先週末は全国的に広く高気圧に覆われて、各地で強い日ざしが照りつけ猛烈な暑さとなりましたね。
そんな中を走るのは、体がまだまだ暑さに慣れていないので、熱中症になりかねない。
そこで、避暑地へ走りに行こうと、野辺山高原からクリスタルラインの一部を経て、瑞牆山の絶景を望み、竜王町へ抜けるルートを走ってきました!
瑞牆山
地元では、青く澄きった空を「八ヶ岳ブルー」と呼んでいます。
その八ヶ岳ブルーの下、綺麗な青空に残雪が映える美しい八ヶ岳連峰の景色も印象的でした! 

雲がモクモクと発生する前の午前中に瑞牆山を拝みたい!
そんなことで、竜王駅前にデポして野辺山駅まで輪行し、信州峠~みずがき山自然公園~木賊峠~長窪峠~観音峠~竜王町へと、林道本谷釜瀬線(クリスタルライン)~林道みずがき線~林道観音峠大野山線を通って南下するルートです。(mapはこちらを参照)

竜王駅を選んだのは、中央高速のICからアクセスがいいし駐車場代が安いこと。
そして、走り終えた後に、いい温泉で汗を流せる。といったロケーションからデポ地としました。
竜王から野辺山を廻って走れない距離&標高だけど、前述の通り早い時間帯に景色を見たかったからね。。。。

瑞牆山-001
野辺山駅は、言わずと知れたJRの駅の中で日本一の標高を誇る駅で標高は1345.67mです。
ちなみに、JRで最も地中深くにある駅は、馬喰町駅で海抜-30.58mですよ。

瑞牆山-003
八ヶ岳の主峰赤岳の雄姿を望みながら野辺山高原一帯をポタポタ。
地球の裏側では、折しもジロ・デ・イタリアが最終ステージ。
なんちゃってマリアローザ気分で、雲ひとつない快晴の下、いい景色を望みながら気分爽快~!

瑞牆山-002

農道の真ん中に立っている孤高の「ヤマナシの木」、樹齢250年以上の古木は、傷みもあるようでちょっと元気なさそうな状態でした。
もう少し早く来てれば、5月中旬に白い花を咲かせ、緑の高原に綺麗な白い木が見られます。

瑞牆山-004
そうそう、野辺山にはまだまだ日本一があるんだよ。
日本一標高の高いところにある学校、南牧南小学校(標高1332m)があるのです。
児童数は100人位で各学年1クラスしかない小さな学校なのです。

瑞牆山-005
小海線をオーバーパスする橋から高原列車を待っていたけど、通過した後だった・・・

瑞牆山-006
雄大な景色に癒された八ヶ岳も見納め、いゃーいい景色でした~

瑞牆山-007
野辺山を後にして信州峠を目指します。

瑞牆山-008
長野県と山梨県の県境に位置する信州峠、三十数年ぶりの再訪です。
今も昔も、峠の標示がありませんね。
昔のアルバムを見たら当然ダートで、もっと切通しになっていて、今に比べると道幅は半分以下でした。

瑞牆山-009
信州峠からクリスタルラインに合流し、恩賜林(かつて皇室所有だった森林)のエリアに入ってきました。
緑が生い茂っていて、走っていてとても気持ちええー

瑞牆山-011
クリスタルラインからみずがき林道を経て、大自然の驚異 「瑞牆岩塊の絶景」 を眺めることができる 「みずがき山自然公園」 へ。

瑞牆山-012
この辺りには、いろんな林道がありますが、通行規制とか道路状況の変化があるのでご注意を!

瑞牆山-013
「みずがき山自然公園」は、2001年に全国植樹祭が開催され、天皇・皇后両陛下をお迎えしたところで、その跡地が 「みずがき山自然公園」 として整備された所です。
両陛下ご来臨のお蔭もあって、アクセスが開かれ、道路は林道でも全て舗装され、おまけにカーブミラーやガードレールも自然景観を壊さないよう間伐材を使ったものが整備されていて、こんな山奥としてはアクセス環境が抜群です!

瑞牆山-014
そして走り抜けていくと、瑞牆山の岩塊山容の神秘的な魅力と大自然の織りなす感動のパノラマ風景だぁ!
いゃー絶景! ”山梨随一” ではないかと思います!ww

瑞牆山-016
かつて、この瑞牆山(2230m)へは紅葉の時に瑞牆山荘へ前泊して、瑞牆山頂を極める魅力を堪能したな~
瑞牆山は、全山が黒雲母花崗岩で形成され、写真に見る南西部側は風化や浸食の影響を受けて独特の形になった奇岩や岩峰がそびえる類のない美しい景観になっています。
いゃー、いい景色だねー (^^)v

瑞牆山-017
ウイキペディアによると、「瑞牆」とは、神社の周囲を囲む垣根(玉垣)のことで、地元では、「神々が宿る山」 として敬われて来たようだ。
山名の由来は、山稜を三分割する「みつなぎ」の転訛説、崖を意味する「がき」に由来すると云う説、「甲斐国志」では、「玉塁」と呼ばれる金峰山に対して、「瑞塁」を呼び習わしたとする説が紹介されている。

瑞牆山-018
静まり返った針葉樹の森に差す光線が綺麗でした・・・

瑞牆山-019
瑞牆山の登山口正面にある、登山者向け宿泊施設と、カフェ&レストラン「モンターニュ」が併設されている瑞牆山荘、ここでランチタイムとしましょう!
今回のルートは自販機等がなく、ここの山荘が唯一水分補給ができるスポットです。

瑞牆山-020
瑞牆山荘といえば、ハンバーグだよなぁー
以前に泊まった時に、夕食で食べたのが印象的だったのです!
カフェにおいてある登山雑誌 「PEAKS」を読んで待つこと暫し・・・、お待ちどう様ですー きたきた!
カリッとした焼き具合、酸味の効いたデミグラソース、そう!これこれ、美味しい~!

瑞牆山-021
一服して、そしてリスタート!
クリスタルラインといえば、昨年の今頃、大弛峠に行ったなぁ・・・

瑞牆山-022
下界は猛暑で暑いんだろうなぁーと思いながら、こんな木陰の林道の中を走り抜けていきますよー
気持ちいいに決まってます!

瑞牆山-023
クリスタルラインとは、ここ木賊峠でお別れ。

瑞牆山-024
木賊峠は標高1670m、クリスタルラインのほぼ中間地点にあります。
ここの展望広場からは、手前の山々とその奥の御坂山塊がなす二重山稜の上に、悠々と裾野を広げた富士山を眺めることができるんだけど、残念ながら霞んでいて見えなかった・・・

瑞牆山-025
長窪峠から望む八ヶ岳もやや霞んできましたね・・・

瑞牆山-026
観音峠は見晴らしもきかない所で、パッとしなかったです。。。。

瑞牆山-027
さぁーてと、竜王へと豪快なロングダウンヒルへと向かいますかね。
この先、標高が700m位から急に空気が熱風に変わって、あぢぃぃぃぃぃー
下りて来たら、甲府盆地は流石に猛暑でした!(>Д<)

瑞牆山-028
山岳ライドの魅力は、峠を極め下界の絶景を眺める感動が大きいけれど・・・、
美しい山容を大自然の中から見上げるのも素晴らしいです!
今回は、美しい木々の林道を走り、大自然の驚異 「瑞牆岩塊の絶景」 を訪ねてみました。
いい天気にも恵まれ、青空の下でボーとこの絶景を眺めていると時間を忘れるね!

そしてこの後、デポ地に戻りマリアローザを脱ぎ捨て、山口温泉でフロ・デ・リタイアして帰路につきました・・・