飛行機輪行からの続きです・・・
地層や岩石、地形、火山、断層など、貴重で美しい自然遺産が数多く残る地域を、「ジオパーク」と言います。 そんな、地球や大地の営みを感じながら。阿蘇ジオパークを走り、地球の息吹を感じに行ってみよう~  
阿蘇は、生きているぞぉー! 
草千里
阿蘇を走るのは、なんと三十数年前の学生時代以来!
当時は九州一周の過程の中で、熊本市内から阿蘇を越えて高千穂を経由して宮崎へ抜けたっけ!
いゃー懐かしいなぁー
阿蘇
(引用: http://www.hcc.co.jp/gallery/2012/03/201204.html)
阿蘇カルデラは、世界最大級の規模を誇り、中心には現在も噴煙を上げ続ける中岳をはじめ、多くの山々で構成される火山群があります。
火山群の回りの山麓には平地が広がり、火山群と平地を取り巻く外輪山が形成しています。

阿蘇-000
そんな阿蘇火山の大地は、高低差も多いいし、絶壁を上ったり下ったりと、走行距離は短いものの、獲得標高がすんごーい!

阿蘇-001
空港から県道28号線を走り、途中から旧道にそれて西外輪山へ、南阿蘇の入口にある俵山を上ってみよう! 山頂付近には自然エネルギーの長である風力発電機が何機も並んでいて圧倒される景色だねー
近くまで行くと、ゴー~という重低音が響いていて思いの他、怖さもあったりと迫力満点!

阿蘇-002
阿蘇の外輪山の南西に位置する俵山峠の旧道沿いにある展望所、ここからは阿蘇山や南阿蘇の絶景が見られます。知名度は高くないですが景色は抜群に良いです。
もう少し晴れてくれてれば、もっといい眺めなのになぁー

阿蘇-003
ここから下る道は広くは無いけど、草に覆われ高い木々が無いので見通しが良く素晴らしい風景が広がる~

阿蘇-004
カルデラ内側の平地に下りてから、今度は中心の阿蘇火山群の山々へと上り返しです。
遠くに見えるのが北外輪山、その下に阿蘇の水田地帯が広がっていますね。

阿蘇-005
約9万年前の大噴火によって形成された独自の地形や地層、噴火がたらした地質なので、高い木々は根が付かず、濃い緑の草原となってます。

阿蘇-006
噴火活動の歴史を感じさせる特殊な景観が広がる中を走り抜けて行こう!
真ん中やや右に見えるトンネルを向こう側から手前へと抜けて、中岳へと上っていきます。
空港を走り出したときは、やや蒸し暑かったけれど、外輪山を越えたあたりから曇り天気でやや風もあったりと、路肩の温度表示も17℃とやや肌寒かったなぁ~

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振り返ると火山特有の荒々しい稜線、盛りを終えた赤紫色のミヤマキリシマが幽玄な景色を演出してます。

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中岳火口からの噴煙が見えてきたぞー

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やれやれ、火口に至る最後のアプローチの勾配がきつかったなぁー (>Д<;)

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火山活動の活発化のほかに、悪天候で視界が確保されない時や火山ガスが流れてきたときには火山規制が実施されるけれど、この日は青ランプが点灯していて問題なしです。

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世界有数の規模を誇る二重式火山で中央にそびえる中岳は、今なお白い噴煙をあげてます。 
中岳には7つの噴火口があり、今も噴煙をあげているのが中岳第一火口。周辺は溶岩がゴロゴロしており昔の噴火口がいくつも大きな口を開けていて、まるで月のクレーターのようですね。

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火口の底には、「湯だまり」が見えますね。
湯だまりの色は、平穏時はエメラルドグリーンのようですが、火山活動が活発化するに伴って、灰白色→灰色→黒灰色等と変化するそうです。

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数千年前に形成された中岳新規山体の火口原、黒い砂やスコリアの細粉で覆われています。
中岳火口の南東部に位置する古い火口の跡である砂千里ヶ浜、黒い砂浜が続いていることからこの名前がついたといわれています。
地球の息吹を感じると共に、阿蘇の大自然のすごさがうかがえますね。

地球が作り出したダイナミックな活動を、まだまだこの先も感じ、そして楽しみますよ~ (^^)v
阿蘇ジオパーク・後半に続きます・・・