霧中のラピュタの道からの続きです・・・
阿蘇ツーリングの旅も最終日となってしまいました。3日目の朝も雨は小雨なものの、外輪山の上の方はガスっています。昨日よりも状況は悪そうな感じ、でも行ってみよう!
阿蘇
岩の面に、「ラピュタの道」とイタズラ書きされた跡が薄っすらと残っていますね。
案の定、この場所から眼下に広がるであろう絶景は見られず。 
ラピュタの道に足跡というか、タイヤ跡を残してきただけに。。。。
でも、それはそれで、いい思い出になったかもね。。。。(?_?)
ラピュタ地図
こんど走りにいかれる方への参考にと、ラピュタの道のルートをご紹介するとこんな所です。
カルデラ内の道と外輪山の尾根道を走るミルクロードを結ぶ絶壁&絶景ロードです!

阿蘇-001
全景が見られなかったので、外輪山の地形が飛び出ている、地元の方が呼ぶところの「鼻」の所で、写真を撮ってみました。

阿蘇-017
ご覧のような霧の中なので、周りの景色が見えず。GPSで現位置を確認すると、上の写真の①の所です。
右下をのぞいて見ると、断崖絶壁で足がすくむ感じです・・・ ( ゚д゚ )!

阿蘇-003
この場所は、②の位置から阿蘇山の方向を望む場所。一瞬の霧の切れ間にカルデラ内の水田風景が見られました。 ここも高所恐怖症の方にはNGな場所ですね。まさに天空の道ですわ!ww

阿蘇-004
外輪山を上りきった先は、草原の中を走る道路、「ミルクロード」です。
この草原には、「阿蘇のあか牛」が多数放牧されているのです。
晴れていれば、広大な草原が広がる外輪山の尾根筋を、約45㎞に渡って抜ける美しい道路なのに・・・
外輪山とその外側の斜面に広大な草原が広がり、国内外に誇れるすばらしい景観が走れるのに残念だぁ!

阿蘇-005
ミルクロードを少し走ってみたけど、とても危険な状況なので、諦めてラピュタの道を下っていきました。
下の方に来るとご覧のように霧も晴れてきます・・・

阿蘇-006
ちよっと早いけれど、いまきん食堂へランチタイム!
創業百年、阿蘇の大衆食堂の「いまきん食堂」、 内牧温泉にある昔ながらの老舗食堂です。
名物はあか牛丼とチャンポン! 老若男女問わずに一年中多くの来客があるお店です。
11時の開店と同時に並ぶことなく入店だぁ! あっという間に店内は満席~
街灯のポールに表示されているように、いまきん食堂も、昨年の水害で大きな被害を受けました。

阿蘇-007
あか牛丼は、柔らかいヒレ肉は使用せずに、しっかりとした歯ごたえのもも肉(赤身)をレアでトッピング!
噛めば噛むほど肉の美味しさが伝わる逸品です! 特製の秘伝のタレ、半熟卵、わさび、味噌等、食べる場所により何種類もの風味をひとつのどんぶりで味わえます~ ウマーイ!!!

阿蘇-008
食べ終わって外にでてみると、昨日は厚い雲に覆われていた大観峰の方角が雲が切れているぞ。
ということで、大観峰へ上がってみよう!

阿蘇-009
カルデラの縁に当たる、ミルクロードなどの外輪山北部の方を望むパノラマ写真です。

阿蘇-010
大観峰からの眺めは、あまりにも有名ですよね。
大観峰は阿蘇カルデラを織り成す南北2つの外輪山の最高峰で、北外輪山の中ほどに位置しています。
その雄大な眺めに感動した文豪徳富蘇峰が、「大観峰」と名付けました。
雄大な、世界一といわれるカルデラの真中に悠然と横たわる阿蘇五岳の姿、その雄大さに、お釈迦様の涅槃の時の寝姿を思わせるところから、涅槃像とも呼ばれています。
でも、その勇姿を、この大観峰から見ることはできませんでした・・・。

阿蘇-011
一瞬の晴れ間での、どこまでも続く雄大な草原は、阿蘇地域を代表する景観です。
草原が原野として今も残っているのは、度重なる噴火、降灰などにより、森林化が妨げられたことが一因ですが、放牧、採草、野焼きなど、人が手をかけて維持してきたことも大きく貢献しています。
つまり、この草原は自然と人間との共生で千年以上維持されてきた二次草原であり、歴史的産物であるといえるでしょうね。

阿蘇-012
このままミルクロードを走って、またラピュタの道を見ようかと思いましたが、ご覧の様に、相変わらず雲が取れていませんねー

阿蘇-013
帰りのフライト時間も迫ってきたので、そろそろ帰り支度をしなくてはなりません。
ホテルに戻って預けていた荷物を引き取り、空港へと向かいましょうかね。その前に、ひと風呂浴びていきますかねー
内牧温泉には共同浴場が11軒と非常に多く、地元の人たちが足繁く通っています。その中の一つ、「大阿蘇」で立ち寄り湯です。
なんと100円と良心的なお値段! 無人なので、脱衣所の壁にある料金入にチャリーン~

阿蘇-014
後ろ髪を引かれる思いで、ラピュタの道をを立ち去ることに。 相変わらず上の方は霧が濃いですね~

阿蘇-015
帰りのフライトまで多少時間があったので、熊本ラーメンをこよなく愛する一部のファンでは有名なお店、空港近くの肥後大津にある「文化ラーメン」に寄り道です。 
場所は大津町役場の近くで路地を入った所にある少々わかりにくい場所でした。
お店の外観も内装も昭和レトロ感のある、普通の民家って感じで味があります。

阿蘇-016
チャーシュー麺をオーダー! 味は見た目よりコッテリ感のない優しい感じで、お腹に染みる美味さです。
豚骨スープはしつこくなく、あまりの美味しさに全て飲み干し~ この味の到達点は素晴らしいですね!

阿蘇-017
輪行袋も預け終わって、いよいよ阿蘇くまもとの地を離れることに・・・
たった2泊3日の旅なのに、なにか1週間ぐらいいたような感じがするのははなんでだろう?

阿蘇-018
長々の阿蘇ツーリングのレポとなりました・・・
最後までこんな乱文・駄作写真にお付き合いいただいた方に感謝いたします。
二年越しの念願のラピュタの道へ走りに来たけれど、ちょっと不完全燃焼な感がありますね。
でも、こうして振り返ってみると、ラピュタが晴れているか霧なのか、それはどうでもよいこととであって、走った事実だけでも価値があったと思っています。
残念ながら天空の道、ラピュタの道は、厚い霧で絶景は見れなかったけど、見えない霧の中でも感動した自分がそこにありました。
うーん、でも見たかったなぁー w 
お・し・ま・い~ (^^)v