三連休どこかへ遠出したい! 乗鞍エコーラインや志賀草津道路の紅葉した山岳道路を走りたいものだが、乗鞍は昨年があまりにも素晴らしい紅葉だったので今年行くとトーンダウンしそう・・・
志賀草津道路は連休なので渋滞の中を走ることになるし・・・
といったことで思いついたのが、昨年も行ったジオパーク伊豆大島へ!
伊豆大島
ユネスコのジオパーク(地球活動の遺産を見所とする大地の公園)にも指定され、大自然の魅力に溢れる首都東京の南国 『伊豆大島』 は絶好の自転車天国!
さらに、火山活動によって生み出されたダイナミックな景色を目の当たりにできる楽しさ満載アイランド! 
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今回も1泊1日の日帰り行程、東海汽船のかめりあ丸で横浜を深夜に出て、翌早朝に大島岡田港に着、帰りは高速ジェット船で熱海経由で帰るといったアクセスルート。
大型船の週末ダイヤは横浜に寄港するので便利ですね。
横浜・大桟橋ターミナルへの入港がやや遅れて、予定から15分遅れの23:45発に出港!

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みなとみらいの夜景やライトアップされた横浜ベイブリッジに見送られながらいざ伊豆大島へ。
横浜港湾区域を出たあたりで、デッキへの出入禁止と船内は消灯へと・・・、おやすみなさい zzz
前回と同じくコスパがよくプライベートな空間で寝られる特2等が予約できたものの、船尾側の部屋だったので、エンジンの音と振動が気になる・・・、
また、台風による長周期なうねりが気になってよく寝られなかった・・・トホホ  (>Д<;)
(東海汽船を利用する方へのアドバイス : チケットショップ等で株主優待券をゲットすれば、乗船券が35%引きになるのでお得てす!)

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ちょうどいいタイミングで、水平線から昇る綺麗な日の出に出迎えられながら、6:00に大島岡田港に接岸。
出港地の横浜は風が強くやや寒かったものの、大島は無風で暑くもなく寒くもなく気持ちいい朝です!

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観光客や釣客の乗船していた半分以上の人がここ伊豆大島で降りたかな?
自転車も組み上がって朝食タイム!
岡田港着では早朝によりお店が開いていないし、時間的にこの先の波浮港まではお店が無いので、補給食等を含めて事前に購入されることをオススメします。

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かめりあ丸は、次の寄港地である利島へ向けて出港!


今回実際に走ったデータをルートに落としてみました。大島一周道路を時計回りを基本で。
行程距離は短いものの、アップダウンが多いし、三原山を表裏から2度上っているので獲得標高は1800mを越え、なにげにキツイコースです。
途中、ロード等では走れない道や階段等の遊歩道もあるので、あくまでもご参考までに・・・

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大島一周道路の周辺には、多くの椿が見られます。なかでも「椿トンネル」という所があり、その名の通り椿のトンネルを抜けることができます。 椿といっても、想像しているような背丈ではないですぞ!

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ヤブツバキの原種が自生している伊豆大島。 特にこの椿トンネルのヤブツバキは、年月をかけて大木と化して、道路脇に見えている根もご覧の通り迫力満点!
椿トンネルやスダジイの群落等、深い自然に覆われた気持ちのよい道が続きます。緑のトンネルをくぐりぬけていく感じがとっても心地よいね。

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三原山方向から海へ向かってつながる黒い砂の道の「大砂漠ルート」と合流する所に、ドーム型の噴火待避所があります。

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そんな大砂漠ルートを少し上ってみました。ダブルトラックの火山砂の道なのです。
「ここは地球?」と思ってしまいます。黒い砂に背の低い植物…、ここは東京都です。w
今回は、この先の裏砂漠を走るためにも32Cのブロックタイヤを履いてきたのだ!
車両禁止の看板等がない道、もっとも4WDじゃないと走れそうもないので、訪れるクルマもないでしょうね。
あたり一面が黒い景色で不気味な光景、かつては溶岩が流れた所と思うとやや怖いです・・・

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大島一周道路へ戻ってから裏砂漠の「月と砂漠のライン」へと向かいます。

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3km程の上りを進むと駐車場へ、クルマはここまで。 いよいよこの先が裏砂漠へとなります。

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そして三原山の裏の顔を見せる裏砂漠です! 写真ではダイナミックさが伝わらないなぁー
国土地理院作製の地図において日本で唯一「砂漠」と表記されている場所なのです。

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で、第一展望台に到着!

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ここはその名前の通り、過去何度となく繰り返された噴火で噴出した石で出来た砂漠です。
この裏砂漠に立つと地球とは思えない、どこか違う惑星に降り立ったような錯覚に陥ります。
伊豆大島に来て裏砂漠に足を踏み入れないなんて勿体無いですよ。
是非この不思議な砂漠の世界を体感してみては!

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写真正面に見える櫛形山の第二展望台へ向かいましょう!

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裏砂漠は火山灰やスコリアで覆われた植生が少ない緩傾斜地帯で、三原山の東方向に広がっています。
この砂漠のような景観が生じた理由は、強風の影響で火山灰等が堆積しやすく、火山ガスの影響を受けやすいことなどにより、植物が育たないからなのです。

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櫛形山(標高670m)に到着!
風がなくて気持ちいい天気です。

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1986年の噴火以降、ガスの噴出が無く、ここ20数年で急激に緑化が進み、砂漠の面影は無くなりつつあるそうです。

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三原新山、剣ガ峰、白石山、房総半島などの360度の大パノラマが眺めることが出来ます!
ん~くどいけど、写真ではダイナミックさが伝わらないなぁー 実際に現地を見たほうが迫力満点です!

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大島一周道路の斜度はそれほどないものの、本当に「上っては下る…」の繰り返しです。
「もうこれが最後か!?」と思うと、また上りが出てくるので、あまり期待せずに淡々とペダルを踏むのがオススメです。
大島一周道路は、舗装がキレイ、マンホールが無い、車の交通量も少ないので走りやすい~。
だから、安全にライディングを楽しむことが出来ます。

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文字通り、その姿が筆の穂先に似ていることから「筆島」と呼ばれている。
海中から高さ30m程あり、後ろの断崖絶壁とあわせてダイナミックな景観が広がってます。
ここは200万年程前は火山活動の活発だった場所で、この筆島は火山の火道で固まった溶岩だと言われています。

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「波浮港見晴台」は高台にある展望台で、美しい円形の入り江の波浮港が一望!
港周辺は昔ながらの木造の建物が立ち並び、いかにも日本的な雰囲気を残す町並みですね。

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波浮港へ下ったら、ちょっとつまみ食い!
鵜飼商店では、揚げたてコロッケをいただくことができます! 地元の人にも大人気とか・・・
コロッケとメンチをいただきました~

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通称バームクーヘンとも呼ばれている地層切断面。
思わず見入ってしまう大きさ、長さ1kmにわたって溶岩層が交互に重なっています。

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黒っぽい層がスコリア、灰色が火山灰、茶褐色が風化火山灰または腐植土。
150万年もの昔から、幾度となく数えられてきた三原山の噴火でできたといわれています。

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元町でのランチタイムは、大島名物のべっこうと地魚のにぎりをいただきました!
「べっこう」とは、地の白身魚を青唐辛子のきいた特製のタレにつけこんだもの。これを握りにしていただくのが、べっこう寿司です。
各地魚の説明を聞いたけど、忘れてしまった・・・w

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ここは赤禿という所で、大島西海岸サンセットパームライン沿いにあり、3400年前の水蒸気爆発で出来た側火山、火口近くに赤色のスコリアが厚く積もりました。
赤い色のスコリアは溶岩に含まれている鉄分が高温でゆっくりと燃焼し酸化したものです。

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穏やかな天気で、利島や三宅島をはじめとする伊豆諸島もよく見えてました。

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溶岩が作り出した黒い砂浜と青い海とのコントラストも大島ならではの光景です。 栄養豊富で生物が多く、年間を通して透明度も高い大島の海にはスキューバダイビングを楽しむ多くの方も訪れます。

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サンセットパームラインを後にして、今度は表側から三原山を上って行きます。
船内での寝不足と、ここまでのアップダウンがボディーブローのように効いてきて、ヘロヘロできつかったぁ~

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新火口展望台、雄大な三原山全景を見渡せるビューポイント!
正面左から、裏砂漠で上った櫛形山、白石山、剣ヶ峰、三原新山、手前にカルデラが見渡せます。

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後ろを振り向けば伊豆半島、うっすらと富士山、箱根、丹沢の山並みが一望できます。

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眼下には元町が望めます。 竹芝へ向かう大型船か元町港に入ってきてますね・・・

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コースのクライマックスである三原山の御神火茶屋に到着!
地球のエネルギーが伝わってくる絶景パワースポットです。
ここから眺める三原山の姿は、雄大で溶岩の流れた跡がクッキリ、噴火の爪跡を感じる事が出来ます。

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今年から製造販売が始まった大島牛乳アイスでクールダウン! 
島ののんびりとした雰囲気の中で育った乳牛から搾られたアイスです。
甘すぎず、さっぱりした美味しさで、手作りのために大量生産ができず、島内のみの限定販売なんです。
伊豆大島でこのパッケージを見つけたら是非、ご賞味ください!

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そろそろ、今回の伊豆大島ライドも終わり、帰り船の時間となりそうです・・・
いやー、相変わらず伊豆大島は、「地球は生きている!」と、実感できる景色が一杯ですね!

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ゴール地点である元町港に到着。お疲れ様でした~
元町港15:50発の高速ジェット船で熱海へと・・・
寝不足と程よい疲労感で、帰りの船では爆睡!w

青い空と海、黒い山肌、ダイナミックな景観などの大自然、そして、ゆったりと流れる島時間・・・、
伊豆大島は、気持ちの良い時間を過ごせるジオパーク&ネイチャーアイランドです!