群馬・草津町と長野・志賀高原を結ぶ志賀草津道路の「雪の回廊」、GW前から降雪や凍結で閉ざされた志賀草津道路に振り回されたけど、今年もなんとか、日帰り行程だったけど行ってきました~(^^)v
本当はGW前半に雪の回廊を走るなどの北信ツーリングを計画したのですが、志賀草津道路が降雪と路面凍結で数日間にわたって終日通行止め、そんなことで生憎のDNSになってしまったのです。
日を重ねるたびに雪の壁が低くなるし、排ガスで黒くなってくるし、行くなら早く行くのがベター
ここ3年連続で雪の回廊を走っているので、なんとしても今年も行きたいなぁーとGW後半に照準を合わせることに。日帰りの行程ならば、何とか都合がつけられそうか?・・・
雪の回廊ばかりは、路面凍結が無く志賀草津道路が開通していて、そこそこ気温がないとだめなんだよねー
更に欲を言えば、青空の快晴だったら最高なのです!
そんな諸条件をクリアした5日に、同じくKHARMAライダーのヒロさんと絶景ポタ?をしてきました!
ルートはこんな感じで、輪行で軽井沢駅スタート、峰の茶屋~長野原~草津~渋峠~志賀高原~湯田中駅といったルートです。
Garminのデータでは91kmと距離は短いけれど、獲得標高は2,217mなので、そこそこのヒルクライムコース。
加えて、道中では景色を眺めながらの行程なので、なんだかんだ1日コースなのです。
軽井沢から峰の茶屋へ至るロマンチック街道は、スタートして間もなくでの上りが続くけれど、五月晴れをバックにした浅間山を眺めながら走れば、気も前に進みます!
道路標識にもある、ここ上信越高原国立公園は、群馬、新潟、長野の3県にまたがり、面積としては大阪府ほどで日本で2番目の広さを持つ国立公園なのです。
この公園の特徴は、写真の浅間山やこの先に行く白根山のような活火山、志賀高原のような高層湿原など豊かな自然的要素が特徴ですね。
昔も今も交通の要所である峰の茶屋に到着!
白い噴煙を上げる浅間山。昔から活発な噴火を繰り返し、阿蘇山とともに代表的火山の一つに数えられている火の山ですね。
長野原から草津に至る道路はなにげに勾配が続いてタフな道です。
ただでさえ交通量が多い道なのに、GWの観光客等のクルマも加わって往来が多く、走っていてストレスがたまりますね。
標高1,000mのいつもの定点ポイントで服装による体温調整。気温も上がってきたので、ヒロさんもロングスリーブジャージからロングのアンダー+半袖ジャージに着替えます。
後ろを振り返ると、先ほどまで間近に見えていた浅間山が遠くへと・・・
草津で補給後、いよいよ志賀草津道路へと入っていきます。
やや勾配がある林間のルートを抜けると、武具脱の池(ものぬぐのいけ)のいつもの撮影ポイントへと。
今年は残雪が少ないですねー
草津からの志賀草津道路は、ひたすら急なワインディング。最初のうちは展望もないけど、殺生河原あたりまで来れば展望が開けてきます。
硫黄臭が鼻をつく殺生河原、道端に駐停車禁止と表示されるほど有毒ガスが充満する危険地帯だけど、チョコっと停車して写真をパチリと。
月面のクレーターのような無数の噴気孔から、臭いの強い硫化水素の蒸気が噴出していて、その周りには硫黄の自然結晶も見られ、文字通り動植物を寄せ付けない異様な雰囲気を醸し出しているよなー
志賀草津道路を白根山に向かって上っていくと徐々に高木から低木へ、やがてクマザサと高山植物だけとなっていく景色を変わっていくのを楽しみながら上っていきます!
この場所も例年この時期は、もう少し残雪があるんだけど少ないですねー
夏はこんな感じでクマザサで一面が緑に覆われます。
この先、左の方へ何度か折り返して上って行き、写真奥の方へと上って行きます・・・。
かなり上ってきました! 草津白根山までもう少しだ~
この辺りから空気もヒンヤリとしてきて、再度ロングジャージを着て防寒対策に備えます。
振り返ると上ってきた道がつづら折れに、そしてその先に草津温泉街が見えますねー
遠くには赤城山や谷川連邦も見渡せます。
適当に景色を眺めたり写真を撮ったりしながらゆっくり走って、時々ガードレールの下を見下ろしたり見上げながらと・・・
志賀草津道路も交通量は多くて、クルマをクリアーになる時をねらって写真撮影!
段切りの除雪模様です。雪崩防止のため、階段状に切り崩していきます。
何度も言うようだけど、今年は雪が少ないですねー
草木をほとんど寄せ付けない白く荒れた白根山の山肌が見えてきましたよー
ここは紅葉の時期にはナナカマドが真っ赤に染まり、印象的な風景が見渡せますよ。一見の価値ありです!
そして、草津白根山頂近くにある草津白根レストハウスに到着!
その駐車場のすぐそばにあるのが、火口湖である弓池です。周囲は湿原が広がり、背後には逢ノ峰がそびえます。近くにある湯釜のほうが有名ですが、この弓池も非常に印象的な池ですよ。
ご覧のように池は結氷!この地の寒さを物語ってますね~
途中、写真を撮っていたら、同じKHARMAライダーさんが通り過ぎて行きエール交換、その後の草津白根山のレストハウスで再会です。
お聞きすると中之条からこられた方、バリバリ地元ですね。いいロケーションにお住まいで羨ましい限りです。
3台並んで記念撮影! ここでKHARMAを目にしたのは、2年前に続いて2回目だなぁー
草津白根山レストハウスでランチを終えてリスタート!
万座へ向かうつづら折りを眼下に、白根山から志賀高原にかけてのすばらしい景色は何度行っても飽きることはありませんね。
ヒロさん、何となく恐々としてぎこちない感じ・・・、路肩から離れてガードロープ越しに景色を眺めています。
聞くと高所恐怖症で高いところ、特に絶壁系が苦手とか。
ここまで標高を稼いでおいて何を言っているでしょうか?w この先まだまだ絶壁が続きますよー(^^)
志賀草津道路のハイライトのひとつはこの山田峠からの眺め!
アルプスはないが2,000m級の山々と谷を間近に見ながらのライドは最高だ!
日本を忘れさせるダイナミックな景色が広がります~
右奥が横手山、その下に見えるスノーシェッドがこの先走り抜けていく所になります。
天空を駈ける道、くうぅぅぅー、堪りません! 気持ち良すぎ~
そう思いながら走り続けると、何やらそれらしいものが見えてきたぞ!
雪のカーブを曲がっていくと、雪壁は高くなり、雪の回廊と空には真っ青な青空! いいじゃないかー
来た道側の方向です。やや雲がかかっているかな。でも、雄大な景色にしばし見とれる。
この時期にしか味わえない雪の回廊、何度来ても魅力的な景色です!
除雪作業でできた雪の壁は最も高い所で6m位ですかね? そそり立つ雪壁がつくる回廊はこの季節の名物ですね。
立山の雪の回廊も凄いけど あちらはマイカーはもとより自転車も走れないし、そういった意味では志賀草津道路は貴重だよねー
雪の回廊を通り抜けて更に上り、来た道を振り返ると、両側にそそり立つ雪の壁と草津白根山が望めるお気に入りポイントへと。
夏はこんな感じで、夏は夏でまたいい景色が見渡せる絶景ポイントですよ。
どこを見回しても、この道以外に人工のものが全く見えない眺めは、ちょっと他では味わえない。
毎回当然ながら止まってしまう日本国道最高地点。さすがGWで大混雑、一瞬の隙に写真をパチリ!
思わず叫びたくなる絶景です。国道最高地点から望む芳ヶ平方面、日本離れした絶景です。
延々と上ってきたハードなコースに見合うだけの絶景を堪能できます! いゃーいつ来てもいい景色だなぁー
正面のくぼ地に広がる芳ヶ平湿原、その向こうにかすかに見える町並みが草津温泉です。
この芳ヶ平湿原ですが、紅葉の時期はこんな感じで言葉での説明は浮かびません。
箱庭か?油絵?って思うぐらいにとても素晴らしい景色が望めるのです。
いゃー、また紅葉の時に来てみたいなぁー
さてさて、国道最高地点から渋峠へはほんの数百メートル・・・
ヒロさんの「いい景色じゃないですかー」との言葉を受けて写真撮影、クルマを入れたくないので、しばらく待つもののものの、なかなか切れ目がない~
県境をまたいで建つ渋峠ホテルで珈琲タイムといきますか!
スキーヤーとローディーの混在で、なんとも違和感がありますね。w
ここは群馬と長野の県境にもなっていて、ホテルでは「最高地点到達証明書」なんてのも売られている。
ヒロさん、折角なので記念に一枚お買い上げ!
ホテルの方にお聞きしたところ、住所は長野、固定資産税は面積等に応じて県別納税とのことです。
その後、一気につづら折りを繰り返して志賀高原へ、そして、ゴール地点の湯田中駅へと
湯田中駅に隣接した「湯田中駅前温泉 楓の湯」で、マッタリと温泉に入ってから帰路へと・・・
これにて、フロ・デ・リタイア【志賀草津ステージ】の完走です!
日本の国道で最も標高の高い2,172mの渋峠を通過する山岳ルート、火山地帯ならではの変化に富んだ風景、そして、この時期しか走ることが出来ない雪の回廊、自然度100%の道路を走る楽しみは何回来ても飽きないですね!
さて、次回はいつ走ろうかな?
本当はGW前半に雪の回廊を走るなどの北信ツーリングを計画したのですが、志賀草津道路が降雪と路面凍結で数日間にわたって終日通行止め、そんなことで生憎のDNSになってしまったのです。
日を重ねるたびに雪の壁が低くなるし、排ガスで黒くなってくるし、行くなら早く行くのがベター
ここ3年連続で雪の回廊を走っているので、なんとしても今年も行きたいなぁーとGW後半に照準を合わせることに。日帰りの行程ならば、何とか都合がつけられそうか?・・・
雪の回廊ばかりは、路面凍結が無く志賀草津道路が開通していて、そこそこ気温がないとだめなんだよねー
更に欲を言えば、青空の快晴だったら最高なのです!
そんな諸条件をクリアした5日に、同じくKHARMAライダーのヒロさんと絶景ポタ?をしてきました!
ルートはこんな感じで、輪行で軽井沢駅スタート、峰の茶屋~長野原~草津~渋峠~志賀高原~湯田中駅といったルートです。
Garminのデータでは91kmと距離は短いけれど、獲得標高は2,217mなので、そこそこのヒルクライムコース。
加えて、道中では景色を眺めながらの行程なので、なんだかんだ1日コースなのです。
軽井沢から峰の茶屋へ至るロマンチック街道は、スタートして間もなくでの上りが続くけれど、五月晴れをバックにした浅間山を眺めながら走れば、気も前に進みます!
道路標識にもある、ここ上信越高原国立公園は、群馬、新潟、長野の3県にまたがり、面積としては大阪府ほどで日本で2番目の広さを持つ国立公園なのです。
この公園の特徴は、写真の浅間山やこの先に行く白根山のような活火山、志賀高原のような高層湿原など豊かな自然的要素が特徴ですね。
昔も今も交通の要所である峰の茶屋に到着!
白い噴煙を上げる浅間山。昔から活発な噴火を繰り返し、阿蘇山とともに代表的火山の一つに数えられている火の山ですね。
長野原から草津に至る道路はなにげに勾配が続いてタフな道です。
ただでさえ交通量が多い道なのに、GWの観光客等のクルマも加わって往来が多く、走っていてストレスがたまりますね。
標高1,000mのいつもの定点ポイントで服装による体温調整。気温も上がってきたので、ヒロさんもロングスリーブジャージからロングのアンダー+半袖ジャージに着替えます。
後ろを振り返ると、先ほどまで間近に見えていた浅間山が遠くへと・・・
草津で補給後、いよいよ志賀草津道路へと入っていきます。
やや勾配がある林間のルートを抜けると、武具脱の池(ものぬぐのいけ)のいつもの撮影ポイントへと。
今年は残雪が少ないですねー
草津からの志賀草津道路は、ひたすら急なワインディング。最初のうちは展望もないけど、殺生河原あたりまで来れば展望が開けてきます。
硫黄臭が鼻をつく殺生河原、道端に駐停車禁止と表示されるほど有毒ガスが充満する危険地帯だけど、チョコっと停車して写真をパチリと。
月面のクレーターのような無数の噴気孔から、臭いの強い硫化水素の蒸気が噴出していて、その周りには硫黄の自然結晶も見られ、文字通り動植物を寄せ付けない異様な雰囲気を醸し出しているよなー
志賀草津道路を白根山に向かって上っていくと徐々に高木から低木へ、やがてクマザサと高山植物だけとなっていく景色を変わっていくのを楽しみながら上っていきます!
この場所も例年この時期は、もう少し残雪があるんだけど少ないですねー
夏はこんな感じでクマザサで一面が緑に覆われます。
この先、左の方へ何度か折り返して上って行き、写真奥の方へと上って行きます・・・。
かなり上ってきました! 草津白根山までもう少しだ~
この辺りから空気もヒンヤリとしてきて、再度ロングジャージを着て防寒対策に備えます。
振り返ると上ってきた道がつづら折れに、そしてその先に草津温泉街が見えますねー
遠くには赤城山や谷川連邦も見渡せます。
適当に景色を眺めたり写真を撮ったりしながらゆっくり走って、時々ガードレールの下を見下ろしたり見上げながらと・・・
志賀草津道路も交通量は多くて、クルマをクリアーになる時をねらって写真撮影!
段切りの除雪模様です。雪崩防止のため、階段状に切り崩していきます。
何度も言うようだけど、今年は雪が少ないですねー
草木をほとんど寄せ付けない白く荒れた白根山の山肌が見えてきましたよー
ここは紅葉の時期にはナナカマドが真っ赤に染まり、印象的な風景が見渡せますよ。一見の価値ありです!
そして、草津白根山頂近くにある草津白根レストハウスに到着!
その駐車場のすぐそばにあるのが、火口湖である弓池です。周囲は湿原が広がり、背後には逢ノ峰がそびえます。近くにある湯釜のほうが有名ですが、この弓池も非常に印象的な池ですよ。
ご覧のように池は結氷!この地の寒さを物語ってますね~
途中、写真を撮っていたら、同じKHARMAライダーさんが通り過ぎて行きエール交換、その後の草津白根山のレストハウスで再会です。
お聞きすると中之条からこられた方、バリバリ地元ですね。いいロケーションにお住まいで羨ましい限りです。
3台並んで記念撮影! ここでKHARMAを目にしたのは、2年前に続いて2回目だなぁー
草津白根山レストハウスでランチを終えてリスタート!
万座へ向かうつづら折りを眼下に、白根山から志賀高原にかけてのすばらしい景色は何度行っても飽きることはありませんね。
ヒロさん、何となく恐々としてぎこちない感じ・・・、路肩から離れてガードロープ越しに景色を眺めています。
聞くと高所恐怖症で高いところ、特に絶壁系が苦手とか。
ここまで標高を稼いでおいて何を言っているでしょうか?w この先まだまだ絶壁が続きますよー(^^)
志賀草津道路のハイライトのひとつはこの山田峠からの眺め!
アルプスはないが2,000m級の山々と谷を間近に見ながらのライドは最高だ!
日本を忘れさせるダイナミックな景色が広がります~
右奥が横手山、その下に見えるスノーシェッドがこの先走り抜けていく所になります。
天空を駈ける道、くうぅぅぅー、堪りません! 気持ち良すぎ~
そう思いながら走り続けると、何やらそれらしいものが見えてきたぞ!
雪のカーブを曲がっていくと、雪壁は高くなり、雪の回廊と空には真っ青な青空! いいじゃないかー
来た道側の方向です。やや雲がかかっているかな。でも、雄大な景色にしばし見とれる。
この時期にしか味わえない雪の回廊、何度来ても魅力的な景色です!
除雪作業でできた雪の壁は最も高い所で6m位ですかね? そそり立つ雪壁がつくる回廊はこの季節の名物ですね。
立山の雪の回廊も凄いけど あちらはマイカーはもとより自転車も走れないし、そういった意味では志賀草津道路は貴重だよねー
雪の回廊を通り抜けて更に上り、来た道を振り返ると、両側にそそり立つ雪の壁と草津白根山が望めるお気に入りポイントへと。
夏はこんな感じで、夏は夏でまたいい景色が見渡せる絶景ポイントですよ。
どこを見回しても、この道以外に人工のものが全く見えない眺めは、ちょっと他では味わえない。
毎回当然ながら止まってしまう日本国道最高地点。さすがGWで大混雑、一瞬の隙に写真をパチリ!
思わず叫びたくなる絶景です。国道最高地点から望む芳ヶ平方面、日本離れした絶景です。
延々と上ってきたハードなコースに見合うだけの絶景を堪能できます! いゃーいつ来てもいい景色だなぁー
正面のくぼ地に広がる芳ヶ平湿原、その向こうにかすかに見える町並みが草津温泉です。
この芳ヶ平湿原ですが、紅葉の時期はこんな感じで言葉での説明は浮かびません。
箱庭か?油絵?って思うぐらいにとても素晴らしい景色が望めるのです。
いゃー、また紅葉の時に来てみたいなぁー
さてさて、国道最高地点から渋峠へはほんの数百メートル・・・
ヒロさんの「いい景色じゃないですかー」との言葉を受けて写真撮影、クルマを入れたくないので、しばらく待つもののものの、なかなか切れ目がない~
県境をまたいで建つ渋峠ホテルで珈琲タイムといきますか!
スキーヤーとローディーの混在で、なんとも違和感がありますね。w
ここは群馬と長野の県境にもなっていて、ホテルでは「最高地点到達証明書」なんてのも売られている。
ヒロさん、折角なので記念に一枚お買い上げ!
ホテルの方にお聞きしたところ、住所は長野、固定資産税は面積等に応じて県別納税とのことです。
その後、一気につづら折りを繰り返して志賀高原へ、そして、ゴール地点の湯田中駅へと
湯田中駅に隣接した「湯田中駅前温泉 楓の湯」で、マッタリと温泉に入ってから帰路へと・・・
これにて、フロ・デ・リタイア【志賀草津ステージ】の完走です!
日本の国道で最も標高の高い2,172mの渋峠を通過する山岳ルート、火山地帯ならではの変化に富んだ風景、そして、この時期しか走ることが出来ない雪の回廊、自然度100%の道路を走る楽しみは何回来ても飽きないですね!
さて、次回はいつ走ろうかな?