久しぶりに、雪のビーナスラインを走りに行ってまいりました!
いつ以来なのか?と過去記事を遡ったら、2019年2月以来でした。
一昨年だったかな?と思っていましたが、3シーズンぶりなんですね。
ビーナスライン
今年は雪が多いと感じている方が多いかと思いますが、過去統計を見てみると、そうでもないようです。
今年は本格的な雪の降り方が、年末年始にかけて連続したことから「雪が多い」と感じるのかも知れません。
いずれにせよ、今年は、ラニーニャ現象の冬であることから、この先も厳しい冬になりそうです。
さてさて、今年はどんな雪景色のビーナスラインが見られるのでしょうか?

ビーナスライン-001
コースは、白樺湖を経由して、ビーナスラインの冬季通行止めの終点部、八島ヶ原湿原へと向います。
白樺湖あたりの朝の気温は、氷点下13℃。
防寒対策をしっかりとしていたので、さむぅ~!って感じてはないですね。

白樺湖周辺の木々の綺麗な霧氷を期待していたのですが、前日に降雪が無かったことや、湿度が低かったことなどからか、もうひとつでした・・・

ビーナスライン-002
この先の旅の無事を祈願しがてら、白樺湖の池の平神社へ。
池の平神社は、白樺湖の浮島に鎮座しています。浮島と言っても一部は陸続きですが・・・

白樺湖は火山性の自然湖と思われている方が多いと思いますが、1947年に溜池として造られたもので、当初は蓼科大池と呼ばれていました。
池の平神社は、湖の完成に伴い、周辺住民の幸と繁栄を祈念すると同時に、この地を訪れた方の幸と事故の無きこと祈願するために、1955年に祀られたものなのです。

ビーナスライン-003
この赤い鳥居は、雪原の中に建っているように見えますが、湖の中にあるのです。
湖はカチンコチンに結氷していて、その上に雪が積もっているので雪原にあるように見える。

そういえば、近くに御神渡りらしきものができていました。
御神渡りは、諏訪湖で有名な冬の風物詩ですが、氷の上に雪が積もっていますが、白樺湖にも筋状に盛り上がっていました。

ビーナスライン-004
雪道を走る主な仕様は、まずはもってタイヤは当然ながらスパイクタイヤ
今年で8シーズン目のタイヤとなりますが、特にゴムの劣化もピンの摩耗もなくて(メンテしてます)長持ちしています。

そして、ダウンヒル時に、安定して走行することに加えて、スリップ時でのリスク回避のために、サドルを下げられるよう、ドロッパーシートポストを付けています。
写真のハンドル左のレバー操作で、登りでは上げ、ダウンヒルなどブレーキングが多いシチュエーションでは下げるなど、状況に応じて調整できるので走っていて安心感があるのです。


シューズカバーを付けたくないので、冬季時のドライ走行では、過去ブログでご紹介したSPDブーツを履いているのですが、雪走行では、リスク回避でクリートが無く、雪原の中を歩いたり、滑らないようにと、コロンビアの「サップランド アーク ウォータープルーフ オムニヒート」(無用に長い名前です (笑) )というブーツを履いています。
軽い・暖かい・滑らない・脱ぎ着しやすし、冬キャンにも使ったりと、おススメです!

そんなことで、ペダルはフラットペダルです。
ちなみに使っているのは、クランクブラザーズのスタンプ1のSサイズ。
踏み面がしっかりしているのと、滑り止めピンの高さが調整できるのもGood!です。

前置きが長くなりましたが、ビーナスラインへとスパイクタイヤを滑らしていきましょう!

ビーナスライン-005
白樺湖展望台からは、眼下に凍り付いた白樺湖と、蓼科山の眺望が綺麗。
写真は切れていますが、左には、浅間山が見えてました。

ビーナスライン-006
旧料金所跡(ビーナスラインは、かつては有料道路でした)を過ぎると、路面も圧雪となり走りやすく、周りの景色も銀世界に!

ビーナスライン-007
この日は、雲一つない快晴で、最の高!
八ヶ岳の山並みのスカイラインもクッキリ! いゃーいい景色です~

ビーナスライン-008
車山高原スキー場を過ぎて、しばらく走ると富士見台にやってきました。
鼻にニンジンを付けたスノーマンの奥向こうには、富士山が浮かんでいますよー

ビーナスライン-009
右に目を転じると、南アルプから中央アルブス、そして、写真の御岳山も冠雪していて綺麗です。

ビーナスライン-010
乗鞍岳から穂高連峰、北アルプスと、大パノラマを見ながらのビーナスラインのトレースは、相変わらず最高です!

ビーナスライン-011
富士見台から車山肩へと至るビューポイント!
ビーナスラインの中でも、お気に入りの一つである撮影ポイント。

ビーナスライン-012
ビーナスラインの最高地点は、美ヶ原高原美術館の1959mですが、今回のルートでの最高地点は、車山肩の1802m。
その車山肩手前にある1800mの地点標識!

ビーナスライン-013
車山へ登って行くパーティーも、真っ青な快晴の下、とても気持ちよさそうです。

ビーナスライン-014
ビーナスラインの名ドライブスポットとしてよく紹介されるS字カーブ。
車山肩と霧ヶ峰の間にある好展望区間です。
路面は所々で舗装面が出ていたり圧雪だったり、シャーベットになっていなくて下りやすかったです。

ビーナスライン-015
ここのカラマツ林が霧氷になっていたら、最高の雪景色なんだけどなぁー ザンネン!

ビーナスライン-016
今年は、まあまあの積雪ですが、でも、2015年に比べたら少ないですね。
あのシーズンは、地元の方も経験したことがない降雪量だと言われてましたねー

ビーナスライン-017
霧ケ峰へと下っていく途中の標高1700mポイント。
ここは、正面に北アルプスの大パノラマが望めて、そりゃー素晴らしい走りができます!

ここの手前あたりで、霧ケ峰方面から上がってこられたサイクリストとすれ違い。
リアに自撮り棒で撮影しながら走られていたので、もしかしたら写っているかも?
もし、この拙いブログをご覧になっていたら、動画をご紹介くださいませ。m(__)m

ビーナスライン-018
ここはビーナスラインではなくて、霧ヶ峰湿原へ下っていく道です。
視界に入りきらない冬が、目の前に広がる、ここの景色が一番のお気に入りなのです。
青と白の世界にポツン佇むと、何もかも忘れて心休まりますねー

ビーナスライン-019
霧ヶ峰から八島ヶ原湿原へと向かう、ここもお気に入りのストレートダウンヒル。
カラマツ林に囲まれた中、圧雪されて道を豪快に駆け抜けていく!
思わず、ヒェー!と声をあげながら走っていくー

ビーナスライン-020
八島ヶ原湿原へと向かって行く時は気付かないけれど、通行止め終点部から折り返してくると、正面に車山を見ながらの視界が開けた所があります。
ここも、点在している木々が霧氷になっていれば、さらに素晴らしい雪景色なんだけどなぁー
まあ、全てがベストマッチングした冬景色を見るのは、なかなか難しいね。

ビーナスライン-021
といった感じの、2022年とある日のビーナスライン冬景色でした。
いつかは、霧氷やダイヤモンドダスト、そしてサンピラーを見たいものですね。
そうなると、降雪した後、キンキンに冷える日、太陽が昇る前から現地入りしてないとダメですねー