今年の梅雨は長梅雨で、6月~7月と思い通りに走りに行けなかったなぁー
前々から、キャンツーしたいと思案していて、7月の連休に北海道へ行こうと計画していたけれど、梅雨のない北海道なのに、生憎の雨続き予報でDNSに。

8月に入って関東地方が梅雨明けしたものの、大気が不安定で山間はにわか雨が降る予報だったり、
長梅雨の反動で盛夏だったり、西之島から噴出した火山ガス(二酸化硫黄等)が光学反応して二次生成されたPM 2.5により、全国的に霞んで眺望が期待できないとか、なんだかなぁーって感じ・・・
しまなみキャンプ
どっか走りに行きたいなぁー どうしようかなぁー?と・・・
そんな中、3日、4日と急遽予定が空いたので、何?を急に思い立ったとかわからないけれど、
よぉーし!しまなみ海道でも行ってみるかぁー!!と、いざ出陣です。(^^)v
(蛇足:バタバタと準備したので、デジカメを忘れたのでスマホ写真です。)
(三脚OK!予備バッテリOK!、肝心な本体を忘れる・・・。途中の新幹線で気付いてショック~!w)
しまなみ海道は今回で5回目、飽きることなく何回走っても素晴らしいサイクリングコースなのです!
自然と人工美が織りなす絶景しまなみ海道には、瀬戸内海に浮かぶ島々の多島美とそれらを結ぶ橋の造形美が織りなす絶景が広がっています。
そして、心地良い海風を感じながら、ゆっくりと景色を楽しむことができるのがいいんだよねー

よろしければ、以下のしまなみ海道の過去記事もご覧ください。 
素晴らしい景色の中を、急いで駆け抜けてしまう勿体ない。
今回は、美しい景色を見ながらマッタリゆったり走って、美味しいものを食べて、テン泊して潮騒を聴きながら大自然の中で夜を過ごす、といったキャンプ旅なのです・・・ 
しまなみキャンプ-001
ご承知の通り、東海・山陽・九州新幹線の荷物のルールが変わりました。
縦・横・高さ3辺の合計が160cmを超え、250cm以内の荷物を車内に持ち込む場合、車両の最後部の席と、最後部座席後方のスペースをセットで事前予約することで、後方スペースを荷物置場として使用できる。
輪行はこの制度の対象外、今まで通り車内に持ち込みが出来るけれど、「特大荷物スペース」を利用するには事前予約が必要なのです。

小生は「横置き輪行派」なので、3人掛け席の後がマストなのです。
指定席の空席検索をするものの、3席が空いている車両がないではないかい!
しょうがないので、他の方の荷物とバッティングしないことを祈りつつ、最後部座席を確保。
そして予感は的中、先約の方が大型スーツケースを置かれていて置けないぞぉー!おいおい~!
お伺いすると、次の停車駅でお降りになられるとのことで、お願いをして空いていた隣の2人席の後ろに移動をしていただきました。
いくら事前予約していても、輪行はリスクがありそうですね~

しまなみキャンプ-002
福山で山陽本線に乗り換えて、尾道駅に到着~
右肩には、クロモリフレームそしてキャリアを含めた13kgの輪行袋がズッシリと。
肩たすき掛けでサドルバッグ、左手にはパニアバッグが二つと、移動するには😥やれやれですわ。
尾道駅が改装されて、組み立て場所が依然と反対側の改札を出て左手に変わりました。
駅構内敷地ではなくて、どちらかというと広がった歩道に屋根が付いているといった感じの所です。

しまなみキャンプ-003
(出典:本四高速㈱「橋ナビ」)
行程は、向島・因島・生口島を経由して大三島にある多々羅キャンプ場へ。
先にテントを張って自転車を身軽にし、その後、"うさぎ島" と言われている大久野島へ。
翌日は、伯方島・大島・今治へと向かい、その後は、今治港から因島へと船旅し尾道に戻るルートです。
当初は「原付・自転車キャンパーの聖地」と言われている、無人島の「見近島」にある無料キャンプも考えましたが、より景色のいい所でテン泊したかったのと、シャワーを浴びたかったので、有料だけど、大三島にある多々羅キャンプ場にしました。

しまなみキャンプ-004
旅のスタートは、まずは尾道から向島へ向かう、たった数分間のフェリーの旅です。w
夏の季節そして平日ということもあるのか?、サイクリストは皆無。
今治への道中でも、やはりコロナの影響か自転車が少なかったです。

しまなみキャンプ-005
自分的に、しまなみ海道で一番好きな橋、因島大橋。
因島大橋は、因島と向島の間の穂刈瀬戸をまたぐ、全長1270mの吊り橋で、しまなみ海道の橋で唯一、橋桁が2段構造になっていて、上を自動車が、下を歩行者や自転車、原付が走れます。

しまなみキャンプ-006
因島大橋はまさに空中回廊。金網があるけれど素晴らしい展望が楽しめます。
以前に来た時、ちょうど下をクルーズ船の飛鳥Ⅱが通過したときは、お互いに手を振ったりして感動的だったなぁー

しまなみキャンプ-007
因島に入ってくると最初に目に入ってくる巨大な白い恐竜「ザウルスくん」。
何でこんなところに恐竜が?
1989年開催の「'89 海と島の博覧会・ひろしま」で展示されていたのを移設したものなのです。

しまなみキャンプ-008
生口島に来たら、必ず立ち寄る「ジェラート専門店ドルチェ」さん!
相変わらずここのジェラートがめっちゃ美味しい~
生口島の海を眺めながらのジェラートは格別です。やっぱりしまなみ海道はいいね~

しまなみキャンプ-009
前々らかGooglMap で気になっていた「レモン谷ガチャ販売所」。
なんだろ?と思っていたけれど、実際に見たら、確かに「ガチャ」でしたよ!ww
何が出てくるのかな?と見たら、生口島のレモンに関する缶バッジでした。

しまなみキャンプ-010
大三島に渡る多々羅大橋の中間にある県境。広島を後にして四国・愛媛へと入っていきますよ。
この後、多々羅キャンプ場で荷物を下ろして、テントを張ってからその後の行動へ。

しまなみキャンプ-011
大三島からフェリーに乗って、"うさぎ島"へ癒され旅です。
また広島県に戻ることになりますが、竹原市の瀬戸内海に浮かぶ「大久野島」という島、世界唯一の ”ラビットアイランド” として知られています。
周囲約4kmの小さな島内に、900羽以上の愛くるしい野うさぎが幸せそうに暮らしています。

しまなみキャンプ-012
島に着くと、いたるところに、うさぎ、うさぎ、うさぎ!早速うさぎの大群がお出迎え!
うさぎ達は非常に人間慣れしています。特に餌を持っている人には我先にと寄ってくるうさぎの大群。さっそく心を打ち抜かれること間違いなしです!
ビーチで日向ぼっこをするうさぎ達や、自転車に集まって来るうさぎ達の姿に心がほっこりしますよ。
青い海に囲まれた自然の中で、愛らしいうさぎ達と接すると、心を晴れやかになりますねー ♪

もうすぐ終戦記念日ですが、大久野島は戦時中に、毒ガスを製造していたという悲しい歴史があります。
旧日本軍の極秘事項であったため「大久野島」は地図上から消され、1984年に公表されるまでその事実は知らされていませんでした。

残念ながら帰りのフェリー時間の関係から、ゆっくりと島内を巡れなかったですが、現在でも「毒ガス資料館」の他、旧日本軍の建物であった「火薬庫の廃墟」や「砲台跡」などの歴史的価値のある遺産が点在しています。

どのようにしてうさぎが増えたのかは謎に包まれたままのようです。
毒ガス実験のために、うさぎが島に持ち込まれた説や、イギリス人カップルが持ち込んだとか、小学校のうさぎを島に放ったなど様々な説かささやかれています。

しまなみキャンプ-013
ビーチには、このような大小のサイズのうさぎ耳のオブジェが建っています。
集音器と呼ばれるもので、頭を入れると集音器に集まった音を聴くことができるのです。
島を抜ける風音や海の細波といった水音など、うさぎになった気分で楽しめますよ。

しまなみキャンプ-014
個性豊かな瀬戸内海の島々と美しい橋々を巡る「しまなみ海道キャンプ旅」。
プライベートビーチのようなサイトからは美しい海を臨むことができ、その眺めはまるでリゾート地にいるかのよう ♪
しまなみ海道沿いには、ゲストハウスやホステル、昔ながらの旅館や民宿も旅情がありますが、大自然に囲まれながら、よりディープにしまなみ海道を楽しむのもいいものですよ。

しまなみキャンプ-015
瀬戸内海を浮かぶ島々を結ぶ、しまなみ海道。
昼の風景も素敵ですが、夜の風景も橋萌えですね (^^♪
風も弱く、生口島の島影が海面に映っていい感じです。
細波が寄せては返す、ゆったりとしたヒーリングの潮騒を聴きながら夜が更けていきました・・・

しまなみキャンプ-016
意外と爆睡して朝を迎えてテントを開けると遠くに浮かぶ島々.....
ちょっと霞んでいてドンヨリですね。

しまなみキャンプ-017
日の出を期待したのですが、雲も多かったり、霞んでいたりと、期待していた朝は迎えられなかったです。

しまなみキャンプ-018
意外と結露が多くて、ダブルウォールのテントの有難さを感じます。
日中は暑いものの、朝は涼しい風が通り抜けて気持ちいいです。

しまなみキャンプ-019
なるべく荷物を減らしたかったので、今回の旅では、火器はエスピットだけにしました。
煮る炊く沸かするだけの、なんちゃってキャンプは、ある意味これで十分です!

しまなみキャンプ-020
テントとシュラフを乾かしを終えて、撤収完了! さあ行こうか!

しまなみキャンプ-021
この後はもう帰るだけなので、テント一式を含めたパニアバッグを送っちゃいます。
ありがたいことに、梱包していただきました。ヤマトさん、ありがとうございました!

しまなみキャンプ-022
しまなみ海道沿いには、多くの造船所が立地しています。
クレーンがそびえていて、まるでレゴブロックの工作のように、巨大な鉄板が組み合わされ船が造りあげられていく。造船所の風景は間近で見るとその迫力に圧倒されますね。


しまなみキャンプ-023
そして、お約束の「亀老山展望公園」へ。
亀老山は標高307.8m。しまなみ海道で一番の絶景が見れる事で名高い。
しまなみ海道の橋を通るだけでも景色は十分素晴らしいけど、ここの展望台からの景色はまた格別です。
でも、今回は霞んでいて、ちょっとザンネ~ン。とほほ

しまなみキャンプ-024
この後は、来島海峡大橋を渡り今治へ。
陸地や橋の上からとはまた違った多島美を海上から見たかったので、復路は、今治港から因島の土生港へ向かう船旅を楽しむことに。

しまなみキャンプ-025
因島から尾道へ戻ってきて、帰りの電車時間まで時間があるので、尾道市街をポタポタすることに。
尾道駅前から東に長く伸びる昭和の雰囲気がプンプンする本通り商店街を通り抜ける。
明治末期から約100年続いた銭湯「大和湯」を改造し、喫茶店と尾道の土産品などを扱う雑貨店に変身しました。
本通に面した側は銭湯そのもの。内部もレトロな雰囲気で、タイルなど銭湯時代のものも残っています。

しまなみキャンプ-026
「坂の街」で有名な尾道ですが、最近は「猫の街」ともいわれているんです。
本物のニャンコはもちろん、猫をモチーフにしたスポットがたくさんあるのです♪
猫の細道を歩きながらも写真のような「福石猫」を探したり、看板猫がいる店など、どれもとっても可愛くて癒されること間違いなし。
尾道ならではのノスタルジックな街並みの中、のんびりと巡りながらポタリングするのもいいものです。

しまなみキャンプ-027
「U2」でシャワーを浴びて汗を流してドレスアップ!
突然の計画、強行軍でのキャンプ旅でしたが、これまでとは違ったしまなみ海道が味わえて良かったです!
でも、しまなみ海道は夏に走るところではないですね・・・ (苦笑)
6回目のしまなみ海道の訪問、そう遠くはないと思います.... (^^)/