今年は桜のシーズンにあまり走れなかったので、チョッと遅いお花見ライドをツーリングプランに設定!
いつか行こう!と思ってはいつもボツとなっていた信州高山五大桜、ようやく見頃の時期に行ってきました。
高山村には約20本のしだれ桜があって、その半数は樹齢200年以上もある老木でかつ大樹なのです。
そんな孤高の桜巡りをしてみました~ ♪
高山村しだれ桜
万座から西へ下っていくと、善光寺平の東辺に広がる山里が高山村です。
最近では、「しだれ桜の里」として脚光を浴びていますよね。
高山村は標高差が大きいので花見の期間が長いのが特徴。
「中塩の桜」「坪井の桜」「水中の桜」「黒部の桜」「赤和観音の桜」を総じて「高山五大桜」と呼ばれています。
高山村しだれ桜-001
雪の回廊を後にし、志賀草津道路から分岐して万座道路へとハンドルを向けます。
万座道路の一部は、日本ロマンチック街道を通っていたんだね。。。

高山村しだれ桜-002
万座温泉までは、こんな九十九折れを下っていきますよー
万座道路も志賀草津道路と同じく、前日の4月25日に冬季通行止めから開通したばかり。

高山村しだれ桜-003
万座峠から、同じ目線で志賀草津道路の道筋が見えますねー
一番右側の所が渋峠、その左の丸い形をした横手山の裾野を経由して、熊の湯方面へと続きます。

高山村しだれ桜-004
上り返して、高山村へと入っていきます。。。

高山村しだれ桜-005
後ろを振り返ると遠くに白根山と通ってきた志賀草津道路も見えますねー

高山村しだれ桜-006
あわよくば毛無峠へ行ってみようかと思ったけど、案の定、こんな積雪じゃーNGですね。
写真奥に見える、ドライブに来ていた若者2人が様子見から戻ってきましたが、500m先はとてもじゃないけれど徒歩で行ける状況ではないとのこと。
須坂建設事務所のアナウンスだと、5月24日から通行止め解除予定だけど、こんなで大丈夫なのかね?

高山村しだれ桜-007
高山村へと下っていく沿道に、山菜の王様、「タラの芽」が沢山あって思わず止まってしまいました!
どう見ても畑ではなく道端にあるし、採取禁止等の看板もなし。
上信越国立公園からは外れているし、自然保護区に指定されている地域ではない・・・
ということで、貴重な山菜なので、絶えることのない様に採取させていただきました~
樹木の先につく二番芽は採らないのがマナーですね。
タラの芽はやっぱり「天ぷら」が最高ですね。 うまかったぁ!

高山村しだれ桜-008
そして本題のしだれ桜ですが・・・w
まずは、「大人の桜旅」の表紙を飾った 「中塩のしだれ桜」。 

高山村しだれ桜-009
阿弥陀堂の傍、お地蔵様を護るようにそびえています。
樹齢は約150年、樹高約10m、幾重にも張り出した花で、さながら湧き立つ華の雲のようですー

高山村しだれ桜-010
高山村にある桜では最年長の桜、「坪井のしだれ桜」で、日本彼岸桜番付で西の小結に選ばれています。
樹高約10m、幹周約8m、根元の直径約4m、樹齢はなんと600年!

高山村しだれ桜-011
桜の木の下にあるお墓には寛永の表記があり、そこから樹齢600年位だと判断されているようです。
周囲には菜の花畑が広がり、のんびりとした光景を楽しむことができました。

高山村しだれ桜-012
五大桜ではないですが、高山村役場の近くにある、他の桜よりも早咲きするという 「和美(なごみ)の桜」。
地面に付かんばかりにしだれた枝に、沢山の花を咲かせていて優雅です!

高山村しだれ桜-013
樹齢は若い方で100年程、樹勢もよくバランスの良い整った樹形をしていますよね。
地元の方が曰くには、「ここの桜が、五大桜と同時に満開迎えるなんて珍しいよ!」とのこと。

高山村しだれ桜-014
最後に巡ったのは、五大桜の中で一番人気の「水中(みずなか)のしだれ桜」、
吉永小百合さん主演の映画、「北の零年」でワンシーンを飾った桜です。
樹齢約250年を超えて、樹高約22m、幹周約4mで、村指定天然記念物とのこと。
ここの桜は山高いところにあり、直登の激坂が待ち受け、最後の最後でこの坂はきつかったぁ~

高山村しだれ桜-015
陽が傾いてきたので、桜の花が赤みかかってきましたね。
五大桜はこの他に、「黒部のエドヒガン桜」「赤和観音のしだれ桜」がありますが、5分咲きとのことでパス。
高山村の各所に競って咲くしだれ桜はとても容姿端麗でいずれの桜もキレイでした!
里の緑を背景に優美な華の滝を舞い降らせる景観は特筆のものですね。いいものを見させてもらった!


そして、1日目のライドは終わりに・・・。 ルートはこんな感じです。
今宵は長野市内で泊まり、翌日は、嶺方峠~小熊黒沢林道へと行ってみま~す!
さてさて、歓喜の声ほとばしる絶景が見られるのでしょうか??? 

昔も今も変わらない感動の舞台★嶺方峠」へと続きます・・・