寒い冬の中、待ち遠しく感じるのが春の便り。
様々な春の便りがありますが、やはり梅や桜の開花ですすね。
早咲きの桜で知られる河津桜は、本場発祥の地、伊豆の河津町が有名ですが、最近はいろいろな所で河津桜を楽しめるようになりました。
そんな河津桜の名所の一つである、神奈川県西部にある松田山です。
松田山で河津桜が見頃となったとのことで、ちょっこらポタポタと・・・。
河津桜
河津桜の原木は、伊豆の河津町の飯田さんが1955年(昭和30年)に、河津川沿いの冬枯れ雑草の中で芽咲いているサクラの苗を見つけて、現在地に植えたものです。
その後、このサクラを増殖し、河津桜として普及しました。
数十年前までは無名だった河津桜も、いつの間にか全国に浸透しましたよね。 
河津桜-001
河津桜は花が大きくピンク色なのが特徴。
花はカンヒザクラとオオシマザクラの自然交配と考えられています。
染井吉野のようにパーっと咲いて、パーっと散るって感じの桜ではありません。
早咲きの種類に分類されて、開花の過程も楽しめます。
河津桜の開花予想はヒジョ~に立てづらく、早い時には正月から開花する場合もあったり、遅い時は2月中旬に開花が始まったりと、なかなかワガママな桜なのです。

河津桜-002
松田山に植えられた河津桜は約360本。「関東の富士見百景」に指定されており、淡いピンクに染まる山肌から、冠雪した富士を望むことができます。
今年の河津桜は、例年より二週間ほど早い。
昨日の11日から始まった桜まつりですが、この週末がピークみたい。この先、徐々に散りそうですね。

河津桜-003
高台にあるので、河津桜が彩る風景とともに、足柄平野を雄大に見下ろすことができます。

河津桜-004
海の方を見ると、相模湾に浮かぶ伊豆大島が見えましたよ。

河津桜-006
話はそれますが、神奈川県県西地域サイクリングエリア等整備推進委員会では「未病を治す」ということで、サイクリングによる回遊性を高めるために、県西地域2市8町で「自転車の駅」を設置しています。
バイクラック、空気圧計付空気入れ、アーレンキー、バルブアダプター等が各施設に配備されていてありがたいですね。

河津桜-007
例年は、3月上旬~中旬頃にいつも見に行く大井町の篠窪の菜の花ですが、富士見塚の前の畑はもう咲いているということで、ちょっと足を延ばしてみました。
富士見塚は、源頼朝が馬を止めて、富士山を眺めたと謂れがある地なのです。

河津桜-008
来月になると、広い斜面に、あたり一面を鮮やかな黄色で染める菜の花と、立ち並ぶ春めき桜が絶景となります。富士山が入ると素晴らしい眺めになることは言うまでもありません。
また来月に入ったら来ようかな・・・

河津桜や菜の花と、富士山が1つのフレームに収まる風景は絵になりますね。
一足早く春を感じられる素敵な風景を楽しむことができました!(^^)v