「自転車保険満期のお知らせ」の通知が来たので、改めて他社の自転車保険も含めて見直してみました!
サイクルライフには、危険が潜んでいることも忘れてはいけません。
楽しいライドが、一転して悲痛なことになりかねません。 
このブログをご訪問いただいているサイクリストの皆さんは、自転車保険に加入されていらっしゃいますか?
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自転車事故のリスクは、自分自身のケガは勿論ですが、第三者にケガを負わせる、自動車等を物損するなどの加害者になった場合にも、非常に大きな賠償を負うことになります。

昨今、自転車による歩行者との事故で、障害を負わせた加害者が裁判で高額な賠償額を言い渡される判決が増えています。
直近の例をあげれば、一昨年の7月に神戸地裁が命じた判決です。
小学校5年生の児童が起こした事故に対して、その保護者に9,500万円の賠償を命じられました。
この判決はマスコミで大きく報じられたので、記憶にある方も多いと思います。
この記事を読むと、自転車保険に加入してない方はビビリますよ。

相手方が歩行者で、自転車側の乗り方に過失があると、とんでもなく高い賠償を命じられてしまうのです。
そして、これが判例として急速に一般化してきているのです。

「郊外部や峠道などを走るから、人身事故のリスクが少ないよ~ん。」
「歩道を走行しないし、歩行者や自転車と輻輳するような所は走らないもんね。」
「言わずもがな、交通ルール&マナーもしっかり守っているよ~。 」
と言っていると、いつ・どこで事故に遭遇するか分かりませんよ。

落車や単独事故含め、第三者の傷害・死亡事故や後遺症を伴うような大きな事故、高級外車を擦った!
といった事故では修理代や代車などの高額な損害金が発生するなど、莫大な賠償金が請求されます。
高額賠償を伴うケースでは、小生のような薄給サラリーマン一個人では、保障できる能力に限界があり、自己破産も免れない事態もありえます。

そんなことから、自転車保険に加入することは肝要と考えているのです。
しかし、自転車保険は実に複雑怪奇でわかりにくい!
自転車保険に限らず、保険制度の仕組みは、ややこしいものです。

今回の更新に合わせて、他の損保会社などの自転車保険も進歩しているのでは?と思い、改めて各種保険を見比べました。
自転車保険を比較する場合に、私が重要と考えている5つのポイントを挙げると・・・

① 対人・対物の賠償は十分か?
これ最重要です。
具体的な対人対物への賠償責任金額として、1億円は見ておいたほうがいいかな。

② 示談交渉サービスが付いているか?
このサービスは外せないポイントです。
示談交渉する時間がなかなか取れないサラリーマンにとっては、餅は餅屋、プロに任せた方が円滑に示談交渉が運ぶし心強いです。 心労や時間を費やすことが軽減できますからね。
でもその前に、被害者として社会人としての誠意ある対応は大切ですね。

③ 死亡・後遺障害・入通院・手術などの補償はどうか?
これは、自分自身がケガをした時の備えとなります。
実際には、加害者よりも被害者になる、或いは単独事故を起こす確率の方がはるかに高いかもしれません。
自分が加害者となって起こした事故だけでなく、自損を含めた全ての事故に対しての補償もチェックが必要です。

④ 保険料は適切か?
安いに越した事は無い。
補償内容が手厚ければ、相似して保険料が高いのは当たり前ですが、補償とのバランスが取れていることが重要ですね。

⑤ 加入のしやすさはどうか?
保険の契約は往々にして手続きが面倒です。
自転車保険は気軽に入れてこそ普及もするだろうし、継続もしやすいと思います。

以上については私見であり、人それぞれ重みを置くポイントが違うと思います。
また、他に賠償責任保険や自動車保険・傷害保険・スポーツ保険・アウトドア保険等に既に加入している方ならば、重複する補償内容があるとか、オプションが付けられるものがあるかもしれませんね。

改めて、いくつかの自転車保険の補償内容や保険料をチェックしましたが、前述のポイントをすべてを満足する保険は、当たり前だけど無いですね。
最大公約数的には、以下の2つかな?

au損保「あ・う・て じてんしゃBycle」ゴールドプラン
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セブンイレブン「自転車向け保険」
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そして最終的に選んだのは、「セブンイレブン「自転車向け保険」」で今迄と同じプランで更新。 
なーんだって感じ・・・。

選んだポイントは、 年間の保険料が4160円と、ポチッと衝動買いするよりもよっぽど安い。
1億円の損害責任とプラス示談交渉付で、配偶者をはじめとする生計を共にしている家族全員が保険の対象となる。
入院保険金が日帰り入院から対象で6000円/日、手術保険金も保障される。
まあ、入院するほどのケガを負うということは、よっぽどの事故ですが・・・
通院補償が付いていないので、この点は自腹ですね。

自転車に乗る方は、常に事故に備え、自分のケガの補償ばかりでなく、事故を起こした相手方に対する損害賠償に応じる覚悟のある人達でなければならない。と思うのは私だけでしょうか?

わざわざ保険なんて、と思う方もいらっしゃるでしょう。当たり前のことですが、保険はあくまで事故がおきたときの最後の手段です。

誰しも保険というのは使いたくないものです。
事故でケガをする、自分が加害者になってしまうのは、御免蒙りたいものです。
安全・安心あってのサイクルライフ、今年も保険を使わず過ごしたいものですね!