今年最初の三連休、成人の日にかけては冬型の気圧配置のようですね。
日本海側は雪が続くようだけど、太平洋側はおおむね晴れ予報。でも、空気は冷たいまま。
そんな三連休の土曜日、この季節の凛とした冷たい空気の中、冬の富士山の表情を見に行ってみました!
冬の富岳
■湖北ビューライン(河口湖北岸)
人工的なものが何もないお気に入りのスポットです。ただ、いつも逆光になるのが玉に瑕なのです・・・ 
昨年末の西伊豆スカイラインがド強風で不完全燃焼だったので、富士山を拝みにリベンジしにする予定だったのが、前日の天気予報で、またまた西風が強く吹くとか・・・ ということで残念ながらドタキャン。
それならば、もっと近いところで富士山を見よう!ということで、富士山麓へレッツラGO!
ルートは、輪行で駿河小山をスタート、三国峠~山中湖~河口湖~富士ヶ嶺高原~富士といった感じです。

冬の富岳-001
■三国峠を越えたあたり
前回来たときは、氷点下で風も強く、そして、富士山に笠雲がかかっていてイマイチな景色だったけれど、
今回は、そんなに寒くなくて微風、容姿端麗なベッピンさんの富士山が出迎えてくれました!

冬の富岳-002
■パノラマ台
日本人と富士山は、切っても切り離せないもの。 富士山が日本に与えた影響は計り知れない。
なぜ人は富士山に魅了されるのか? 「美しいから・・・」。 では、なぜ富士山を美しいと感じるのだろう?

富士山の魅力は、遠くから見て美しい「独立峰」で、その高さもさることながら、やはりその美しい立ち姿が挙げられる。標高3776mに対して、裾野の直径は約40km、縦横比は約1対10、これほど優雅な末広がりの形をした山は世界でも類を見ないですよね。
周囲の山と連なることなく、平野にひとりそびえ立つ姿が実に気高い。!

そして、忘れてはならない富士山のもうひとつの顔、それは、火山であるということ。
富士山は美しい円錐形の「成層火山」、今なお、活火山としてパワーを内に秘めている。
単独の成層火山としても、3000mを越える山は世界的に珍しいのです。

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■河口湖・大石公園
四季を通じて河口湖越しの富士山の写真を撮影できる有名スポット。
「逆さ富士」の隠れた名所で、冬の早朝、風がなく湖面が穏やかな日は絶景を見ることができる。
夏富士の季節は、写真に見える絨毯のように植えられたラベンダーを一緒に楽しめます。

富士山は時折、息を呑むほどの程の絶景を見せてくれる。
水面に映る「逆さ富士」、富士山の山頂部と太陽が重なり美しい輝きを放つ「ダイヤモンド富士」・・・
四季折々に周囲の景色に溶け込んで、様々な美しさを描き出す富士山はやはり魅力的!

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■県道71号線沿いにある駐車場からの景色
富士山から反対側の景色だけど、天気が良ければ本栖湖越しに南アルプスを眺められるポイント。
特に、左から農鳥岳・間ノ岳・北岳の白峰三山(しらねさんざん)の眺めが素晴らしいのです。
が、生憎、雲が覆っているね~  頂は見えないけれど、それらしい山肌が見えていました。

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■西側から見た富士山
富士山は綺麗な円錐形。横から見るときれいな二等辺三角形。
三角形は絵画において安定した構図・バランスとされていて、見る人にその形の美しさを感じさせる。
「二等辺三角形」にも、富士山を美しいと感じる理由のひとつかもしれませんね。

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■富士高原道路(富士ケ嶺高原)
富士山の西側にある県道71号線から、片側2車線の広い道が富士山に向かって気持ちよく延びる~ (^^)v
かつては近くに、ガリバー王国なんかもありましたが現在は閉園、周辺にはゴルフ場くらいしか無いため、交通量が非常に少なく、ムダに広い道になっている。これがイイのだ! www
オウムで一躍有名になった「上九一色村」、平成の大合併でその名が無くなったけど、ここの標識には、その名残がありますね。

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■富士高原道路(富士ケ峰高原)
富士高原道路を走っていくと、だんだんと間近に富士山が迫ってくる感じ・・・
ここの道路は全くといってクルマが来ないし、気持ち良過ぎの道路だぁー!
日も暮れてくるので、この後は十里木を越えずに、最後も「富士」つながりで、富士駅から輪行で帰路へ・・・

冬の富岳-008
日本人は、古来より富士山の美しい容姿に魅了され続けている。
その証が、万葉集や浮世絵などでも、富士山は文学や絵画などの素材となり受け継がれています。
日本一の高さを誇る山「富士山」、美しく荘厳な姿を基盤に様々な信仰や芸術を生み出した「名山」として、世界にふたつとない価値がある山、まさに「不二山」ですよね!

古くから日本人に親しまれ、愛されてきた富士山、
富士山の美しい四季折々の景観を眺めながら走るのも、いいものです・・・ (^^)v