冷たい風が吹く寒空の中、久しぶりに三浦イチへ行ってきました!
三浦半島ってこの時期、海岸線は寂しい限り・・・、
ただ単に周るのもどうかなー?と思って、歴史遺産を巡ってみることに。。。。
走水水源貯水池
三浦半島には数多くの歴史スポットが残されているって知ってました?
中世の頃に三浦半島を支配した「三浦一族」の城跡や寺社仏閣、ペリー艦隊の来航、幕末の志士達の足跡が残る開国の港町「浦賀」、そして、旧日本軍の軍港として栄えた港町に残る軍事施設など歴史遺産の宝庫なのです・・。
掃海艇えのしま
歴史遺産とは全く関係ないけど、チョッと江の島へ寄り道
毎年クリスマスの時期に江の島で「シーキャンドルライトアップ」の一環として掃海艇が一般公開されます。
今年は日本初のFRP製掃海艇「えのしま型」、まさしく艦名「えのしま」が江の島湘南港にて初公開です!
新艇間もないとあって綺麗な艇体だねー

クロスレール
JR横須賀線田浦駅から田浦港方面へ、 今は使われなくなった引き込み線が残っています。 それは戦時中の遺産でもある軍用線です。
当時重要な軍事拠点であった田浦地区には、海軍工廠造兵部や海軍軍需部があり、軍事物資運搬の為、引き込み線が建設され各地へ送り出されていました。
戦後も米軍や自衛隊基地の輸送にも使われていましたが、その後、使われなくなり、一部で線路が撤去されたものの、 現在も一部で線路が残されています。
そしてこの廃線跡には、全国的にも珍しいダイヤモンドクロス(レールの直角平面交差)が 残されているのです。鉄道は通常直角には交差させない為、非常に珍しいものです。
その歴史や存在は大変貴重ですが、 今は誰も見向きもしないものとなり、ひっそりと存在してました。

比与宇トンネル
ダイヤモンドクロスの先には比与宇トンネルがあります。
現在は車道トンネルですが、当時はトンネル内で弾薬や物資の積み下ろしが行われ、長浦倉庫方向と田浦駅方向へのスイッチバックを行っていました。
引込み線のレールや、スイッチバック切替えの為のポイントが今も残っています。

ヴェルニー公園
言わずと知れたヴェルニー公園。幕末、横須賀製鉄所の建設と運営を手がけ、日本産業の近代化に貢献したフランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニーの業績をたたえて名付けられた公園です。
公園内には、実に様々な石碑が建てられています。
海を見れば、正面には米軍の潜水艦やイージス艦、フリゲート艦などの艦船を見ることができ、写真の左側には、今日は海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」を見ることができました~

おりょうの墓
先日、京都に寄った時に、久しぶりに坂本龍馬の墓へ行ってみました。
その龍馬の妻「おりょう」、今となってはおりょうの気持ちなどは分かりませんが、決して幸せだったと言える生活ではなかったのかもしれませんね。
不世出の英雄・坂本龍馬との僅かな結婚生活、その後の波乱万丈な生活、そんなおりょうの墓が、「京急大津駅」の近く信楽寺にあります。

走水水源地煉瓦造貯水池
観音崎に程近い「走水」はその名が示すように地下水が豊富で水質が良いことでも知られています。
観音崎の初代灯台を建設した前述のヴェルニーは横須賀造船所の建設にも関わり、そこで使用する水道水として走水の豊富な湧水に着目して水源としたのが走水水源地の始まりです。
写真は明治初期に造られた走水水源地のレンガ造貯水池、貯水池のレンガはイギリス積で、アーチ型部分の内側は出入り口として使用していたものを後に長手積のレンガで塞いでいるため、レンガの色合いや質が異なっています。

浦賀ドック
浦賀湾をぐるっと回ると、巨大な建物が海側の道沿いに続いています。一世紀以上にわたって約1000隻にのぼる船をつくり続けてきた浦賀ドックの跡地です。
1897年(明治30年)に日本で最初のドライドックとして誕生して以来、日本丸、海王丸をはじめ、青函連絡船、大型タンカー、護衛艦などの船がこの浦賀ドックで建造されたのです。
あの「咸臨丸」の修理や日本初の洋式軍艦「鳳凰丸」を造ったのもこのドックなのです。

陸軍桟橋
浦賀ドックからしばらく走ると、通称「陸軍桟橋」と呼ばれるL字型の桟橋があります。
太平洋戦争終了後、南方や中国大陸からの引き揚げ者約56万人が、懐かしい日本の地に第一歩を印したところなのです。
他にも歴史遺産スポットがいろいろあるけれど、今日はこんな感じでオシマイ!

大根干し
今年も三浦海岸の砂浜には、潮風を受けて漬物の大根の掛け干しが行われていますねー
この季節の三浦海岸の風物詩ですね! 潮風にさらされて一段と美味しくなるそうです。

宮川公園
宮川公園の風力発電の風車も「ブォン・ブォン」と音を立てて周るほど今日は風が強かったー
しかも空気が冷たかった~
この後、三崎港で美味しいランチを食べて、帰路を爆走!
久しぶりのロングランで、ツ・カ・レ・タ・・・・ (>Д<;)