所用があって久しぶりに大阪へ。せっかく関西まで来て日帰りで帰るのはもったいない。
そんなことで、今年はまともな紅葉を見ていないので、京都に泊まって、紅葉ポタでもしてみようかと・・・

秋の京都は紅葉が有名。日本中、世界中から紅葉を見にこの時期、京都には観光客が押し寄せ、一年で一番混むとも言われています。
綺麗な紅葉を見に来たのに、人ごみにもまれてゆっくり鑑賞どころじゃない!となってしまわないように、観光客があまり訪れない、琵琶湖疏水沿いをポタリングしたり、東山エリアの紅葉を巡ってみました。
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(モバイルの方は、クリックでスライドショーになります)
日本の歴史を感じる京都で、和を象徴する紅葉の鑑賞は、とても癒されます。
パッと目が覚めるような真っ赤な紅葉。鮮やかに色づく紅葉は何とも言葉にできない美しさですね。 

京都の宿ではお気に入りの「胡乱座」です。
登録有形文化財にも指定されているという、京都の古い長屋を活かしたゲストハウス。
襖あるいは廊下を挟んだ隣りには知らない人が寝ているという空間。
でも不思議と窮屈さはなく、心穏やかでのんびりとした夜を過ごすことができるのです。
値上がりして4000円/人となりましたが、紅葉時期の京都のホテルと比べてるとかなりリーズナブルですよ。

京都の街乗りスタルには、ミニベロが一番!
e-Bikeを乗りたいなぁーと思い、いい機会なので、BESV PS1をレンタルしてみました。

そのデザイン性だけでなく性能もすぐれており、前後のサスペンションと太めのタイヤでミニベロが苦手とする凹凸や段差をものともせずに、疎水沿いのダートも快適に走れることができました。
いゃー モトベロが欲しくなってしまいましたよ!(^^)v

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明治に入り、首都が京都から東京から移ったあと、京都の人口は激減し産業も衰退。 
琵琶湖の水を京都に引いて水運を発展させるとともに農・工業のための灌漑、そして上水道・動力まで賄っちゃおうというビッグな計画!それが「琵琶湖疏水」! 
前々から巡ってみたいと思っていて、今回の紅葉観光をかねて探索してみることにしました。 
琵琶湖疏水の詳細は、私なんかの説明よりも、京阪電車のHPをご覧くださいませ。

琵琶湖疏水は、多額の費用と当時としては最新の土木技術がつぎ込まれました。
その後の京都の発展にはなくてはならない水路となり、今でも蹴上、新山科、松ヶ崎、山ノ内の浄水場は琵琶湖疏水から取水しているなど100年以上の大活躍。

扁額
疏水を巡っていると、それぞれのトンネルの坑口に文字が彫り込まれた額があることに気づきます。
これは、疏水建設に関わった人々や、当時の日本を支えた政治家・権力者がその思いを書き記したもので「扁額」と呼ばれるものなのです。
ここ第3トンネルには、「過雨看松色」(かうしょうしょくをみる)と刻まれており、「時を過ぎると、一段と鮮やかな松の緑を見ることができる」と称されています。

疏水事業の一環として施工された水路橋で、文明開化から間もない明治21年に作られた、全長93.2m、高さ9mのアーチ型橋脚の水道橋。 

数々のドラマやCMなどのロケ地としても使われ、風格漂う姿で、作品に華を添えてきました。
特に、サスペンスドラマには欠かせない存在ですね。

秋と言えば紅葉、紅葉と言えば京都! 
情緒のある世界観と美しい紅葉は、京都ならではの魅力ですよね。 
どこもかしこも綺麗は綺麗なのですが、どうせなら特段魅力的な紅葉を見たいものです。
人ごみを避けて、開門一番で、永観堂や南禅寺などの紅葉の名刹を訪れてみました。


そんな中でも永観堂は、古くから「もみじの永観堂」として知られ、木々が燃えるように赤く染まる様は圧巻!
東山の麓に並んで建つ名刹古刹の中でも群を抜いて紅葉の規模が大きく、いろはもみじの樹種を中心に約三千本もの紅葉が晩秋の諸堂が建ち並ぶ寺域を紅く染めていました!

秋の京都は赤や黄色の紅葉で彩られ、より一層古都を美しく演出してくれます。
1年の中で最も混雑する季節ですが、混雑していてもやはり行く価値、走る価値あり!
日本の秋が感じられて最高でした~ (^^)v