界に誇れる絶景なんじゃないだろうか? 磐梯吾妻スカイライン、確かに「日本の道百選」ですね。
今度は山が真っ赤に萌える?燃える頃に走りにこようかな?