一般的には、ウインターシーズンは走りに行く機会が減り、
ましてや、厳寒の地、白銀の世界を走りに行くなんて方は少ないと思います。
小生も、何も冬に、寒い思いをして走りに行きたいとは正直思いませんが、
冬だからこそ出会える絶景を見たくて、例年走りに行ってしまうのです・・・
スパイクタイヤ
そんな楽しいウインターシーズンの必須アイテム、スパイクタイヤですが、
コメントやメッセージでお尋ねいただくことが多いので、ちょっとメモしておきます。
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■どんなスパイクタイヤを使っていますか?
スパイクタイヤを多くラインナップしている、SCHWALBEのMARATHON WINTERというタイヤです。
サイズは、700×35C、ピン数240本(タングステンコア+スチールベース)、重量890g/本 重っ!

■スパイクタイヤって滑らないんですか?
絶対に滑らないとは言いきれません。ノーマルタイヤでドライな道路を走っても同じことです。
幸いなことに、これまで落車は無いですが、基本的には、ドライな道より雪道や凍結した道の方が滑りやすく、落車のリスクがあるのは明白です。実際に落車しやすいかどうかは別ですね。
冬道の方が慎重になっているので、落車することは少ないと思います。

■自分の自転車に装着できますか?
MTBは問題はありませんが、ロードはフレームとブレーキにクリアランスが無いために、装着はできないと思います。フレーム形状により装着の可否が左右されます。

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■スパイクタイヤは舗装路も走れますか?
走行は問題はありませんが、ピンの磨耗が早いという欠点があります。
また、滑り止めの縦目地が切ってある路面や、グレーチングやマンホールなどでの走行に注意が必要です。
MARATHON WINTERは、トレッドのセンター部分にはピンが配列されていないので、空気圧を上げて走行するとピンが路面に触れないようになっています。また、トレッドは転がりの良いパターンに設計されています。
他方、空気圧をやや下げると、ショルダーからサイド面にかけて配置されたピンが 路面をしっかり捉えてグリップを得ることができるのです。

■スパイクタイヤの耐久性はどうですか?
ノーマルタイヤと異なり、摩擦抵抗の少ない雪道を走行することから、ほとんど磨耗はありません。
でも、ドライな舗装路を走行するとピンが丸まってきて性能が落ちます。
小生は、ヘビーユーザーでは無いので、まだまだピン山があります。
なお、スパイクタイヤのピンが丸まってきた時や取れた場合、スペアピンがツール付きで売られています。

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■タイヤサイズは太い方が良いですか?
積雪路や低グリップ路面での安定感を得るとなると、太い方が有利だと思います 。
でも一概には言えなくて、タイヤが太くなると面圧が低くなるので、ピンが刺さりにくくなります。
他方、細ければ滑らないかというとそれも違います。滑らかな路面であれば細いタイヤの方が滑りにくいですが、細いタイヤはケーシングの変形に乏しくて、 凹凸のある路面をとらえるには向いていません。
路面状態にもよりますが、平均的な圧雪された道では、35C~40Cぐらいのタイヤが変形、 面圧ともに最も滑りにくいと個人的には思います。

■スパイクピンが多い方が有利か?
本数はスパイクタイヤの滑りにくさを決める要素の一つですが、 本数よりも重要なのはピンの形状、硬さやタイヤからの出方ですね。
路面に刺さらないピンが数多くついていても、路面を引っかくだけ。路面にしっかり刺さるピンが最低限の数ついているタイヤの方が滑らないと思います。
ピンの出方が多くなればなるほど、アイスバーンなどでは滑りにくくなりますが、逆にドライな舗装路の上は走りにくくなります。

以上については、あくまでも個人的な見解なので、正解で無い部分があるかと思います。
少しでも、ご参考になれば幸いです。 
蛇足ですが、タイヤ以外での注意点などをメモした記事がこちら