今年は暖冬で、河津桜の満開も例年より早いようです。
河津桜と言えば、本家本元、原木のルーツである河津町が有名ですが、トップシーズンは観光客が多いし、河津川の河口が直線で桜並木も単調なので、どちらかと言うと、南伊豆町の青野川沿いの河津桜の方がお気に入りなのです。
河津桜&西伊豆-020
そんなことで、いち早く春の気配を感じに、
「みなみの桜」を愛でるとともに、西伊豆の景観を苦しん、いや、楽しんでしんできました!(^^;; 
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スタートは、伊豆急下田駅!
なんか、観光客も乗降客も少なくて、駅構内も寂しいものです.....
しかし、ここまでの電車内が寒かったぁー 
暖房が効いているのかいないのか? 隙間風が入ってくるわ・・・ブルブルでした。

河津桜&西伊豆-002
走り出すと、ようやく冷え切ったカラダが温まってきた。
日野地区の青野川河川敷に、黄色い菜の花が辺り一面に咲き乱れています。
今年は早蒔きだったのか、ちょっと花の数も少ないし勢いがないですねー

河津桜&西伊豆-003
この菜の花畑は、夏にはヒマワリが植えられ、これもまた綺麗なのです。
なぜかこの冬に、ヒマワリが咲いている!
まあ、ヒマワリは蒔く時期によって、年中咲かせられるけれどね・・・

河津桜&西伊豆-004
そして、本命の河津桜ですが、ちょうどいい感じですよ~
河津桜は満開よりも、八分咲きぐらいの方が葉が出ていなくて、見頃!って感じです。

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青野川上流の方は、まだ五分咲きだけど、メインの辺りはちょうどいいねー
もう少し、花に光が当たって欲しいのですが・・・
青空で天気がよさそうだけど、肝心の太陽は雲に隠れてしまって、光が当たらない。

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例年なら、桜の根元の河川敷に菜の花が咲いていて、黄色とピンクのコラボが見られるのですが、その菜の花は終わって枯れていました。ザンネン~

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太陽待ちするものの、さらに雲が多くなってきて、挙句の果てに、右手の南側の空は雲が厚いし黒い。
オイオイ、雨具は持ってきていないぞ! この先の道中大丈夫か? 
行く先は、まだまだ距離があるので、河津桜並木を後にして先を急ぐことに....

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西伊豆に向かい駿河湾に出てくると、南の方に雨柱が見える。
雨雲レーダーを見ると、南の方に移動するようで、なんとか、こちらに来ないようで、ホッ。

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そして、西伊豆を北上するルートをたどる。
アップダウンが続いて、ボディーブローのように効いてくる。
心が折れるとともに脚が削られていくけれど、素晴らしい景色が、なんとか背中を押してくれる・・・

そして、遠くに富士山を背景に、千貫門と呼ばれる不思議な形の岩を望むエリアへと。
地球の表面が火山活動で覆われていた時代の名残の岩で、「火山の根」と呼ばれるマグマの通り道が岩として残った物で、なかなか他の地域では見ることができません。

河津桜&西伊豆-010
雲見海岸の沖に見える大小2つの小さな島?岩?、牛着岩です。
牛着岩の向こうに望む富士の姿はそれは美しく、格好のカメラポイントですね。
牛着岩というちょっと変わった名は、その昔、大雨により雲見一帯が大洪水になり、家や家畜が海に流されのが、一夜明けてみると、沖合の岩に牛が流れ着いて無事だったということから、それ以来、この岩を牛着岩と呼ぷようになったとか。
大きい岩を「大牛着」小さい岩を「小牛着」と呼び、鳥居を建てしめ縄を張り、船の安全を祈願しています。

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西伊豆の切り立った海岸の崖には、変わった地層や、大小さまざまの岩石が散りばめられた荒々しい岩肌がある。
それらは、伊豆半島の土台をつくる太古の海底火山の噴火の痕跡であり、その後の隆起と浸食によって、その神秘的な内部構造となったものなのです。
西伊豆は、海底火山であるとともに、陸上火山でもある。
ふたつの異なる火山の接点がここにあり、それらが織りなす景観を楽しめる絶好の場所なのです。

河津桜&西伊豆-012
松崎町の「なまこ壁」をめぐるノスタルジックな散走へと。
壁面に瓦を並べ、瓦の継ぎ目を漆喰でカマボコ型に盛りあげてつなぐ建築技術で防火性に優れている。
その形が海にいる「なまこ」に似ていることから「なまこ壁」と言われています。
松崎町では、昔から家や蔵をこの壁で守ってきたのです。

松崎に来ると、いつも寄るランチスポットがあるのですが、なんとお休み。
新型コロナウイルスが落ち着くまで閉店で、その期間でリニューアルするとか。
松崎町まで影響が及んでいるのは、恐るべし・・・

河津桜&西伊豆-013
沢田公園露天風呂は、西伊豆でお気に入りの露天風呂の一つ。一湯入魂だ!
脱衣所のドアを開けると、小さめの露天風呂、そして海が見えます。
すぐ前は断崖絶壁で、眼下には大波が打ち寄せる。
ちょうど運よく、露天風呂を独り占め! そして、見晴らしは最高! きもちええー

河津桜&西伊豆-013
湯から上がって、乗浜海岸でしばし休息。
ここは、堂ヶ島の中心にあり、奇岩に囲まれた波穏やかな海岸です。
岩と岩の間には、冠雪した南アルプスが見えますねー
西伊豆は、どこを切り取っても素晴らしい景観です。

河津桜&西伊豆-014
大田子海岸からの眺めの特徴は、田子島という2つのコブのような島があリ、また「メガネッチョ」または「イズら」の愛称で親しまれるゴジラ岩があります
大田子海岸の夕日は絶景で、「日本の夕陽百選」にも選ばれており、西伊豆町は「夕陽日本一宣言」をしている程。春分・秋分の日前後の夕陽は、幻想的な光景が広がり断然おすすめですぞ!

河津桜&西伊豆-016
土肥から西伊豆スカイラインを経由して修善寺へ向かう気力も無く、出血大バーゲンで脚はもう売り切れ~
船原トンネルを通って、修善寺駅へとヘロヘロになりながらゴーーール!
納輪しておっしまい! 通称「伊豆っぱこ」で帰路へと・・・

南伊豆で河津桜を愛で。。。
西伊豆の海岸線を走りながら、青い海と富士山を望み。。。
素晴らしい自然景観を楽しみ。。。
断崖絶壁の露天風呂で癒す。。。
という贅沢な走りでした!(^^)v