紅葉のエコーラインを走り終えて畳平に来ると、今までの曇り空から一転して晴れの陽気になってきた!
こりゃーいいぞ!とばかりに、当初予定していなかった乗鞍スカイラインの方へと走ってみました。(^^)v
乗鞍スカイライン-012
乗鞍岳の中で一番低い魔王岳からでも、これだけの大パノラマの景色! 素晴らしいね。
うろこ雲の秋空のもと、穂高連峰をはじめとする北アルプスと稜線を走る乗鞍スカイラインが一望!
乗鞍スカイライン
長野県と岐阜県を結ぶ県道84号乗鞍岳線、通称乗鞍エコーライン。自転車で走ってこれる、2,716mの国内道路最高地点に立つ事ができる。ここを通過して、次なるはスカイラインへと向かいます。
ちなみに世界の道路最高地点は、北インド・カシミールのマーシミク峠(5,582m)。 富士山より遥かに高い!
想像がつかないけれど、空気が薄くて走破できるところなんだろうか?w

乗鞍スカイライン-002
畳平を後にして、乗鞍スカイラインの里見ヶ原付近(2,500m)まで下って折り返してみることに。

ちよっと脱線して、乗鞍スカイラインのうんちくを・・・
エコーラインと同様に一般車通行止めのスカイラインは、観光のために造られたのではなく、帝国陸軍戦闘機実験場のための軍用道路として建設されたのものだって知っている方は少ないのでは?

乗鞍スカイライン
森林限界の桔梗ヶ原からは、北アルプスが目の前に横たわり絶景を堪能しながら快走だ!

戦争中の1939(昭和14)年に、陸軍航空本部が航空エンジンの高地実験所の建設を計画し、その建設候補地となって選ばれたのが畳平なのです。
当時、米国の空軍の爆撃機 B29は、高度1万mを巡行することができたが、日本軍はそれに対抗する戦闘機のエンジン開発が急務となっていた。そこで、高地実験計画のために、畳平まで突貫で、延長15km・幅員3.4mの軍用道路建設が行なわれたのです。
高度でのエンジンテストが可能で、敵航空機からの目視されにくい地形を乗鞍が持ち合わせていた為に、畳平が選ばれたと言われています。

乗鞍スカイライン-003
桔梗ケ原は日本一のハイマツの樹海。 ここを前景にして、穂高連峰、槍ヶ岳の眺めが素晴らしい!

この軍用道路は、戦後、日本最高所を走る登山自動車道路に1948(昭和23)年に転用されて、県道乗鞍公園線として誕生しました。戦後の登山ブームを予想した濃飛バスが出資し、その幅員をバスが通れる4mへと広げて、乗鞍登山バスが運行されることに。  「日本一標高の高いところを走る道路」として全国的に有名になり、「下駄ばきでも登れる乗鞍」とまで言われるようになったのです。
その後、大幅に改良され、1972(昭和47)年に完成した山岳有料道路が 「乗鞍スカイライン」 として新たに誕生したのです。

乗鞍スカイライン-004
桔梗ヶ原を抜けると、烏帽子岳(土俵ヶ原)を巻くようにヘアピンカーブが続く。
いゃー、なんと贅沢な天空道路だろう!気分爽快!

乗鞍スカイライン-005
周りに木々が無く、クルマも走ってなく、スカイラインを独り占め、開放感に包まれた中をダウンヒルするのは、なんと贅沢なんだろう。
ウォーリーをさがせ!バイクが写っているの分かりますか? (^^)

乗鞍スカイライン-006
遠くには、白山の山並みも綺麗に見える。 いゃー笑顔を抑えきれない快走路です。気持ちよすぎ!
調子こいてこのまま下ってしまうと平湯峠まで行ってしまう。
今日は乗鞍高原に引き返さなくてはならないので、後ろ髪を引かれる思いで、里見ヶ原でUターン・・・

乗鞍スカイライン-007
畳平に戻ってきて、前回8月に来た時、天候が悪くなってきて登れなかった魔王岳をプチトレッキングだ。

乗鞍スカイライン-008
バスターミナルのある畳平の標高は2,702m。魔王岳登山口の階段を登ること約15分ほどで、簡単に魔王岳の山頂まで登ることができます。
魔王岳山頂が2,764m。わずか62mほどの標高差ですが、山頂から眺める大パノラマは畳平からの光景とは全く違う。しばし大きい石に座って、この天空雲上の空気感を楽しむことに。
α波が出まくりで癒される~ (^^)v

乗鞍スカイライン-009
魔王岳から振り返ると、剣ヶ峰をはじめとする乗鞍岳の山々、眼下には畳平のバスターミナルが見渡せる。
いゃー、乗鞍はいろんな楽しみが出来ていいところだ!

乗鞍スカイライン-010
畳平に戻ってきてランチタイム。
この日は平日でご年配の観光客が多く、他方、自転車の方が少ないので、会う人会う人から、異口同音に「自転車で来たの?すごいねー」 と質問攻めにあう。w

乗鞍スカイライン-001
もう少しゆっくりしたいところだけど、そろそろエコーラインを下らなくてはなりません。
折角乗鞍まで来てとんぼ返りとは勿体無いけれど、致し方ないです・・・(哀)
また次回に来ることを楽しみにして帰路へと・・・

乗鞍スカイライン-011
最後に蛇足ですが、
乗鞍高原の観光センター近くに、乗鞍高原温泉を引湯した無料の露天風呂があるのをご存知ですか?
ちょっと分かりにくい場所にあるのですが、「せせらぎの湯」という所で、その名のとおり「わさび沢」というせせらぎの辺にひっそりと建っています。
私はいつも乗鞍に来ると、ここで汗を流しています。(^^;; 
誰もいない露天風呂に一人で独占! しかもタダで入らせてもらって申し訳ないです・・・
白い乳白色の湯にせせらぎの音を聞きながら、ゆっくりと温泉に入り、エコーライン・スカイラインを思い返しながら癒されるのも悪くないですぞ。♨

乗鞍エコーラインもスカイラインも、初雪の便りが届くとともに、来月11月1日から冬季通行止めとなります。
また、来年訪れることを楽しみにしながら、この地を離れることにします・・・